お金だけが支援ではない。アフリカ布を浴衣に変えた女性が実践する、支援の形とは


世界には、経済的に豊かではない国や地域がまだ多くあります。今後予想される人口増加により、その差はさらに広がるともいわれています。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、アフリカの伝統的な布を浴衣にして販売する起業家が登場。上辺だけではない、本当の意味での途上国支援のあり方が語られていました。

カラフルさに魅了されたパーニュ。とある出会いが人生を変える


インタビューに登場していたのは、株式会社シェリーココ代表取締役社長の川口莉穂さん。同社は、西アフリカの伝統的なアフリカ布「パーニュ」を、これまた日本の伝統的な「浴衣」にして販売するベンチャー企業です。

大学卒業後、青年海外協力隊として派遣されたアフリカ・ベナンでパーニュに出会い、カラフルで多彩な柄をすっかり気に入ってしまったという川口さん。当初は自分のためにつくっていた「パーニュ浴衣」でしたが、とあるきっかけが人生を変えることになります。
お金だけが支援ではない。アフリカ布を浴衣に変えた女性が実践する、支援の形とは
Image: Mugendai(無限大)

それは、パーニュの仕立て技術の資格を持ちながら、仕事がなく貧しい生活を送らざるをえない女性との出会い。「何か自分にできることはないか」と考えた末に生まれたのが、パーニュと浴衣を使ったビジネスだったそうです。

道端で「お金をくれ」とせがむ学生。自立を促す「支援の形」とは


ビジネスの世界においてアフリカ市場は「最後のフロンティア」などと呼ばれ、一部では大きな成長をみせています。川口さんも今では年に三度は現地に赴き、浴衣以外に雑貨やアパレルの製造も手掛けるなど、順調に事業を拡大しているそう。

しかし川口さんは、現地で暮らし、人々と交流した経験から「本当の意味での支援」について思うことがあるそうで、以下のように語っていました。

アフリカを見ていると、最近は私と同じくビジネスという形での支援をお考えの方が多いようです。しかし、依然としてお金や物資の支援だけで終わっている方々もいます。(中略)

先日もベナンに行った際、いきなり路上で「お金をくれ」と現地の男子学生に言われました。話を聞くと、住民にお金を渡している日本人が同じ町にいたそうなのです。そのせいで、彼の中では「外国人はお金をくれる存在」ということになってしまった。こうした行為は、結果的に彼らの自立を妨げることになってしまいます。支援をするのなら、本当の意味で現地の人の役に立つ支援を考えなくてはなりません。
お金だけが支援ではない。アフリカ布を浴衣に変えた女性が実践する、支援の形とは
Image: Mugendai(無限大)

寄付や募金などももちろん尊い行為ですが、本当に有意義な行動とは何かを考えたとき、時に立ち止まって考える必要があるのかもしれません。

その他にも、大学時代まで「世界を変えたい」と思っていた川口さんの夢の変遷、事業に対するモチベーションなどは、Mugendai(無限大)より続きをお楽しみください。

Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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