「流暢な話し方」は二の次。あがり症なら押さえておきたい3つのポイント

  • 初対面の人と話すとあがってしまう
  • 上司と話すと緊張する
  • 雑談がうまくできない

などなど、いざというときにあがってしまい、コミュニケーションがうまくいかないという方は決して少なくないはず。

そこでご紹介したいのが、『初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方』(麻生けんたろう 著、秀和システム)です。

著者は、いまこそラジオDJとして活躍しているものの、かつてはあがり症だったという人物。

つまり本書では自身の経験に基づき、体験談も交えながら、「度胸も経験も不要のテクニック」を紹介しているわけです。

これからご紹介する話し方、聞き方、コミュニケーションスキル、ビジネスマナーを身につけておけば、あがることなく、苦手意識も過去のものとなり、仕事や職場のやり取りで悩むことはなくなるでしょう。

そうなれば、営業で結果を出したり、会議で企画が通ったりして、社内での立場も上がります。

将来、転職や独立するにしても、大きな武器になることは間違いありません。(「はじめに」より)

そんな本書のなかから、きょうは第2章「まずは成功することより『失敗しない』こと」に焦点を当ててみたいと思います。
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初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方
初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方
1,540円

「流暢な話し方」は二の次。減点法で考える


若い方であれば、上司や先輩のように流暢に話せないことに焦りを感じてしまうかもしれません。

しかし、決して焦る必要はないのだと著者は断言しています。理由は明白。これから場をこなして経験を積み重ねていけば、いつか必ずいまより話せるようになるからです。

むしろ現時点で重要なのは、コミュニケーションの基本を守ること。そこで、どんな場面においても相手の存在を大切にすべきだといいます。

おもしろくない話題でも、価値観が合わない意見でも、理解しにくい説明でも、相手の発言や会話の内容を認めるというスタンスを持つべきだということ。

まずはそれを心がけ、そうしたうえで、伝えるべき情報をしっかり届けるべきだという考え方です。

そして、もしも大事な場面で忘れそうなことがあったとしたら、メモを活用したほうがよいとも著者は主張しています。

メモは自分が話すためだけでなく、相手の話を聞くときにも有効だというのです。

誰もが一度は、「社会人になったらメモは大事」と言われたことがあるのではないでしょうか。しかし基本中の基本であるだけに、上司や先輩は逆に忘れてしまいがち。

だから若い人こそ、初めのうちはベーシックに徹したほうがいいということです。

その場では流暢に商談できなくても、打ち合わせのあとに上司や先輩から「さっき相手の人、なんて言ってたっけ?」などと聞かれて、頼りにされるかもしれません。 東大英語の受験と一緒で、しゃべりも減点法を意識してください。

まず加点することは頭の片隅に置いておき、加点できる可能性を秘めておく(ためにメモする)というくらいの感覚で大丈夫です。(53ページより)

無理に狙って背伸びした話をすると、かえってボロが出やすくなるもの。

そこで、「上司や先輩とくらべて、自分はまったく話せていない」と思ったなら、まずはメモができているかどうかをチェックしてみようと著者は提案しています。

なぜなら最低限、その基本ができていれば悪い印象にはならないものだから。(52ページより)

上司には「結論から言う」習慣をつける


上司に対して報告すべきことを報告したとき、「結論から言ってくれ」と返された経験がある人もいらっしゃるかもしれません。

思わずムッとしたくなるかもしれませんが、上司とはそういうものだと思った方がいいと著者。

もちろん人にもよるでしょうが、管理職になれば時間に追われてしまうもの。

効率と効果を求められ、常に判断を迫られる立場に身を置くと、一分一秒たりともムダにはできなくなるわけです。

したがって部下は、それが相手のポジショントーク(立場としてのコミュニケーション)だと理解し、シンプルに応えるように対処すればいいだけだということ。

いいニュースを伝えるときも、逆に悪いニュースを報告しなくてはいけないときも、とにかく「結論から」を意識してください。

いいニュース「10台の受注が取れました。1週間、毎日通った成果です」

悪いニュース「残念ですが、採用は他社に決まりました。経緯の詳細をご説明してもよろしいでしょうか?」 (55~56ページより)

たとえばこのように、結論から先に伝えることが大切だということ。

もしも結論を後回しにしたら、上司は話を聞きながら「結論はなんだ?」「なにが言いたいんだ?」と感じるかもしれません。

それどころか、「いつ話が終わるんだ?」「そもそもなんの話だ?」となって、次第にイライラしてくる可能性も。

なかでも注意すべきは、悪いニュースを伝えなければならないときに、長々と経緯を説明すること。言い訳だと捉えられてしまうため、注意が必要であるわけです。

それどころか不必要に相手を怒らせることにもなりかねないので、「結論から言う」習慣をつけるべきだということです。(54ページより)

「結論」とは相手が真っ先に知りたい情報のこと


しかし「結論から言おう」と心がけたとしても、サッと対応することはそう簡単なことではありません。

そこで著者はここで、“ちょっとしたコツ”を明かしています。

毎朝、新聞を読むあなたなら、大見出し、中見出し、小見出しの順番で考えればわかりやすいと思います。大見出しが結論に当たる部分なので、まずはそこから話し始めてください。

場合によっては、大見出しだけで伝え終わることもあるでしょう。要は、その部分を聞いただけで、相手が真っ先に知りたいことがわかればいいのです。(57ページより)

たしかにこの点を意識するだけでも、“結論から簡潔に”伝えられるようになれそうです。(56ページより)
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初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方
初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方
1,540円



相手が誰であったとしても、臆せず懐に飛び込んでいけるコミュニケーションスキルを身につけること。

そして、ひとりでも多くの方から、自分の伸びしろに気づいてもらえるようになること。

大切なのは、この2点だと著者は記しています。つまり本書は、ひとりでも多くの方にそれを実現してもらえるようにとの思いから書かれているわけです。

あがり症をなんとかしたいと思っているのなら、手にとってみてはいかがでしょうか?

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Photo: 印南敦史

Source: 秀和システム

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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