ボーナス依存度が高い家計は早急に見直しを


少しずつ春らしい陽気を感じる日が増えてきましたね。これから新年度を迎えるにあたって、新生活や進級、進学などの準備には何かとお金がかかるものです。新しく買わなくても、あるもので済ませたりお下がりや中古品を利用するなど、抑えられる出費は抑えておきたいものです。

新年度は家計の見直しをする最適な時期です。増える出費があれば、それをどの費目を削って捻出するのかを考え、減る出費があればその分を貯蓄にまわすように、財形や定期積立を増額して、家計のバランスをとるようにしましょう。

そしてまた、ボーナス依存度が高い家計は早急に家計の見直しをしましょう。ボーナス依存度が高い家計とは、「ボーナス払いで、住宅ローンやクレジット払いを利用している」、「毎月の生活費が給料では足りず、その補填にボーナスを充ている」家計のことです。わかりやすく言い換えると、ボーナスが貯蓄に回わずに、何かしらの支払いや消費に回っている家計のことです。

なぜボーナス依存度が高い家計が危険かと言えば、家計の体力がボーナス頼りであり、その支給額が減ってしまうと家計が回らなくなってしまう可能性があるからです。あらかじめ労働契約や就業規則等でボーナスが支払われると決まっていれば、ボーナスは支払われますが、そうではなく企業の業績によってボーナスの支給額が左右される場合は注意が必要です。

新型コロナウイルスの影響で業績が伸びている業種もあれば、落ち込む業種もあります。「業績が落ち込んでいる」、「夏のボーナスが期待できない」、「ボーナス依存度が高い家計である」場合は、早急に対策を打っておきましょう。

改善・対応策としては、この夏の住宅ローンなどのボーナス払いで引き落とされるものは別途貯蓄をして備えておく。クレジット払いではボーナス払いを選択しない。そして、ボーナスをあてにした大きな買い物や旅行の計画は延期して、確実にボーナスが入金された後に計画を立てるようにしましょう。
 ボーナスを月々の収入ではやりくりできず、足りない生活費の補填に使っている場合は、毎月の収入でやりくりと貯蓄ができるように見直すことが先決です。

その中でもより注意すべき家計の例として、クレジットカード払いを利用していて、引き落とし分をその月の給料から支払い、その月の生活費はクレジットカードで支払って自転車操業になっている家計です。一度クレジットカードの清算をして、デビットカードやチャージ式の電子マネーやQRコード決済にして、支払いを先延ばしにしない家計に修正をしましょう。

そして、見直しておきたい費目としてまずは住居費や保険料、教育費、公共料金といった毎月かかる固定費です。毎月の固定費が収入に対して大きくなるほど、生活費や貯蓄にまわるお金が少なくなり、ボーナスだけではなく月の収入が減ったときにも家計が立ち行かなくなる可能性があります。思い切ったリストラ策も必要となるかもしれませんが、健全な家計を作るためには避けては通れないところです。

次に外食、レジャー、し好品、スマホ課金、定期購入、定額サービスといった積もれば大きい金額になる出費も見直しましょう。それぞれの優先順位や予算を決めて、できるだけムダな出費を抑えて、できるだけ貯蓄に回すようにしましょう。1つあたり、1カ月あたりは大した金額ではなくても、年単位で考えると大きな違いになります。
 日々の健康管理だけではなく、家計の健康管理も忘れずに行いましょう。

○丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している

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