“m-flo loves”が再始動、新世代アーティストとのコラボは「ぶっ飛ばされちゃいました」

dwango.jp news

2020/3/26 18:36


LISA、☆TakuTakahashi、VERBAL による m-flo は 2002年のLISA脱退を機に、さまざまなボーカリストを客演に迎えた“m-flo loves”を展開。多くのリスナー、ファンを魅了した。2018年にLISAが復帰。2019年には通算9枚⽬となるアルバム『KYO』をリリース。同年 11 ⽉に⾏われた m-flo デビュー 20 周年ライブ「KYO」には今までの“loves”アーティストたちも集結し、m-flo クロニクルのアニバーサリーに ふさわしいステージを披露。

そして2020年、新たなm-floの夜明けがやってくる。向井太⼀、eill、Sik-K という新世代のラッパー、ボーカリストを迎えた新しい“m-flo loves”第 1 弾『tell me tell me』の MV 撮影現場で話を聞いた。



――ライブ「KYO」やアルバム『KYO』で、“m-flo loves”の復活が⽰唆されていましたが、いよいよ今回リリースされる Sik-K & eill & 向井太⼀『tell me tell me』で新しい“m-flo loves”が動きだしました。まず“m-flo loves”復活の経緯を教えてください

☆TakuTakahashi(以下:☆Taku)「『m-flo ってアメーバみたいなグループ』って LISA が⾔ってくれた素敵な⾔葉があって。まさにアメーバのようにかたちを変えて、いろいろな⼈とつながって 20 年間いろいろなことをやってきました。ここからまた LISA がいる状態で“m-flo loves”をやってみたら⾯⽩いんじゃないかというのがきっかけです」

 ――かつての“loves”と今回の“loves”の繋がり、またはその違いはなんでしょうか?

☆Taku「今回の“loves”は⾊んな可能性があって、LISA、VERBAL、☆Taku3 ⼈揃っての“loves”も あるし、逆に☆Taku と VERBAL だけの“loves”、LISA と☆Taku だけの“loves”もあるかもしれない、 ☆Taku がいなくて VERBAL と LISA だけの“loves”もあるかもしれない。というところですね」

 ――☆Taku さんがいないというのは、想像できませんが m-flo としては⾰新的ですね。今回その第 1 弾 『tell me tell me』についてなんですけど、向井太⼀さん、eill さん、Sik-K さんの 3 名を“loves”に迎えたのはどういった理由なんでしょうか

☆Taku「その辺は VERBAL とも話をしていて、すごい⼤事なのは、ここから m-flo が何をするのか意志 表⽰をすること。太⼀くんも eill ちゃんも Sik-K くんも、僕が⼤好きなアーティストたちなんですけど、この 3 ⼈を選んだのは『新しいことをしていくよ』っていうメッセージでもある。そして⽇本だけじゃなくて、世界ともっと もっと近づいてつながっていこうよっていう思いが詰まったメンバーですね」

 ――実際共演してみて、それぞれのアーティストの印象を教えていただいてもいいですか

VERBAL「まず、eill さんに関しては☆Taku がずっと昔から、『すごいシンガーがいるんだ』と⾔っていました。ゴリ推ししているのを聞いていたんで、⾃分でも楽曲を聴いて『いいんじゃない』って思ってたんですけど、⾃分たちの楽曲に乗ったボーカルを聴くと『おお︕やっぱりすげえな』という実感がさらに湧きました。向井太⼀くんも☆Taku がよく⼀緒に仕事してたんで、会う前から馴染みを感じていましたね。eill さんと向井くん、この 2⼈のハーモニーがすごくいいなって思ってるところに、Sik-Kくんがどうハマるんだろうというのは楽しみだった部分です」

――Sik-K さんとはどのように制作を進めていったのでしょうか?

VERBAL「僕たまたまパリ⾏ってるときに、彼と会ったんですよ。『これから曲作るんだけど、どうしたらいいかな?』って⾔ってて。『わかんないけど、とりあえずバースを思ったように⼊れてみたら?』って(笑)『分かった』って本当にその直後ぐらいには Sik-Kくんが録った部分が送られてきて、『あ︕なるほど、こうなるんだ』と、驚かされましたね」




――eill さん、向井太⼀さん、Sik-K という新しい世代のアーティストから感じたことはありますか? 

VERBAL「今の世代の⼈たちって悟ってるというか分かってるんですよ。コラボレーションするのが当たり前の世代なんで。僕たちが“m-flo loves”を始めたころは、⽇本ってまだフィーチャリング⽂化がないに等しかったんです。今やそれが⾝体に染みついてるというか慣れてる。『こうでしょ』っていうのが提⽰できる。こんなこと僕が⾔うのも恐縮なんだけど、上⼿です。“loves”を始めた僕たちのほうがぶっ⾶ばされちゃいましたね」

☆Taku「ほんとそうですね。今回、みんな制作環境はバラバラで、LISAと向井太⼀くんがスタジオは⼀緒だったんだけど、ニアミスで会えなかったから、個々にはそれぞれ会ってるけど今⽇のMV 撮影の現場で6⼈全員が初めて顔を合わせたという感じ。Sik-Kくんも、韓国のスタジオで⾃分のパートは録ってくれたけど、ちゃんと⽇本に来てくれたのは良かったよね」

VERBAL「⼀緒に曲でラップするならやっぱり⼀緒にスタジオ⼊ってやりたかったからね」

☆Taku「VERBALのバースにも声⼊れてくれたりしたよね。さらに楽曲の厚みが増しました。ちゃんと会って彼とセッションできたのは⼤きいです」

――VEBALさんのバースは今回、韓国語のリリックが使われていますが、Sik-Kさんとの繋がりを意識したのでしょうか?

VERBAL「彼が、英語と⽇本語でラップしてくれてるじゃないですか。『You know what I'm saying』 から、『Gotta talk you in different language』っていうくだりからの僕なので、いきなり⽇本語だとちょっと違うなと思って。僕のつたないGoogle翻訳で調べた韓国語を⼊れてラップしてみました。最終版になるまでに 2、3 回くらい変更を経てるんですけど、それこそ昨⽇もSik-Kくんと⼀緒にスタジオ⼊ったんです。そしたら韓国語部分の歌詞をちょっと直されましたね(笑) 」

☆Taku「(笑)直されたっていうか、⽂法的なところを整えてくれたね。でもさ、実は VERBALは韓国語喋れる説あるよね」

――確かに。すごいナチュラルな発⾳で、さすがだなと思いました。 

VERBAL「酔っぱらうと流暢に喋るらしいです(笑) 」

☆Taku「そうらしいんですよ。僕も⾒たことないけど(笑)」

――そして、なんと⾔っても『tell me tell me』のハイライトのひとつは LISA さんによる冒頭の歌い出しですよね。2003 年の m-flo loves melody. & Ryohei の『missyou』が真っ先に浮かびました。複数⼈のボーカリスト、MVの世界観など、共通点をいくつか⾒出すことができますが、『missyou』との繋がりと、こ のアイデアが⽣まれた経緯を教えてください。 

☆Taku「まさに『missyou』は“loves”を象徴する楽曲なんですが、アタマの『DJ play that music louder, お願い』を、LISA が歌ったら⾯⽩くない?っていうところから取り⼊れることにしました。みんなビックリするだろ!?って思って」

 ――『missyou』、リアルタイムで聴いていましたから。今またこのフレーズを LISA さんの声で聴けたのは、思 わず感動してしまいました。 

LISA「え~嬉しいです。ありがとうございます。」

☆Taku「Sik-Kくんも⾔ってたよ。LISA のこのフレーズを聴いて、『“m-flo loves”をやってる実感がもっと湧いたよ』って。聴かせる⼈みんな『LISAの声だ!! 』って驚いてくれる。 パラレルワールドですよね。可能性が交差しているっていう意味で、LISA のいる『missyou』。最初ね、歌 詞変えてたんだよね」

LISA「そうそう。「m-flo loves back again~♪Are you ready♪」だったね」

☆Taku「VERBAL に『どう?』って聴かせてみたんですよ」

VERBAL「だったら、オリジナルをまんま LISA が歌った⽅が⾯⽩くない!? って⾔いました」

☆Taku「そう。VERBAL とお互い話してて」

LISA「うん。イイ︕イイ︕」

☆Taku「確かに︕と思って、ともすれば LISA にスタジオにもう⼀回来てもらわなくちゃと。(笑)」

LISA「(笑)結局、もう⼀回スタジオ⾏って ReRec したんですよねえ(笑)でも、その 1 回、ワンフレ ーズのためだけでも Thatʼs Perfect.録って良かったです」

☆Taku「そのテイクめちゃくちゃ良かったんだよね」

LISA「そうね︕慣れ親しんだアットホームなスタジオってのも⼤きかったと思います。たったワンフレーズだけでも」

――『tell me tell me』は恋⼈や親しい関係にあるパートナーとのすれ違い、価値観 の対⽴によるもどかしさと葛藤がテーマになっています。m-flo の皆さんがそう⾔った相⼿に感じる「わからない︕︕」って思うことを最後に教えてください。 

VERBAL「うん。わかんないことだらけですけど、いちばんはやっぱりね、この⽅(LISA)のことがいまだにわ からないんですよ」

☆Taku「恋⼈やパートナーっていうか LISA がわからない(笑) 」

LISA「⾃分でもわかんない︕(笑)どんだけ説明してもみんなわかってくれない︕わかんないんですよ ~」

☆Taku「そもそもね。『エヴァンゲリオン』に出てくる加持さんも『“彼⼥”とは“遥か彼⽅の⼥”と書く。⼥性とは向こう岸の存在だよ、我々にとってはね』って⾔ってましたから。ミステリーでしかないんですよ」

LISA「あら。素敵。」

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