指原莉乃のイメージ崩壊! フジ異色のカードゲーム『輪舞曲』誕生の裏側


●3カ月かけてテレビ向けにアレンジ
“英国貴族の婚活パーティ”がコンセプトの完全オリジナルの正体隠匿系カードゲームを番組化した『人間性暴露ゲーム 輪舞曲~RONDO~』の第2弾が、フジテレビで14日(25:25~26:25 ※関東ローカル)に放送される(FODでは、7日24:00~から毎週金曜に全8回配信)。

前回の放送では、あの指原莉乃が意外にもこのゲームの駆け引きに付いていけず「考えすぎて、相当疲れた」と大苦戦。普段のバラエティでの立ち回りでは見せない表情に、SNS上でも大きな話題となった。

この異色の番組は、どのように誕生したのか。企画・演出・チーフプロデューサーの木月洋介氏に話を聞いた――。

○■『ヘキサゴン』初期や『ヌメロン』の系譜

フジテレビでは、クイズの不正解者を当てる『バッテンクイズ HEXAGON~ヘキサゴン~』(『クイズ!ヘキサゴンII』の前身)や、対戦相手が選んだ3つの数字を推理する『Numer0n(ヌメロン)』など、参加者が対面しながら進行する心理ゲーム番組が人気を博してきた。この系譜を受け継ぐ「フジテレビが新しく作るオリジナルカードゲーム」の企画化を、バラエティ番組を制作する第二制作室の佐々木将部長から打診された木月氏。

「それを考えていたら偶然、人狼やボードゲームが好きで現在大学教員に就いている高校・大学時代の同級生から『こんなゲームを作ったんだけど、テレビ向きじゃないか?』という連絡が来たんです」と、まさかのタイミングでアイデアが飛び込んできた。

ただ、「オリジナルのルールは独身、既婚者以外にも執事やメイド、サイコパスなど役職がたくさんあり、そのまま使うには複雑すぎるものでした」。そこで、これを地上波のテレビ番組にするため、その同級生と共にアレンジに着手した。

○■シミュレーションのたびに抜け道が…

最大15人向けだったルールを5人向けに特化し、「誰がどれだけ他の人の役を知っているか」や勝利条件をすべて組み直した。それに伴って変化する各チームの強さを調整し、弱くなった独身チームに「タレコミ情報」を付与したり、「あぶり出し」を導入したりするなど、ゲームバランスを保つのに腐心したという。

「ADさんと何回も一緒にシミュレーションするんですが、いろんな抜け道が生まれてしまうので、3カ月くらいかけてルールを変えていきました。また、ADさんが実演するVTRとともに企画書を提出したので、VTRを何度も編集し直すなど、企画を通すまでに本当に時間がかかりましたね」

『輪舞曲』というタイトルと、「婚活」「貴族」というコンセプトは最初からあったそうで、「あまりそういうゲームが他になかったので、いいなと思ったんです。それに、『人狼』のように、プレイヤーが途中でいなくなってしまうというのもないので、テレビ向けだなと考えました」と手応えがあったことから、一筋縄にはいかない企画化も乗り越えられたようだ。

●指原、ピュアな性格をさらけ出す

プレイヤーであるタレントとの打ち合わせの際は、必ず1回実戦を行い、そこでルールを把握する。「このゲームは一見難しいと言われるんですけど、実は本物の独身を見抜くというだけのシンプルなものなんですよ。細かいルールまで覚えなくても楽しめますから」というが、「タレントさんの吸収力の速さは、すごいです。前回出演した岡田結実ちゃんは、めちゃくちゃ早く理解して、めちゃくちゃ上手くなってましたからね」と驚かされたそうだ。

前回放送のハイライトは、なんと言っても、あの指原の狼狽ぶり。天性のトーク術でまたたく間にバラエティ界を席巻し、狡猾なイメージのある彼女だが、この騙し合いバトルに放り込まれると、ピュアな性格が一気にさらけ出された。

「僕は昔から『(笑って)いいとも!』で一緒だったんですが、最初の頃はあんな困った顔ばかりしてたような気がします(笑)」と言うように、タレントが築き上げてきたイメージが崩壊されるのが、この番組の大きな見どころ。指原は、今回のオファーにリベンジの闘志を燃やし、出演を快諾したそうだ。

○■若槻千夏が「頭良すぎ」

そんな指原と対照的に、前回まさかの活躍を見せたのが、若槻千夏。『めちゃイケ』の「抜き打ちテスト」で最下位を記録した放送回が33.2%(04年10月9日、ビデオリサーチ調べ・関東地区)という超高視聴率で、多くの国民に“勉強できない”イメージが植え付けられていた彼女だが、「頭良すぎですよね。予想も外さないし、動物的な気迫で押しつぶしてくる。恐ろしいです」と舌を巻く。「あの戦いぶりがまた見てみたいので」と、再び出演をオファーした。

今回の初参戦のメンバーも、新たな一面を次々に見せている。「EXITの兼近(大樹)さんは、コミュニケーション能力が抜群だから、絶対うまいだろうなと思ってましたけど、予想以上でした。アンガールズの田中(卓志)さんは、本当は苦手だと思ってキャスティングしたんですけど、これがうまかったんですよね。逆に、宇垣(美里)さんがウソをつくのがうまいのかなと思ったら、意外とそんなこともなくてボロボロになっていきます(笑)」。

このように、「いろんな人たちの本性が、ゲームというものを使ってあぶり出される番組なんです」と特色を分析。前回の放送後、参戦してみたいというタレントも「結構聞きます」というが、「自信がある人も、あの場所に入ったら崩壊するかもしれない。対戦相手やチームの配役の組み合わせによって、また違う一面が出ますから」と心待ちにしている。

○■イベント化・商品化も構想

今回も深夜での放送だが、「単純に時間帯を上げてマスに向けるというのではなく、狭い範囲に深く刺さるコンテンツにしていきたい」という木月氏。

今後は配信だけでなく、イベント展開に加え、カードの商品化も構想するが、「カードは自作でもできるので、いろんな人にやってもらいたいです」とも。今回出演しているYouTuber・ゆん(ヴァンゆん)は、「輪舞曲~RONDO~をしてみた!!」動画を2月8日から配信しているが、13日現在で再生回数が170万回を超える勢いを見せている。

●木月洋介1979年生まれ、神奈川県出身。東京大学を卒業後、04年にフジテレビジョン入社。『笑っていいとも!』『ピカルの定理』『ヨルタモリ』などを経て、現在は『痛快TVスカッとジャパン』『ネタパレ』『今夜はナゾトレ』『キスマイ超BUSAIKU!?』『超逆境クイズバトル!!99人の壁』『久保みねヒャダこじらせナイト』『内村カレンの相席どうですか』『出川と爆問田中と岡村のスモール3』などを担当。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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