中国発:コロナウイルス感染者と接触したかを問い合わせるアプリ

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Photo: Shutterstock

監視社会が人民の健康を把握する。

新たに「COVID-19」と命名された新型肺炎コロナウイルスですが、発祥地である中国にて、またしても感染の可能性を探るためのテクノロジーが開発されました。それが感染者と「密接に接触」したことがあるかを、問い合わせて確認できるアプリ。

政府発行のID番号で検索


Futurismによりますと、まずユーザーはAlipay、QQ、WeChatなどQRコード読み取り機能を持つアプリでコードをスキャンする必要があるとのこと。それから電話番号を登録して、自分の名前と政府が発行した識別番号を入力すると…そのアプリから、「感染者と密接に接触」したことがあるかをお知らせしてくれるのだそうです。

中国人民共和国国家衛生健康委員会の投稿記事いわく、これは感染者の識別番号も“感染者として“登録されているので、彼らがユーザーと同じ学校やマンションにいたのか? もしくは同じ鉄道や飛行機の便の、さらに近隣の座席に座ったかどうか? を判断するのだそうです。こうしたデータは国家健康委員会、運輸省、中国鉄道、中国民間航空局といったいくつもの機関より収集されたものということなので、識別番号に紐付いた所属や所在地などを辿れば、自分との関係性がパっと判明してしまうのです。

「密接に接触」の定義


BBCいわく、「密接に接触」の定義は感染者が会社の同僚、同じ教室のクラスメイト、同じ家に住む人、飛行機の3列シートに一緒に座った人、エアコン付きの列車の同じ車両に乗った客といったレベルなのだそうな。

別のハイテク発見方法


つい先日は、Baidu(バイドゥ)が鉄道や空港の乗客をスキャンするAI赤外線センサーを開発し、都市部に設置されるという話題を取り挙げたばかりです。なんてったって、「借金持ち」の人を密告するスマホ用アプリなんてものも存在する国ですからね。自国民に番号を振って動向を把握していれば、誰と誰が同じ場所にいるかなんていとも簡単に割り出せちゃうのです。


監視社会は、人民を「生かさず殺さず」統制しているワケですが、その「殺さず」の部分がこうしたパンデミック管理なのでしょう。

このウイルスにはまだ抜本的な治療法がなく、政府の解決策は10日間の突貫工事で作った、鉄格子付きの病院に隔離するだけなんですけどね。

Source: 中国人民共和国国家衛生健康委員会 via Futurism, BBC

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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