窪田正孝、朝ドラ『エール』主演に気負いなし「一番の顔は二階堂ふみちゃん」

クランクイン!

2020/3/28 08:15

 3月30日から放送がスタートする、NHKの連続テレビ小説『エール』。本作で主人公・古山裕一を演じるのが俳優・窪田正孝だ。連続テレビ小説で男性が主人公になるのは2014年度後期放送の『マッサン』以来となるが、窪田は「一番の顔は(裕一の妻・関内音を演じる)二階堂ふみちゃんだと思っているので、彼女が一番輝ける瞬間を作れたら」と気負わず作品に臨んでいるという――。

■「主演だから」という気負いなし

窪田にとっては、2010年の『ゲゲゲの女房』、2014年の『花子とアン』に続く3度目の連続テレビ小説出演となるが、本作では主役として作品に臨む。前述したように「主演だから」という気負いはまったくないというが、窪田の家族や親せきは毎日朝ドラを観ているといい、「そんな家族が喜んでくれると、自分もワクワクした気持ちになるし、家族に喜んでもらえなければ、視聴者も喜ばせられない」とモチベーションは高まっているという。

過去にも連続テレビ小説の現場は経験しているが、「朝ドラは撮影方法やスケジュールが独特。月曜日から金曜日までNHKに通ってスタジオで撮影し、基本土日は休み。会社に通っているような感覚は新鮮ですし、リズムが決まっているのは、ある意味で楽ですね」と笑顔を見せる。

窪田が演じるのは「栄冠は君に輝く(全国高等学校野球選手権大会の歌)」、「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」「闘魂こめて(巨人軍の歌)」など、誰もが耳にしたことがある名曲を作り上げた昭和を代表する作曲家・古関裕而氏をモデルにした・古山裕一。窪田は古関さんのことをいろいろと調べたと言うと「彼のことを悪く言う人は誰もいない」と印象を述べる。役作りでは「その人柄の部分を一番の肝にしています」とアプローチ方法を語る。

一方で、実在の人物を演じることについて「あまり古関さんのことを勉強しすぎて、台本より先にいきたくない」という気持ちもあるという。古関さんの骨格となる人物像は役作りの基本としつつも、あまり情報を入れすぎて、新鮮さを失ってしまうことは避けたいようだ。

■「一番の顔は二階堂ふみちゃん」

妻となる音を演じる二階堂については「段取りのとき、ふみちゃんから見る物語が、僕が感じているものと違うことがある。そんなとき、しっかり意見を言いつつも、臨機応変に対応できる。とても人を立てるのがうまい女優さんだなと感じています」と称賛を送ると、本作の一番の顔は「ふみちゃん」と断言する。夫婦として共に物語を引っ張っていくが「彼女が一番輝ける瞬間を作れたらいいな」と窪田なりの連続テレビ小説での主演像を語る。

裕一は作曲家、音は歌手という同業の夫婦。窪田は「声楽家と作曲家とジャンルは違いますが、お互いにないものを補っている。自分が作った曲を歌ってもらうことで、いろいろなヒントを得ることがある」と夫婦が同じ職業であることの強みを述べると「音さんがいてくれるだけで助けになります。ただ怒ったときのふみちゃんの演技が怖いので、あまり怒らせたくないです。平和が一番」と付け加えていた。

■父親役・唐沢寿明には「感謝しかないです」

また、裕一の父親・三郎を演じる唐沢寿明とは、ドラマ、映画へとシリーズが続いた『THE LAST COP/ラストコップ』で共演している旧知の仲だ。以前から窪田は唐沢と共にした現場で得たことは非常に多かったと述べていたが「会見でも僕が朝ドラをやるからスケジュールを空けてくださったと話していましたが、感謝しかないです」と笑顔を見せると「僕がこうなれたのは唐沢さんのおかげ。現場での立ち居振る舞いや人へのケアなど、みんなが気持ちよく撮影できるような気づかいをされる方。俳優部が楽しいと、それがスタッフさんに伝染していく。そういう背中を見せていただいています」と絶大なる信頼感を述べる。

「1年の長丁場。体力勝負的な部分もあります」と体調管理には十分留意していると言うと「でも、1年間深く役を掘り下げられるのは朝ドラの最も魅力的なところ。1年後どうなっているかは想像できませんが、以前大河ドラマで長い期間かけて一人の役を演じたとき、あまり役を作ろうという意識がなくなり、自然とカメラの前に立つことができました。また新たな感覚が得られるのか楽しみです」と抱負を語っていた。(取材・文:磯部正和 写真:ヨシダヤスシ)

連続テレビ小説『エール』は3月30日スタート。NHK総合テレビにて毎週月曜~土曜8時放送(※土曜は一週間を振り返ります)。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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