地方の生活コストは本当に安いのか? - FPが地方に移り住んで感じたこと 第58回 便利な郵便局


「東京は物価が高いので、生活費が高い」または、「地方は物価が安いので、生活費が東京に比べてあまりかからない」と世間でよく言われていることは、本当なのでしょうか。

連載コラム「地方の生活コストは本当に安いのか?」では、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際に東京から地方へ移り住んで感じたことを交えながらお伝えいたします。
○郵便局を利用しますか?

みなさんは、郵便局を利用しますか?「郵便局には行く用事がない。」また、「年賀状を購入するときのみ、郵便局に足を運ぶ。」というように、ほとんど郵便局を利用しない人が多いのではないでしょうか?
多くの郵便局の営業時間は、下記のとおりです。

主要駅前にある大型郵便局については、一部の郵便業務は週末も営業していたり、24時間営業していたりします。また、貯金窓口や保険窓口も(表1)の営業時間よりも長く営業している郵便局もあります。郵便局内にあるATMの利用時間は、郵便局ごとに異なります。17:30、18:00など夕方の時間帯に終了する郵便局もあれば、21:00、23:00など夜遅くまで利用できる郵便局もあります。

現在では、インターネットバンキングの利用が普及していますので、銀行の窓口での振込をする人は減っていると思いますが、それでも業務上や振込先の希望により、銀行窓口で振込をしなければならないときもあると思います。一般的には、銀行の窓口の営業時間は、平日の9:00~15:00ですが、多くの郵便局の貯金窓口は16:00まで営業しているので、「窓口で振込できる時間が、郵便局は1時間長い」と覚えておくとよいでしょう。
○都道府県別・郵便局数

都道府県別の郵便局の数を見てみましょう。最も多いのは、東京都の1,477局、次に北海道の1,476局、三番目に大阪府の1,113局となっています。人口の多い東京都と、面積が広い北海道に多くの郵便局が集中しているようです。上位3つの各地域のみ1,000局を超えています(黄色で表示)。

○終わりに

東京都内の街には、郵便局、銀行の支店や出張所が点在しているので、振込や引出などに関して困ることはありません。私自身地方で暮らし始めたときは、自宅の最寄り駅には銀行がなく、郵便局も徒歩圏内にはない、コンビニエンスストアにATMはありましたが、振込や引出の上限額が設けられているので、不便に感じる時も多々ありました。

東京に戻り、現在の自宅に住み始めたときに、近くを散歩していると、郵便局を2局見つけました。仕事の都合で郵便局に出向き荷物の郵送をお願いしたり、切手を購入したりすることがあるので、「東京は他の地域に比べて郵便局が多いので便利だな」と実感しました。

郵便局のサービスとして、東京23区内の郵便局を中心に一部の郵便局では、ロビーでNTTドコモ、au、ソフトバンクのWi-Fiを利用できることはご存じでしょうか?残念ながら地方の郵便局ではWi-Fi導入率は高くないのですが、順次設置を行っているようです。

私個人としては、書店とカフェの併設店が増加しているように、郵便局とカフェの併設店が自宅近くにできたらいいなと思っています。荷物を送った帰りに少しカフェで休憩したり、手紙をカフェで書いて隣りの郵便局で好きなデザインの切手を選んで郵便窓口に手紙を渡したりというのも、SNS全盛期だからこそ、おつではないでしょうか。

○高鷲佐織(たかわしさおり)

ファイナンシャル・プランナー(CFP 認定者)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/DCプランナー1級。

資格の学校TACにて、FP講師として、教材の作成・校閲、講義に従事している。過去問分析を通じて学習者が苦手とする分野での、理解しやすい教材作りを心がけて、FP技能検定3級から1級までの教材などの作成・校閲を行っている。また、並行して資産形成や年金などの個人のお金に関する相談を行っている。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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