昼は暖かくて夜は寒い!今の時期、何を着ればいい? 

女子SPA!

2020/2/27 15:47

ファッション・ブロガー小林直子のお悩み相談 Vol.13】

ファッションの悩みは尽きないもの。コーディネートやワードローブの組み立て方から、ライフスタイルまで、読者から届いたファッションの相談に『お金をかけずにシックなおしゃれ』(KADOKAWA)などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが答えます。

◆冬から春の季節の変わり目で服装に困っています

◆いつも楽しく読んでいます!

最近、朝は真冬の温度で、昼は春のようだったり、またオフィスや電車の中は暖かいのに、外は寒く、何を着ればよいのか困ってしまいます。

脱いだり着たりしやすいコーデのポイントや、そもそも、この時期に選んだほうがよいアイテム・素材のおすすめを教えてください!よろしくお願いします。

(アイさん)

◆日頃からなるべく服を減らしたいと思っています。

そのため、春先には夏物に羽織ものを着ているのですが、おしゃれに重ね着するコツを教えていただけますでしょうか?

また、他に服を減らすためのコーディネートなどの方法がありましたら、教えていただきたく…よろしくお願いします!

(ぐりとぐらさん)

◆ファッション・ブロガー小林直子からのお答え

地球温暖化の影響でしょうか。今年の2月、関東地方は日中、春の陽気のような日々が多かったように感じました。けれども、早朝と深夜はしっかり気温が下がります。

そんなときに何を着たらいいのか。そしてそれをなるべく少ない枚数で実現するためにはどうしたらいいのか、考えていきたいと思います。

二十四節季という、古代中国で使われた季節の区分方法をご存知でしょうか。有名なものは春分、夏至、秋分、冬至で、これらはそれぞれ春夏秋冬の季節のちょうど真ん中になります。

二十四節季は太陽の運行をもとにした暦で、夏至の時期に太陽高度が最も高くなり、冬至の時期に太陽高度は最も低くなります。高度が高いとは、より天頂に近いということです。

このことにより、夏至と冬至では太陽光線の地球への届き方が変わってきます。

より天頂に近い位置からの光線のほうが光は明るく感じられます。例えば冬の日差しは弱々しく、夕日は赤味が強い光なのに対して、春は光に力強さが増し、夕日は優しい黄色に近くなります。

私たちは、主に季節を主に体感温度と光の見え方でとらえています。寒ければ冬だなと思い、暖かければ春のようだと感じると同時に、冬至が過ぎ、太陽の高度が高くなってくると、日差しの具合が変わり、感じる色味が変わるため、その光を見て春を感じます。

二十四節季の上で春が始まるのが立春であり、それは毎年大体2月4日ごろとなります。私たちが春を感じるようになるのはこの時期からです。

◆色は春の日差しに似合う明るい色、素材や形は冬と同じものを

おしゃれに見えるかどうかは、この太陽の高度による光の変化に対応しているかどうかにかかっています。

体感的にはまだ冬でも、春の日差しになったなら、春らしい色合いを選ぶほうがよりおしゃれに見え、寒いからといって、冬の日差しに似合う、いわゆる冬物をずっと着続けていると、おしゃれには見えなくなります。

そこで困ってしまうのが夜と、まだ寒い早朝です。春の始まりの2月4日以降、いわゆる春物を着てもいいわけですが、一般に売られているスプリングコートはとても寒く、2月や3月の夜には不向きです。

2月から4月の桜の咲くころまでは、体感的には寒いときもあるけれども、日差しは春。こんな時期に選ぶとするなら、色は春の日差しに似合う明るい色、だけれども素材や形は冬と同じものになります。

例を挙げれば、アウターとしては明るい色のダウンコートやジャケット、ライナーのついたコットンやコットンポリエステルのコートやジャケット、インナーとしてはシルクのブラウス、明るい色のウールやカシミアのセーターやカーディガン等です。

◆メリノウールやシルクの下着で体温調節を

しかし、これをただ着ただけではまだ寒い夜もあります。ですから、体温調節は下着でするといいでしょう。

保温性があり、汗も吸収するメリノウールや、薄くても暖かいシルクのインナーがこの時期には向いています。

自然素材のシルクは1年じゅう、そしてメリノウールは真夏以外は着られるので、買うときは多少高いかもしれませんが、結果的にはむしろお金はかかりません。

◆大判のストールやポンチョ風の羽織もので暖かく

それでも寒いときはどうしたらいいでしょうか。

そのときは大判のストール、もしくはポンチョ風の羽織ものがいいでしょう。

実際、街で大判ストールやポンチョ風のものを羽織っている人は少ないのですが、これを1枚羽織るだけでかなり暖かいですし、不必要なときは畳(たた)んでおくことができるので、とても便利です。

ストールを選ぶときもシルクウールやコットンシルクを選んでおけば、真夏までは使うことができます。同様に、畳める帽子を1つ付け足すだけでも、かなり暖かくなります。

◆1年じゅう着ることができるシルク素材がおすすめ

最後に、重ね着したときは暖かく、真夏に着れば涼しくいられるシルク素材のアイテムは、枚数を少なくしたい方に特におすすめです。

シルクのキャミソールやランジェリー、またブラウスは1年じゅう着ることができます。

それだけではなく、自分で手洗いして丁寧に扱えば、大変長もちします。手洗いも簡単で、お風呂に入るときに洗面器にお湯とデリケートな素材用の洗剤を入れ、さっと洗い、お風呂場に干しておけば、次の日には乾きます。

カーディガンやジャケットのインナーに少し厚手のシルクサテンのキャミソールを合わせたルックは、コレクションにもよく登場する、おしゃれな組み合わせです。

どうやら日本の皆さんはシルク素材のものはお好きでないようで、必ずセールに出ていますし、メルカリその他の中古市場においても安価な価格で出品されているので、よく探せば自分の予算に合ったものを手に入れることができるでしょう。

うっとりするようなさわり心地のシルクのランジェリーとカシミアのセーターを重ね着すれば、おのずと動作も色っぽくなっているのではないでしょうか。

素材にこだわって賢く重ね着し、季節の変わり目をおしゃれに過ごしましょう。

★あなたも小林直子さんにファッションのお悩みを相談してみませんか?コーディネートのことやワードローブの組み立て方、ファッションに関わるライフスタイルについてなど、ファッションに関することであれば何でも結構です。随時募集しています。

<文/小林直子>

【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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