SPICEアニメ・ゲーム班オススメ!今だからこそ観たい!家で楽しめるアニメ三選 Vol.1

SPICE

2020/4/10 18:00


4月7日に発令された「緊急事態宣言」に伴い外出の自粛、自宅待機が続いていますが、そんな時こそお家で楽しめるアニメ作品を見るチャンスに変えていこう!ということで、SPICEアニメ・ゲームジャンルのライター・編集陣が総力を決して「今お家で楽しめるアニメ三選」をお届けします!(配信状況は執筆時のものです)

Vol.1選者:加東岳史

SPICEアニメ・ゲームジャンル編集長、劇団GAIA_crew代表も努めており、過去に水樹奈々座長公演などの演出・脚本も担当。アニソンメインのDJ活動も行っている。多面的にアニメ・ゲーム・コミックを愛する40代の金髪。

オススメ作品①
『ジャイアント ロボ the Animation 地球が静止する日​

(Netflix、dアニメストアバンダイチャンネル)


本作は1992年から1998年まで、5年半にわたり全7話で発売されたOVA作品。横山光輝原作の特撮テレビ番組『ジャイアントロボ』を原案としたロボットアクション…ではあるのだが、この作品の見どころはロボットだけではない!

本作は原作から主人公草間大作や、ジャイアントロボが登場しているが、この作品ではスターシステムを採用して横山光輝作品から多数のキャラクターが登場している。『三国志』『水滸伝』『仮面の忍者 赤影』『闇の土鬼』『バビル二世』果ては『魔法使いサリー』まで!多彩な人物が意外な役割で出演、それがとてつもない濃い展開でバトルを繰り広げるのだ。監督である今川泰宏氏のケレン味“しかない”熱いストーリーとセリフ、そしてアクションには涙を浮かべずにはいられない。

更にこの作品はテーマとして「父と子の絆」というものが掲げられている。受け継がれていく思いというものが大作少年の成長とともに感じられる。

音楽も全編ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラで録音されている豪華さだが、更に話題となったのはその声優陣の凄さ。

主人公である山口勝平、ヒロイン島本須美だけでなく、飯塚昭三、江原正士、青野武、若本規夫、大塚明夫、緒方賢一、家弓家正、麦人、羽佐間道夫、野沢那智、大塚周夫、中田浩二、市川治、中村正、矢島正明…という超豪華版。すでに鬼籍に入られている方もいらっしゃるが、その名演を楽しむのもこの作品の見所だ。

「手描きアニメーションの最高峰」とまで言われた本作、熱い思いが胸に湧き上がる本作は是非この機会に見てもらいたい。

オススメ作品②
『波よ聞いてくれ​
(Netflix、dアニメストア、AmazonPrime Video)



TVアニメ『波よ聞いてくれ』第2弾PV

『無限の住人』で有名な沙村広明原作の本作。札幌在住のスープカレー屋で働く鼓田ミナレがひょんなことから地元FM局で深夜番組をもつことになり……というこれだけ書いても何の話なんだ?という作品ですが、これが癖になる面白さ!

サディスティックな描写と、ハードな展開で読者をグイグイ引き込む沙村が作中でたまに見せる、マニアックかつ楽屋落ち的な笑いが全編に散りばめられた本作は、圧倒的な言葉の渦に身を委ねているといつの間にか「わかる…」とか「あるある!」とつぶやいてしまうこと請け合い!

執筆時点でまだ第一話なので、この先どうなっていくか楽しみな一本だ。

オススメ作品③
『灰羽連盟
(Hulu、dアニメストアU-NEXTバンダイチャンネル


『serial experiments lain』のキャラクター原案などで知られる漫画家・イラストレーター安倍吉俊制作の同人誌『オールドホームの灰羽達』を元に構成されたテレビアニメ作品である本作。

高い空からまっすぐに落ちてきた少女。彼女たちは繭の中で目を覚まし、背中に灰色の羽を背負う「灰羽」という存在としてこのグリの街で生きていくーー

独特な世界観や、雰囲気のある抑えたトーンの風景、非常に細やかに演出された登場人物たちが淡々と生活していくこの作品だが、2002年の放送当時はフジテレビの深夜アニメ黎明期、放送環境も非常に良くなかった。

この灰羽連盟も例外ではなく、第6話以降は2話連続で深夜26:28から放送という厳しい時間帯でのオンエアとなった。

しかし、この深夜深い時間だからこその静けさが本作の静謐な空気と相まって、当時リアルタイム視聴していた筆者の心に深く刻まれる一作となっている。

主人公ラッカを通じて見るグリの街、そして灰羽たちが住むオールドホームの情景。かなり謎の多い世界観だが、それが明かされることもなく唯生きている人々を描いているのが印象的だ。

そして終盤にかけてはクライマックス的な事件が起きるのだが、それすらも受け入れて生きていくオールドホームの灰羽たちにいつの間にか心惹かれる本作。自宅待機の今だからこそゆっくりとした時間で見てもらいたい隠れた名作だ。

正直今回の企画で三本に絞るのはかなり難しかった。それくらい日本にはアニメの名作がたくさんある。

本当なら20本くらい勧めたいところだが、他の作品はSPICEが信頼するライター陣に譲るとしよう。昔と違って最新作から過去の名作まで自宅で楽しめる今だからこそ、素敵な作品に触れて心を豊かにして、この難局を楽しく乗り越えていきたい。

大丈夫!サブスクに上がっている作品を全部網羅していたら多分今年いっぱい楽しめるはずなので(笑)。

SPICEアニメ・ゲーム編集長 加東岳史

当記事はSPICEの提供記事です。

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