プラバース様の神MV!匂い立つ魅力に落ちる『サーホー』#野水映画“俺たちスーパーウォッチメン”第七十五回

SPICE

2020/3/25 19:00



TVアニメ『デート・ア・ライブ DATE A LIVE』シリーズや、『艦隊これくしょん -艦これ-』への出演で知られる声優・野水伊織。女優・歌手としても活躍中の才人だが、彼女の映画フリークとしての顔をご存じだろうか?『ロンドンゾンビ紀行』から『ムカデ人間』シリーズ、スマッシュヒットした『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで……野水は寝る間を惜しんで映画を鑑賞し、その本数は劇場・DVDあわせて年間200本にのぼるという。この企画は、映画に対する尋常ならざる情熱を持つ野水が、独自の観点で今オススメの作品を語るコーナーである。
映画『サーホー』
映画『サーホー』

世間では暗いニュースが続いているが、皆さん体と心をやられてはいないだろうか。私も出演する予定だったイベントが中止になるなど残念なことが続いたので、ちょっとしょんぼり……。「こんな時こそインプットを増やす時!」と、空いた時間で映画を観ている。やはり、映画は感情を動かし、元気をくれるいいものだ。皆さんもたくさん観ようではないか!そんなわけで、今回は観るだけで代謝がバリバリ上がる(※個人の感想です)映画『サーホー』を紹介しようと思う。
映画『サーホー』
映画『サーホー』

大都市・ワージーで、3億ドルの盗難事件が発生した。“伝説の捜査官”アショークと相棒の女性警察官・アムリタは、窃盗団を追ううちに、犯罪組織が隠し持つ金庫の存在にたどり着く。金庫の鍵となる謎のブラックボックスを巡り、アショークと組織は激しい攻防戦を展開。さらには犯罪組織の跡目争いも絡み、事態は予想もしない方向へと進んでゆく。

“プラバース様”の魅力がヤバい!!

伝説がそのまま現れた 映画『サーホー』
伝説がそのまま現れた 映画『サーホー』

本作はインド映画らしく、上映時間は169分とやや長め。実を言うと鑑賞前は眠くなったり飽きたりしないかと、ちょっと及び腰だった。だが観終わってみれば、語彙力が根こそぎ持っていかれるほどよかったのだ!!!

よかったポイントその1。アショーク役“プラバース様”のカッコよさ。彼は日本でもブームとなった『バーフバリ 伝説誕生』(15)で主演を務め、その美貌とアクションで日本のファンたちを軒並み虜にした俳優だ。ワイルドな魅力にあふれるシヴドゥ(『バーフバリ』での役名)と比べ、本作でのプラバース様のカッコよさはまた一味違う。『バーフバリ』の際は体重を増やして役に臨んだそうだが、本作ではその体をみっちり細マッチョに絞り込み、ちょいナルシストな色男を演じ切っている。普段ならばこういったキザでチャラいキャラクターに惹かれない私は、最初こそ冷静に観ていたのだのだが、どこか寂しげな瞳、射殺すような鋭い視線で見つめられ、所作から匂い立つ色気に当てられ、気がつけば「あれ?何かドキドキ……」と、アムリタと一緒に恋に落ちていた。
映画『サーホー』
映画『サーホー』

よかったポイントその2は、プラバース様の神MV(ミュージックビデオ)だ。歌って踊るミュージカルシーンの多いインド映画の例に漏れず、本作にもアショークやアムリタの歌唱シーンがある。だが、『サーホー』のそれはこれまでのインド映画のイメージを覆すような、MVのごとき映像ばかり。イケイケな楽曲に乗せ、美女に囲まれたプラバース様が踊る!ピンクの湖で優雅に歌う!戦車で砂漠を駆ける!サーカスの中心で舞う!どのシーンも、「このシーンだけでいくらかかっているんだ!?」と驚くほどバブリー。とにかくプラバース様がカッコいい。もはや、美しい映像と美しいプラバース様を眺めるための小休止タイムと言っていいだろう。そうして私は、ミュージカルシーンが来るたびに、さらにプラバース様の魅力に落ちてゆくのであった……。え?語彙力?先ほどもチラッと書いたように語彙力は根こそぎ持っていかれ、死んだのだ!

プラバース様の話だけで文字数が埋まってしまう!

映画『サーホー』
映画『サーホー』

『サーホー』の魅力はもちろんそれだけではない。二つの事件が絡み、まさかの展開を迎えたところで、『サーホー』のオープニングタイトルが登場。まるで、どんでん返しで有名な『ユージュアル・サスペクツ』(95)のような流れでのタイトル回収に驚かされる。これがエンディングではないかと思うタイミングなのだが、ここまではまだ前半戦。より面白くなる後半戦では、前述の神MVもパワーアップし、アショークとアムリタのロマンも加速、騙し騙され、結末の読めないスリルが待っている。
映画『サーホー』
映画『サーホー』

ちなみに冒頭から登場人物が多いため、若干混乱するかもしれない。不安な方は、公式に公開された6分超のオープニングシーンをチェックしていくといいだろう。


『サーホー』の意味は、日本語で「万歳」だという。「ジャイホー」(勝利あれという意味。『バーフバリ』で流行った言葉)の次は「サーホー」”が来るぞ。『サーホー』を観て、みんなでバンザイしようじゃないか!

『サーホー』は3月27日(金)新宿ピカデリー他にて全国ロードショー。

当記事はSPICEの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ