“握手会”ネタでブレイクのジェラードン「見てろよって、ずっと思ってる」<インタビュー>

ジェラードン

 

若手注目株のトリオ・ジェラードン(にしもとさん、海野裕二さん、かみちぃさん)が、初となるベストネタDVD『ジェラベスト~とりあえず10本~』を4月15日(水)にリリースします。

チケットが即完した本公演のネタにまつわる思い出や今後の活動の意気込みまで、お三方に単独インタビューしてまいりました。

 

ジェラードン

 

ジェラードンがブレイクした「握手会」のネタ風景から、ばっちり決めたお写真まで、あわせてご堪能ください。

 

――初のDVD『ジェラベスト~とりあえず10本~』の発売、おめでとうございます。1月30日(木)に行われたライブの収録でしたが、そのときの手ごたえはいかがでしたか?

 

海野さん:ありがとうございます。1月30日のライブの前に「ほぼベスト」みたいなライブをツアーでやっていたんです。そのときの感触で、やり慣れているネタをあえてやらないほうがいいのかな、という傾向がちょっとあったので、新しいネタをやってみました。

けど、あまりウケなくて(笑)。意外と、がっつりYouTubeとかにあげているネタをやったほうがウケたりしましたね。「握手会」が、あんなにウケるとも思わなかったですし。

 

かみちぃさん:そう、(「握手会」は)知られすぎているので、ウケないかなと思っていたんです。どのネタもYouTubeとかで観てくださっているお客さんがたぶんいらして、「これか!」というウェルカムな目線で観てくれたので、終始いい感じでやれていました。

 

にしもとさん:ベストだなっていう感じがしました!

 

ジェラードン

 

――心残りは全然ない公演となっていたんですね。

 

にしもとさん:あ、でも……ライブ前のアナウンスだけは、やばかった……。最初に、「ご来場の皆さん」と注意事項を伝えるくだり、あるじゃないですか? 「3人でやろうか」とやったんです。僕のイメージでは、言ったら(声に)気づいてくれて、皆さんが笑ってくれるだろうなと思ったんですけど、まっっったく笑い声が聞こえてこなくて。

 

海野さん:あれは地獄だった。

 

かみちぃさん:「DVD収録も入っています」と強めに言って、皆さんの笑い声がDVDにも入るので「いつも以上にわざとらしく笑ってください」というアナウンスだったんです。途中、にしもとが倖田來未さんのモノマネをしながらやったけど、ずっとスベってた。

 

にしもとさん:ネタやる前に、めっちゃスベって始まったんで。

 

かみちぃさん:めちゃくちゃ怖かった!

 

海野さん:まじで怖かった。

 

にしもとさん:空気が重たいマイナスからのスタートでしたけど、出ていったら、お客さんは温かかったのでよかったです。

 

海野さん:どんどん世界観にハマってくれたのかもね。

 

ジェラードン

 

――DVDには10本のネタが収録されていますが、メンバーの皆さんが特にお気に入り、思い入れの深いネタを挙げるなら、どちらになりますか?

 

海野さん:僕が一番緊張するやつは「音楽学校」というネタです。あとは「勇者」ですかね。僕らのネタで、僕が一発ワード入れるのはあまりないんですけど、このふたつは、ガチで決めにいかないといけないので。やっていて楽しいのは「子守唄」かな。

 

かみちぃさん:海野、寝ているだけ。

 

海野さん:楽しいですねえ。

 

ジェラードン

 

にしもとさん:僕は「ウエイトリフティング」のネタです。(ウエイトを)持ち上げて、うわっと(よろける)なるやつ。毎回このネタをやると、マジで2日くらい腰が痛くなるんですよ……。めちゃくちゃ捨て身のネタなんで!

本当に、鍋とかを思いっきりぶつけられたような衝撃なんですよ! 俺、鍛えていないからダイレクトにくるので、毎回、背骨を折るくらいの覚悟でやっていますから。その覚悟を見てほしいです!

 

海野さん:普通に打撃だよね。

 

にしもとさん:あと、くりぃむしちゅーの有田さんが「ウエイトリフティング」のネタを「めっちゃ面白い」と褒めてくれたんです。けど、おならの部分だけは「冷めるからなくしてくれ」というリクエストがあって……。

 

海野さん:まじで言われたもんな。

 

にしもとさん:「おならの音とか使うボケ、入れるな」って。でもいまだに僕らは入れ続けています(笑)。

 

――こだわりなんですね。

 

にしもとさん:そう……ですね! まだ、おならを信じて入れ続けています。

 

かみちぃさん:僕はひとつに絞るなら……やっぱり「握手会」かな。「握手会」で本当にテレビに出させてもらうようになったのもありますし。「ハチ公前」も好きですねぇ。これができたの、めっちゃ前だよね?

 

海野さん:うん。めっちゃ前。

 

かみちぃさん:今、芸歴13年目なんですけど、たぶん7~8年前くらいにできたネタなんです。当時スランプに入っていて、1年半くらいネタができていない状態が続いていたとき、ようやく久々に「いいのできた!」というのが「ハチ公前」だったから、すごく覚えてる。

 

海野さん:これで、無限大ホールのピラミッドのやつもポンポンいったしね。

 

にしもとさん:おお~!

 

海野さん:「おお~」っておい、にしもとも仲間なんだから。

 

にしもとさん:「仲間」って……なんかじーんとする言い方してくれるじゃん!

 

海野さん:(笑)。

 

ジェラードン

 

――それこそ、「握手会」でかみちぃさんが扮する如月マロンちゃんに関しては、個人SNSもあったり、曲もあったりと、注目が集まっています。キャラクターに対する思い入れもかなりありますか?

 

かみちぃさん:いやあ……最初は如月マロンなんていうキャラクターを、ちゃんとしたものにしようと思っていなかったんです。やっていったら仕上がっていった、という感じなんです。

 

ジェラードン

 

海野さん:適当に設定して、っていう感じだったもんね。

 

かみちぃさん:番組にも「マロンちゃんの格好で来てください」と言われるようになって、「曲とか出しちゃおうかな」くらいになっていきました。どんどん如月マロンが膨れ上がっていったような。インスタのアカウントに関しては、僕個人のフォロワー数を超えそうです(笑)。

 

ジェラードン

 

――そんなマロンちゃんを応援する『密着ドキュメント ごろうさんの日常』という興味深い特典も収録されています。にしもとさん、今日もごろうさんコスチュームに着替えていただきました。

 

にしもとさん:はい!

 

ジェラードン

 

海野さん:あれ、キャラというか、ほぼ、にしもとですよ。そんな変わらないと思いますよ。

 

かみちぃさん:ごろうさんの格好はしていますけど、普通のにしもとになっていることが、しょっちゅうありますね。「ごろうさんじゃないな、今」って思う。

 

にしもとさん:このキャラクターがもともと俺だったんじゃないかなって、思いますね。別にコンセプトなく、やり始めちゃっているから。

 

海野さん:そうね。全然定まっていないときがあるからね。

 

――では、苦労なくという表現が正しいかはわからないですが、そこまで作りこんでごろうさんをやられているわけでは?

 

にしもとさん:そうですね、なんか、そっちのほうが僕はやりやすいんで。

 

海野さん:「作りこんでます」って言って(笑)。

 

にしもとさん:いや、今日はリアルをお届けしようと思うので!

 

海野さん:キャラ職人でいこうよ。

 

かみちぃさん:期待に応えられずですみませんけど、にしもと、あまり作りこんではないです!

 

ジェラードン

 

――コント師や漫才師はコンビが多く、トリオは数として少ないかと思います。憧れや目標にしているトリオはいますか?

 

かみちぃさん:僕はロバートさんに憧れて入ってきたところがあるので、やっぱりロバートさんになりますね。

 

海野さん:そうだね。色的に、僕らはロバートさんやネプチューンさん寄りだと思うので、その2組は、やっぱり観ちゃいますね。東京03さんは、普通に楽しむという意味で観ちゃっています。

 

かみちぃさん:ふたり、がっつりボケがいるのがネプチューンさんなので、僕らのスタイル的には近いかもしれないですね。

 

ジェラードン

 

にしもとさん:……(悩んでいる様子)。

 

海野さん:にしもとは?

 

にしもとさん:…シティボーイズさんで!!

 

ジェラードン

 

――現在(※取材日時点)、新型コロナウィルス拡大防止のため、ライブやイベントなど行えない状況が続いています。皆さんはYouTubeチャンネルをお持ちだったりして、活動を続けていらっしゃいますよね。

 

かみちぃさん:去年まで、動画をアップするのが週2回だけだったんですけど、今年から週4回にしました。

皆さんに披露する場としてももちろん、後輩芸人の子たちを見ていても、YouTubeの登録者数が多いところからテレビに出たりもしているので、今後、登録者数もどんどん増やしていきたいです。

 

海野さん:僕らのYouTubeもですけど、今、全国の吉本の劇場が無料で朝から生配信しているんですよ(※無観客で劇場でネタを披露)。まじで面白いので、みんなに観てほしいです。

 

にしもとさん:大宮の配信とか、超面白いよね!

 

海野さん:NGKでレジェンドを観まくった後に、最後、“これから来る”若手のライブが大宮から配信される、っていう構成がいいんだよね。僕らももちろん客前に出たいですけど、逆に配信だからできるネタを、いろいろチャレンジしてやっています。みんなもそうだと思います。

 

ジェラードン

 

――今後も、『キングオブコント』などに挑戦したり、タイトルを狙っていく心構えはありますか?

 

にしもとさん:それしかないです! 表に出さずに、心の中で強く思っています!

 

海野さん:もう出してるけど……。

 

にしもとさん:はい! こういう(取材の)ときにしか言わないですけど、「見てろよ」って、ずっと思っています。

 

海野さん:うん、それは一緒。

 

かみちぃさん:うん。「勝負するネタはこれだね」で、それをどう叩いていくか、みたいな話はしています。「賞レースでいったら、このキャラでこんなことできるね」とか、3人で話したりはしますね。

 

海野さん:正直、『キングオブコント』は絶対優勝したいです。

 

ジェラードン

 

――意気込み、ありがとうございました。最後に、DVDを購入される方々に向けて、代表してどなたか、一言いただけますか?

海野さん:じゃあ、にしもとから。

 

にしもとさん:はい。えっと……まず、このDVDを手に取ったら、僕らのことを一生愛することを誓ってください。

 

海野さん:……手に取っただけで(苦笑)? だとしたら、0人の可能性あるよ。

 

にしもとさん:じゃあ、我々のDVDを手に取った瞬間に、ジェラードンファミリーです。死ぬまで一緒なんで、楽しんでください。

 

かみちぃさん:こちらも、愛します。

 

にしもとさん:はい、これは愛です。

 

海野さん:じゃあ僕からも……まじで言うと、「握手会」から知ってもらった方がいたら、こちらとしては「それだけじゃないぞ」と、いろいろなネタを観てもらえる機会なので、めっちゃうれしいです。

 

三人:よろしくお願いします!

 

ジェラードン

 

――素敵なお話をたくさんありがとうございました。今後のご活躍も期待しております!

(取材・文:赤山恭子、撮影:映美)

 

【リリース情報】

ジェラベスト~とりあえず 10 本~

発売日:2020 年 4 月 15 日(水)
発売元:よしもとミュージック
(C)2020 吉本興業

『ジェラードン× TOWER RECORDS アクリルキーホルダー』
タワーレコードとのコラボ限定セットはこちら⇒
https://tower.jp/article/feature_item/2020/01/25/2501

WRITER

  • 赤山恭子
  •        

  • エンタメ雑誌編集部に勤務後、ハリウッド映画の版権を買い付け日本国内で販売するディストリビューターを経て、フリーの映画/エンタメライターに。現在は、監督・俳優のインタビューを中心に、現場取材、映画紹介コーナーほかも担当。相手の心に寄り添い、時に突っ込みながら深めてゆくインタビューが持ち味。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ