【アメリカ編】 比べると面白い「海外の育児事情」保育料月10万!?

ウレぴあ総研

2020/2/27 06:30

子育てをしていると、オムツやミルクなどの育児グッズのほか、しつけや知育など、海外のことが気になることはありませんか?

実際、海外製品や海外の知育教材も、日本で手に入れられるようになっていますが、海外のリアルな子育て方法を知るのも、なんだか新鮮ですよね。

そこで、海外各国との子育ての違いを探るべく、今回はアメリカの東海岸にあるメイン州で男の子を育てながら、カメラマン・ライター・クラフトアーティストとして活動中の、日本人ママ、セキアキコさんに、オムツ、ミルク・離乳食から、しつけの方法まで、日本との違いについてお話を聞いてみました。

■アメリカと日本における子育て事情の違い

現在、一人の男の子を育てているというセキさん。サンフランシスコで旦那さんと出会い、国際結婚をし、アメリカで出産・子育てをしてきました。その経験をもとに、日本との違いを教えていただきました。

■1.オムツ

セキアキコさん(以下、セキ)「オムツは、布オムツの形や使い方が日本と違います。

日本の布オムツは、薄く長い布を折り畳んで使いますが、アメリカの布オムツは布を何重にも重ねて縫ってあり、厚みも結構あって、形はほぼ正方形。布おむつ専用のクリップのようなもので留めて使います。

紙オムツについては、アメリカではオーガニックコットンやバンブー素材など、赤ちゃんの肌に優しい素材で作られたものが販売されていて、柄が可愛いものも充実しています。ただ、オーガニック系のオムツで、“履かせるタイプ”があまり売っていないのが残念でした」

■2.ミルク・離乳食

セキ「私は完全母乳だったのでミルクは使いませんでしたが、オーガニックのミルクが売られているのは母親として安心できました。

離乳食は日本とかなり違っています。日本でいう10倍粥のような存在で、アメリカで一般的な離乳食は『ライスシリアル』や『オートミールシリアル』と言って、粉末状のものをお湯で溶いてペースト状にしたものになります。

赤ちゃんの成長に不可欠な鉄分やミネラルが配合されているので、小児科の先生からも勧められました。

瓶詰めやパウチに入った離乳食もたくさん種類があって、オーガニック食材で作られたものもあったので、安心して利用でき、とても助かっていました」

■3.ベビーカー・抱っこ紐

セキ「私の周りで流行っていたのが、ジョギングができるタイプのベビーカー。ベビーカーの前の部分が細く飛び出していて、前輪は一つだけ。ベビーカーを押しながらジョギングしているママさんをよく見かけました。

またアメリカのベビーカーは一般的に、日本のベビーカーより一回りは大きいです。赤ちゃんが、日本と比べてビックサイズだからかもしれません。二人乗りベビーカーもよく見ましたが、大きいからと言って周りの人が迷惑そうにすることはまったくありません。

抱っこ紐を使っているママもとても多くて、スリングタイプの抱っこ紐も人気がある感じがします。あとは『ベイビーバックパック(ベイビーキャリア)』という、リュックのように背負うタイプのものもあり、ハイキングなどにはとても便利です。

私が住んでいる地域がアウトドア大好きな人が多いこともあってか、人気がありました」

■4.電車・街での子連れマナー・常識

セキ「私が住んでいるのは田舎で、完全に車社会なので、赤ちゃんを連れて電車に乗ることはほぼ無かったのですが、街やお店での子連れ家族に対する周囲の方の反応は、日本よりずっと寛容だと思います。

人前や屋外で授乳していても誰も気にしませんし、私自身、レストランで息子がぐずってしまったときに、他のお客様からとても温かい言葉をいただいた経験があります。

公共の場でも、赤ちゃんが泣いているからと言って、あからさまに嫌な顔をするような人はほとんどいませんし、日本のようにベビーカーを押している方が気を遣うというよりは、周りの人が気にかけて、よけてくれるような、子育て中のママやパパに優しいところがあります。

とはいえ、ママやパパはもちろん、周りの人になるべく迷惑がかからないように努力します。私も申し訳ない気持ちになることはたくさんありましたが、周りの方の理解に幾度となく助けられました」

■5.しつけの仕方

セキ「アメリカで絶対にしてはいけないことは、子どもを叩くことです。頭を軽くペシっとするだけでも、通報される可能性があります。

アメリカでよく行われているしつけの仕方として、『タイムアウト』というものがあります。これは子どもが悪さをしたときや、言いつけを聞かないときなどに、あくまで大人の目に届く場所や絶対に安全な場所に限られますが、例えば子ども部屋などで数分間、一人になる時間を与えます。

そうすることで、実際、子どもが反省したり落ち着きを取り戻したりしますし、アメリカでは昔からされてきたしつけ方でもあります。ただ、罰といえば罰なので抵抗がある親御さんもいます」

■6.パパの育児参加

セキ「パパの育児参加は、日本より進んでいると思います。

例えば、平日の昼間に、道でパパが一人でベビーカーを押していても全く不思議ではないですし、図書館でやっている赤ちゃんの絵本読み聞かせの集まりに、パパが赤ちゃんを連れてくることもよくありました。

『パパ会』のような感じで赤ちゃんを連れたパパが集まっているのを見たこともあります。

私の息子が赤ちゃんの頃から仲良くしているママ友は、知り合ってすぐに、パパたちも含めた家族ぐるみのお付き合いになったりして、おそらく影でパパ同士、仲良く愚痴の言い合いなどをしてるんじゃないかな?と思ってます(笑)」

アメリカでの子育ては、アメリカならではの面白いところがあるのが印象的でしたね。また日本よりも子連れに対して寛容、パパの育児参加が進んでいるというのは、興味深いところです。

■保育料が高額!ジャンキーな家庭も!?

その他、日本とギャップがあると感じたことを、セキさんに聞いてみました。何やら面白いギャップがあるようですよ。

■1.保育料が月平均10万円前後!

セキ「日本でいう保育園に当たる、『デイケア(ナーサリー)』が高額なことに驚きました。州や都市にもよりますが、0~1歳の赤ちゃん一人の保育料は月平均10万円前後だそうです」

■2.自然派とジャンキー派の振り幅が大きい!?

セキ「アメリカは、なるべくオーガニックや自然派なもので子育てしたい、という方もたくさんいますし、そういった商品や環境も充実していると思います。

しかし、一方でジャンキーな方はとことんジャンキーです。その振り幅は、日本のそれを軽く超えていると思います」

■3.超個性的なママが多い!?

セキ「ママになっても自分の趣味を貫く!みたいな感じで、超個性的なママさんが結構いるな~と感じています。最初は度肝を抜かれましたが、皆さん見た目は奇抜でも、しっかり子育てされていて、十人十色で面白いです」

アメリカは広いので、一概に日本との差を言うことはむずかしいものの、子育ての一部を知ることができました。日本の子育てと比べてみると、なんだか新鮮に思えますね。

【取材協力】セキ アキコさん

アメリカのメイン州で男の子を育てながら、カメラマン・ライター・クラフトアーティストとして活動中。アメリカでの生活を綴ったブログも日々更新中。

当記事はウレぴあ総研の提供記事です。

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