ミュージカル「エリザベート」ルキーニ役に抜擢の黒羽麻璃央、特別な場所・帝国劇場への想いを語る

dwango.jp news

2020/2/14 12:00


舞台・映画・ドラマとマルチに活躍する俳優の黒羽麻璃央が、4月9日から帝国劇場で上演されるミュージカル『エリザベート』にルキーニ役で出演する。今年は東宝版『エリザベート』が上演20周年を迎え、黒羽も芸歴10年目の記念すべき年となる。「この作品が俳優・黒羽の名刺的なものになれば」と語る黒羽に、出演が決まった時の感想や上演に向けての意気込みを聞いた。

黒羽が演じるルイジ・ルキーニは、2019年版は山崎育三郎・成河のダブルキャストで上演され、今年の上演は尾上松也・上山竜治・黒羽のトリプルキャストとなる。歴代ルキーニの中で最年少での抜擢となった黒羽だが、出演が決まった時の心境は「素直に嬉しいというのが率直な気持ちです。僕自身が2019年版を拝見させていただいて、去年の夏はずっと家でDVDを観ていました。すっかり作品のファンになっているので、その作品の一員になれることは嬉しいです。」と笑顔で語る。





ルキーニは、エリザベートの暗殺犯で、物語の狂言回しの役割を担う。そんなルキーニの印象を「空間を支配しなきゃいけない存在ですし、一人だけ時空が曲がっている感覚。進行役としてお客さん目線になって、物語に引きずり込む役なので、負荷は大きいかなと思います。力がないと出来ない役なので、しっかり力をつけて、観客のみなさんこちら側に引きずり込めたら」と気合十分の様子だ。

黒羽の出演決定が報じられると、SNSなどでファンは喜びの声に沸いた。そんなファンの反響に「嬉しい報告なので、決まった時からいつ発表になるんだろう?と思っていました」と早く報告したかったと振り返る。その一方で「グランドミュージカルの経験が2回目ですし、年齢が若いということもあり、厳しい意見も目に入ってきます。その意見もプラスに受け止め、幕が上がった時に、黒羽でよかったと思っていただけるようなものをお届けしたい」と厳しい意見にも感謝し、受け止めて自らの芸に昇華しようとしている。

演出家の小池修一郎氏とは、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』からの縁。小池氏に対し「期待に応えたい」と意気込む黒羽。「選んでもらったからには出来ると思われていると思います。帝国劇場のデビュー作で、ルイジ・ルキーニという役を与えてくださったので、それを裏切りたくないですね。黒羽を選んでよかったと思ってもらいたい」と意気込む。

帝国劇場は憧れの場所で、特別な場所でもあると語った黒羽。黒羽が帝国劇場を意識し始めたのは、ミュージカル『刀剣乱舞』などで共演した三浦宏規の影響があるという。「去年の『レ・ミゼラブル』に三浦宏規がマリウス役で出演していて、僕が共演していた頃、彼はまだ19歳とかで、かわいい赤ちゃんのような愛すべき後輩だったのですが、彼が帝国劇場に立つと聞いたとき負けてられないなと思った」と明かした。

さらに黒羽の想いを強くしたのは、ミュージカル「テニスの王子様」で役者デビューを果たした古川雄大の影響もあるという。

三浦、古川の姿を見て「ミュージカルの劇場として、最高峰の場所に立てたらいいな」と思うようになったと語る黒羽。「野球でいうと東京ドームですよね。野球少年が憧れるようなものです。いつかここで芝居したいな」と自身が幼少期からやっていた野球に例え、帝国劇場への想いを打ち明けた。

今年黒羽は芸歴10周年の記念すべき年を迎える。そんな2020年の目標を尋ねると「目標はまだない。目の前のことが大きすぎて、あれをしたい・これをしたいというのは明確になくて。仕事と関係ないことなら、スカイダイビングをしてみたい。価値観が変わりそう」と語るも「でも、そんな余裕はないので、今年は『エリザベート』一色になると思います。もうすべて捧げているので。なかなかそこまでの役っていうのは少ないと思うので。楽しみですね、ルキーニ」と大役・ルキーニへの意気込みを語った。

ミュージカル『エリザベート』公演概要

東京公演:帝国劇場 4月9日(木)~5月4日(月・祝)
大阪公演:梅田芸術劇場 メインホール 5月11日(月)~6月2日(火)
名古屋公演: 御園座 6月10日(水)~28日(日)
福岡公演:博多座 7月6日(月)~8月3日(月)

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎

キャスト:
エリザベート(オーストリア皇后):花總まり / 愛希れいか
トート(黄泉の帝王):井上芳雄(大阪・名古屋・福岡) / 山崎育三郎(東京) / 古川雄大
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝):田代万里生 / 佐藤隆紀
ルドルフ(オーストリア皇太子):三浦涼介
ルドヴィカ / マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー(皇太后):剣幸 / 涼風真世 / 香寿たつき(東京・大阪)
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者):尾上松也(東京・大阪) / 上山竜治 / 黒羽麻璃央
ほか

黒羽麻璃央扮装写真:Photo by Leslie Kee/Design by COM Works

文・写真:ドワンゴジェイピーnews編集部

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