「腹出ると 必ず言われる 何か月?」デブ川柳が切実すぎて面白い

日刊SPA!

2020/2/14 08:54

―[「選ばれるデブ」の共通点]―

こんにちは、デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイル情報を配信するウェブマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科です。

私が編集長をしていた雑誌『Mr.Babe』創刊当初からお付き合いがあり、ぽっちゃり体型のスタイリングが得意なスタイリストである吉川雄太さんという方がいます。

吉川さんご自身もぽっちゃり体型で、現在は私が運営する、ぽっちゃり限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」の運営メンバーもやっていただいております。

そもそも彼も自身が太ってしまったことで着られる洋服が少なくなり、その経験を踏まえ、デブ諸氏のファッション難民状態を救うべく自ら「GMPD-STORE」(ガッチリ、ムッチリ、ポッチャリ、デブの頭文字を取ってネーミングされたそうです)という大きいサイズの古着やオリジナル商品を扱うショップを展開している、まさにガチガチの「ポチャイリスト」でもあるのです。

実は以前、そんな彼に連載をお願いしたところ、「デブの日常体験を川柳にしましょう」ということになり、彼自身がモデルになって川柳を作っていただいたのですが、これがデブ諸氏のツボにハマり大人気だったので、今回はそんな「デブ川柳」をご紹介します。

おそらく普通体型の方にも笑えるはずですが、全国のデブ諸氏が読むと「そうなんだよね~あるある!」と賛同していただける作品だと思いますよ。

●デブ川柳 其の一

◆前屈で 出せないホントの ポテンシャル

◆解説

デブ諸氏の皆さんはおわかりになると思います、お相撲さんや芋洗坂係長さんのようにデブアスリートの方は別として、多くの太っている方は体が固い方が多いようです(もちろん私も含め)。そこに“お肉”というモビルスーツを全身に纏っているので当然、可動域が狭まり、お腹の肉がストッパーになって普通体型の方よりパフォーマンスが弱くなってしまうのです。

●デブ川柳 其の二

◆ 腹出ると 必ず言われる 何か月?

◆解説

「わー ぽっこりお腹すごいですね~ 赤ちゃんいつ生まれるんですか~?」。おそらく私を含め全国のデブ諸氏は(特に女性に)最低3回は言われたことのあるあるあるネタだと思います。私の場合はおねーさんが相手をしてくれる飲み屋さんに行くと、2回に1回は言われます定番。しかし、そのお腹を武器にトークを弾ませるようにしています。

●デブ川柳 其の三

◆夕暮れに 必ずおこる 股擦れ痛

◆解説

こちらもデブ諸氏にとってはまさに「わかるな~~」な作品。以前、股擦れでデニムの内もも部分が擦り切れてしまうお話をしましたが、擦り切れるのはデニムだけではなく、内もも部分も擦れて赤くなり、ヒリヒリと痛みがやってくるのです。特に夏場には汗をかくので摩擦係数が上がり、痛みも倍増するわけです。「いちばん痛くて不快」なあるあるとも言えるでしょう。

●デブ川柳 其の四

◆お湯減ると 風呂の順番 後回し

◆解説

こちらも実に痛いところをうたっておりますね。自宅のお風呂では、本来なら家長のご主人が一番風呂に入りたいところですが、自分が入ってしまうとお湯が半分以上溢れ出し、あとの人がゆったり入れない状況になるんです。家族からは「お父さんが先に入るとお湯がなくなっちゃうからいちばんあとに入って!!」などと責められ、風呂上がりのビールを楽しむためにひたすら喉の乾きを我慢するといった絵が浮かびます。余談ですが、私はこのために銭湯のよさを知り、銭湯にハマり、銭湯でしかくつろげない体になってしまいました……。

●デブ川柳 其の五

◆メガネをね 外すと出てくる メガネ跡

◆解説

メガネを使われているデブ諸氏には心に刺さる作品だと思います。

メガネ(サングラス含む)はなかなか大きいものがなく、自分に合うサイズを探すのにも一苦労なので、ついつい我慢して小さいサイズのメガネを選んでしまいます。特に目が悪い方は一日中メガネをかけなくては仕事にならず、気づくと耳の上にしっかりとメガネの跡ができ、下手をするとその跡が消えなくなるという悲しい状態になるのです。眼鏡の本場、鯖江の職人さん! なんとか大きいサイズの量産お願いいたします。

●デブ川柳 其の六

◆爪切りは 切るとき息止め 命がけ

◆解説

こちらも特にお腹が風船状態の方には共感をしていただける作品ではないでしょうか。足の爪を切る際には、どうしても体を丸め、手を足まで近づけなくてはなりません。そのときにお腹が邪魔になり、足の指まで爪切りが届かないのです。したがってお腹から空気を抜き、息を止めた状態で爪切りを行うので、爪切りというミッションを終えたときには、顔が真っ赤になり若干の酸欠状態になる場合があります。爪切りメーカーの方! 「孫の手」のような爪切りを開発してください!

●デブ川柳 其の七

◆節分は 問答無用で 鬼の役

◆解説

こちらは特に小さいお子さんがいる家庭、もしくは友達同士のイベントでのあるあるではないでしょうか。節分などは、鬼の役をする方がいると盛り上がりますよね。鬼といえば「体が大きい=太った人」となりがちで、それにいちいち傷ついていてはデブという武器を「宝の持ち腐れ」状態にしてしまいます。何なら「鬼は僕しかいないでしょう!」とポジデブなところを見せることで場が盛り上がったデブ諸氏も多いのではないでしょうか。

ということでバラエティ色強めな「デブ川柳」、いかがでしたでしょうか? 普通体型の方にとっては笑っていただけたり、または「だったら痩せれば!」と思われたりしたかもしれませんね。

ただ、太っていることを後ろ向きに考えずにネタにしてしまう心の広さ、まさに「デブを武器にできる人」みんなに愛される存在になると私は思います。

この川柳を作ってくれた「GMPD」代表であり、スタイリストでもある吉川氏は私を含め多くの仲間から愛されている男の一人。皆さんも「太っている」という個性を武器に愛されるデブになろうではありませんか!

余談ですが、職業欄に「デブ職人」と書く吉川氏の奥様はモデル級の美人。吉川さん、さすがです!

―[「選ばれるデブ」の共通点]―

【倉科典仁】

渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はウェブマガジン『Mr.babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を毎日配信中。2019年9月よりデブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.babe BIG MAN’s LABO」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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