ボーイング、大型機体部品の輸送担う「DREAM LIFTER」を日本初公開 787型機1000機目の主翼輸送

Traicy

2020/2/13 13:52

ボーイングは、1,000機目の主翼を輸送する2月12日、中部国際空港で貨物輸送機「ドリームリフター」を報道陣に公開した。

「ドリームリフター」は、ボーイング747-400型機を改造した貨物輸送機で、ボーイング787型機の主要部品を、中部国際空港から工場があるアメリカ・エバレットやノースチャールストンに輸送している。全長71.68メートル、全高21.54メートル。貨物収容量は1,871立方メートルで、ボーイング787型機の主翼2枚を同時に輸送できる。

ボーイング787型機は、三菱重工業が主翼のウィング・ボックス、SUBARUが中央翼、中央翼と主脚格納の取り付け、川崎重工業が前胴部位と主脚格納部、主翼固定後縁の製造を担当している。東レの複合炭素繊維などが使用されており、日本の製造割合は35%と、ボーイング767型機の16%、ボーイング777型機の21%から飛躍的に伸びた。

三菱重工業の大江工場、SUBARUの半田工場、川崎重工業の名古屋第一工場で製造された部品は、船で中部国際空港に輸送し、港湾地区で陸揚げする。その後、ドリームリフター・オペレーションズ・センター(DOC)で一時的に保管し、専用ローダーに積み替える。「ドリームリフター」はDOC前の601番スポットに駐機し、積み込み後に最終組立工場に空輸する。主翼などの大型部品は、機体尾部の「スウィング・テール・カーゴ・ドア」から積み込む。

ドリームリフターの関連施設は、2006年9月に、愛知県、企業庁、ボーイングが整備。「ドリームリフター」は2007年1月に中部国際空港に初飛来し、月産10機体制の2014年には月平均17便、月産12機に増産した2016年には月平均20便、月産14機となった2019年には月平均23便を運航している。1,000機目の主翼は、ノースチャールストン工場に運ばれ、夏までにボーイング787-10型機として完成する見通し。

1機目となるボーイング787型機飛行試験機は、2015年6月に中部国際空港に飛行し、同7月に中部国際空港に寄贈された。2018年10月に開業した、中部国際空港に隣接する「FLIGHT OF DREAMS」に展示している。

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