“言葉と言葉の殴り合い”を記録した『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』本予告

 1969年に行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との討論会の様子を切り取ったドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』より、本予告映像が解禁された。言葉と言葉でぶつかり合う三島と全共闘の学生たちの姿が映し出されている。

本作は、1969年5月13日に東大駒場キャンパス900番教室で行われた「三島由紀夫 VS 東大全共闘」の討論会の記録を高精細映像にリストアし、当時の関係者や現代の文学者、ジャーナリストなどの識者ほか、三島由紀夫についての「生きた」証言を集めたドキュメンタリー作品。監督は豊島圭介。ナビゲーターを俳優の東出昌大が務める。

当時、武装化していた東大全共闘ら1000人を超える学生が集まる討論会に、警視庁の警護の申し出を断り単身で赴いた三島。そして行われた討論会は2時間半にも及んだ。2019年、その討論会を収めた貴重な記録映像のフィルム原盤が倉庫から発見された。修復されよみがえった映像から浮かび上がったのは、まばゆい輝きを放つ三島の姿だった。

本予告には、映画本編で三島を語る証言者の面々も登場する。「社会を変えていくのは言葉なんだ」と、三島の思いを代弁するのは、長年三島文学に深い関心を持っている作家の平野啓一郎。また、討論会でも「あなたは日本人であるという限界を超えることは出来なくなってしまう」と三島に反論している元東大全共闘の芥正彦は「言葉が力があった時代の最後だとは思っている」と当時を振り返る。

さらに、自身の著書でも三島を取り上げてきた神戸女学院大学名誉教授の内田樹はこの討論会の三島について「この1000人を説得しようと思っているんですよね」と語り、三島と文通をしていたことが広く知られている作家・僧侶の瀬戸内寂聴は「あんな目、見た事ない」と、1年後に自決を遂げることになる三島へ思いをはせる。

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』は3月20日より全国公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ