【ロングインタビュー】SKE48 初心に返り過ぎ!?“ソーユートコあるよね”

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新たな運営会社の下でのスタートを皮切りに、斉藤真木子の劇場支配人就任、古畑奈和の初センターで風穴を開けた『FRUSTRATION』のリリース、全国ツアーの再会に10期生の加入、そして多くの別れが待つなど、まさに10周年イヤー後の新たなSKE48への胎動を見せた昨年。

そして東京オリンピックイヤーの2020年、さらなる新らたなSKE48が示す、26thシングル『ソーユートコあるよね?』を1月15日にリリース。須田亜香里が初センターを務めるという大きなトピックがもたらされた今作は、今年のSKE48の「さらに新しい形を見せていく」という想いが見事形となった作品となった。

ドワンゴジェイピーnewsではシングルの発売を記念して、古畑奈和、大場美奈、鎌田菜月、そして初選抜入りを果たした髙畑結希、北川愛乃という、ベテラン、中堅、若手にインタビュー。シングルについて、2020年の抱負、そして変わりゆくSKE48について話を聞いた。



はたごんと愛乃は選ばれるべくして選ばれた実力者!

―祝2020年! まずは昨年を振り返りつつ、個々の2020年の抱負を聞きたいなと思います!

北川

2019年は初選抜、これが一番です(ニコニコ)。ずっとファンの方と目指してきた場所なので……嬉しいという言葉以外見当たりません。もっともっと難しくて、苦労した先にやっと待っている場所だと思っているので、入れたことに今でもビックリしています。

鎌田

よこにゃんは奈和さんと一緒で、曲に対する表現力の幅の広さがスゴイ。待ってました!という気分ですよ。

古畑

愛乃とは4月の舞台『ハムレット』で一緒になったのですが、たぶん誰よりも役に対して向き合っていたよね。元よりレベル高いのに、さらに上を目指す向上心があるんですよ。取り組み方が常にマジメ。あと、何かのライブでセンターで「あぁ~!」と叫ぶ曲やったよね……あー、ド忘れしてしまった(苦笑)。

北川

6月の「ゼロポジ公演」でやった欅坂46さんの『世界には愛しかない』ですね(笑)。

古畑

それだ! その時の愛乃が言うセリフの一つひとつがすごく感情豊かで、横で踊りながら見て、「すごく好きだなぁ」って思ったの。それぐらい、愛乃の表現力は惹きつけるものがある。これから愛乃のステージングを間近で見られる後輩は幸せだろうなぁ、すごく勉強になるからね。

北川

ウフフ、ありがとうございます。2020年今一番の目標が選抜メンバーに定着することなんです。けど、そこだけにこだわるのも変だなぁって。掴みに行くのは大切ですが、ファンの方に喜んでいただけるアイドルこそ一番なので……どんなことでもいいから、常に嬉しい報告が出来るような1年にしていきたいですね。

大場

すばらしい!パーフェクト。もう、これ以上言うことないよ。

―いやいや、これで終わられたら困ります(笑)。

髙畑

私もよこにゃんと同じく、2019年は初選抜入りを果たせたのが一番の大きな出来事でした。加入して5年、選抜=雲の上のようなところだと思っていたんですよ。それがこの1年で強く「選抜に入りたい!」と思うようになって。自分がコツコツと積み重ねてきたものが結果となって、こうして新年最初の大事な作品で初選抜入りできたのはすごく嬉しい。ファンの皆さまと頑張ってきてよかったなと思いました。あと、去年は今まで自分が苦手だったものに挑戦する一年でしたね。

古畑

苦手なこと?

髙畑

グラビア撮影です(照笑)。今まで出来るだけ避けてきたのですが、それでは自分の殻を破れないなと思って、意を決して挑戦したんですよ。今でも恥ずかしいのですが、一歩前に踏み出せたのかな?と。2020年はさらに自分の世界を広げる自分を見てみたいですね。あとは、“初選抜”って一生に一度のことなので、その間を存分に楽しみたいなと素直に思いました。未来のことはわからないじゃないですか、ならば今起こることをとにかく楽しむのが一番かなと。

鎌田

はたごんは、やると決めたら必ずやり通す子。例えば金曜日に先輩たちと遊んでいてこれからご飯に行こう!と誘われても「今日はSHOWROOMの日なので、お先に失礼いたします!」と言って、必ずファンの方のために行動しますからね。もうメチャメチャまめ!!応援する方に対して真摯なんです。努力が実るべくして実った結果の選抜入り。やっと入れたね!って、もうずっとニコニコしてます。

髙畑

いやいや、もう……ありがとうございます(深くお辞儀)

大場

今回は6期から8期の、いわゆるこれからのSKE48を引っ張っていく子たちが多く選ばれています。けど、それは世代交代で入れ替えを意識した!というよりも、当然の実力を持った子たちが入った!というだけで。愛乃もはたごんも公演や握手、外仕事や自分にしかできない魅せ方を頑張ってきた、選ばれるべくして選ばれた二人なんです。

髙畑&北川

いやいやいや!

大場

いやいや!揺るぎない自分たちの力で勝ち取った選抜!もっと誇っていいんだよ!!

北川

そこまで言われると緊張します……けど、嬉しいです(ニコニコ)。

―では、2019年は個人仕事の幅が広がった鎌田さんはいかがです?

鎌田

やはり6期生単独Zepp Nagoyaライブですね。3年前のじゃんけん大会からずっと「6期生単独ライブをやりたい!」と言い続けて、ようやく実現した夢でした。道に向けて着々と……もう、段階を踏みに踏みまくった!というぐらいに踏みましたからね!

大場

踏み過ぎ(笑)。

鎌田

Zeppに立った瞬間は、まるでこれまで卒業していったメンバーとも一緒に立っているような不思議な気持ちになりましたね。今年は……仕事面では、先輩たちの相次ぐ卒業で、いよいよ6期生もベテランの立ち位置になりました。ホント今まで引っ張っていくという感覚が薄かったので、もっと引っ張っていけるよう自覚を持ちつつ、自分にしかできないことをもっと増やしていきたいですね。あと、登山をやりたいと言っておきながら去年できなかったので、サクッ!と登って、そこから新たな目標を見つけたいなぁと(笑)。

―それは良い!では、女優・大場美奈さんはいかがです?

大場

そのフリ、緊張するのでやめてください(笑)。去年はアイドル10周年を迎えて、初の写真集を発売、初主演の舞台『ハケンアニメ』や映画『地獄少女』公開と、メチャメチャ充実した日々でしたね。一方で11月に(AKB48)9期生10周年公演を開催して、「あの頃の私たち、良くも悪くも何も考えずに活動してたんだなぁ……」って改めて思って(笑)。

古畑

それはさすがに言いすぎですよ(笑)。

大場

いやいや!加入当時先輩達が引っ張るAKB48の勢いが、私たちに多くのチャンスを与えてくれていたの。最初はその勢いに乗れたのに、途中でチャンスをうまく形にできずに悩んだりもしてきて。けど長い時間をかけ悩みの先で多くを学んだ結果、新たなチャレンジに今も挑めているわけで。アイドル人生を1周して、さらに身が引き締まりましたね。

北川

『地獄少女』の舞台挨拶を見に行かせていただいた時、壇上のみなるんさんが、もう女優さん!!というオーラを出していて。夢が女優なので、みなるんさんのように努力し続ければいつか夢が叶うんだ!と、すごく励みになりました。

大場

嬉しいこと言ってくれる! 愛乃のようにSKE48を通じてお芝居を頑張りたい!という子の前を走って目標になれればいいなと、今年はどんな形でもいいのでより多くお芝居の仕事に携われるような年にしたいですね。

―さて、昨年大活躍の古畑さんはいかがですか?

古畑

舞台に立ち、ソロライブを開催して、『いにしえ乙女酒』(BS日テレ:現在は『えにし酒』)が始まり、『FRUSTRATION』で初センターに立たせていただいたりと、数えきれないほど、「やりたい!」と思っていたことが実現したありがたい1年でした。

大場

超個人的に思ったのは、コミュニケーション能力がホント高くなったよね。暗いわけではないのに、どこか一線引いているように見えて、後輩としては奈和に憧れを抱いていても、どこからその扉を開ければいいのかわからなかったと思うんです。それがこの1年で奈和からその扉を開いてきてくれて。

鎌田

普段の奈和さん、マスクつけて目が見えないぐらい深く帽子を被っているから、後輩たちからしたら近寄りづらいなぁとは思います(笑)。

大場

けど話しかければベラベラ喋るんだよね。恰好はシャットダウン! 中身はオープン!

古畑

それ、自分でも理解してます(苦笑)。私もみんなともっと打ち解けたいなと、今はすごく思っています。SKE48のみんなって性格、見た目……とにかく見ていてみんな可愛いの!

髙畑

この一言、危険ですね(笑)。

一同 (笑)。

古畑

何もかも全部可愛い子たちが揃っているから、もっとコミュニケーションを取って互いを知れるような1年にしたいです。10期生も加入したので、よりオープンマインドでいたいですね。ただ、林美澪ちゃんとは話が噛み合うかどうか……。

―小学5年生ですからね。

髙畑

一回り以上違うと文化が全く違いますからね(ため息)。

大場

うんうん(ため息)。

『ソーユートコあるよね?』は須田亜香里のための曲?

―前作『FRUSTRATION』から半年、『ソーユートコあるよね?』がリリースされました!今作は、自由気ままで無自覚な元カノに振り回される男の子の悶々とした気持ちを歌っています。表題曲として珍しいテーマで攻めてみましたね。

古畑

確かに、こういう小悪魔的な女の子が表題曲に出てくるのは珍しいよね。一部では、亜香里さんがテーマになっていると言われているらしいんですよ。

―……どういうことです!?

大場

歌詞に出てくる女の子の、その場の切り抜け方が、だーすーぽいんですよ。

髙畑

「空気なんて気にしない/ドン引きするくらいマイペースなんだ」や「少しは気を遣え!」という歌詞が「私っぽい!」って言っていましたよね(笑)。

北川

亜香里さんの表情が、この楽曲にピッタリですよね。先ほどMVを見て「あぁ、亜香里さんの楽曲だなぁ」って改めて思いました。

―須田さんが軸となる楽曲は『ここで一発』や『今の私じゃダメなんだ』のように逆境から這い上がるテーマが多かったので、それは意外でした。

大場

たぶん、境遇で言えば逆境を歌う曲がピッタリなんでしょうけど、『ソーユートコあるよね?』は、だーすーの根底にある部分を見事に歌った曲だと思います。

一同 (爆笑)

古畑

姉さん、思い切って言っちゃいましたねぇ。

大場

いやいや、本人の言葉を借りるとそうとしか言えないじゃん(笑)。

鎌田

まぁまぁ、確かにファンの方が知らない、“素の須田亜香里”って感じですよね。

古畑

その日の写真写りが悪かったら泣いちゃうし、お仕事が忙しくてお弁当を食べる時間が遅くなれば泣くし……そういうことが普通なんですよ(笑)。確かに、このマイペースさには、初めての人は驚くかもしれませんね。けど私たちは常に一緒にいるから、その人間ぽさ全開の亜香里さんが良いなぁと思うんですよ。

大場

そう、だーすーは、本当に周囲の空気を気にしない、ザ・私!みたいなところが魅力なんですよ。『ソーユートコあるよね?』の男の子も、女の子の何も飾らない素な部分がどうしても気がかりでしょうがないって感じですよね。ある意味、自由さが人を惹きつけるんですよ。……まぁ、それをカワイイと思うか、大変だと思うのかは人それぞれって感じで(笑)。

―(笑)。初選抜のお二人としては、センター・須田亜香里はどう映りました?

髙畑

チームがずっと一緒なのですが、常に楽しく踊っているので私たちもつられて楽しくなるんですよね。それに亜香里さんからは、「どんな場所でも見てくれている人は必ずいるから、リハーサルから全力で踊るんだよ」とすごくためになる言葉をいただきました。10年間こうして色々な経験をしながらアイドルをやってきた方が、センターにいることで、説得力と言いますか……すごく良い雰囲気になり、私ももっと頑張っていかなくちゃ!と思えました……この答え、合ってますかね?

一同

いやいやいや(笑)!

鎌田

はたごんの感想だから、正解、不正解はないよ(笑)。

髙畑

インタビュー馴れしていないので、言葉の選び方が本当に難しくて……(苦笑)。

古畑

これから増えていくから慣れていけば大丈夫だって(笑)。

北川

私もそう言われると緊張します(笑)。亜香里さんは憧れの先輩なんですよ。最初はあまり前のポジションではなかったと聞いています。私も8期生の中では端っこの方からスタートして、誰からも期待されていないなぁというのを実感していたんです。それでも亜香里さんのように努力し続ければ、いつかはセンターに立てるんだ!と思ったら、すごく夢があるなと思って。私も亜香里さんの背中を追い続けて、いつかその大きな場所に立てればいいなぁと、ご一緒して特に思うようになりました。

―須田さんがシングル選抜発表の際に「夢のあるグループだなぁ」と語っていたのは間違いではないのかと。ベテランの方は何かと「後進へ道を譲れ」と言われがちですが、こういう10年選手が初のセンターを経験することで新しい空気を運んでくるのもSKE48らしいなと思いました。

古畑

それはあるかも。亜香里さんがバラエティに出演するたびに、空気読まないで発言してダダスベリして凹んでいる姿を私たちは何回も見てきて。それでも別にいい、失敗しても学んで次に生かせばいいというのを繰り返しやってきたんですよね。その人が時間をかけて表題曲のセンターに立つってステキですよね。私たちも自信を持って前に進めばいいんだという、すごく良いモデルを作ってもらった気がします。

SKE48、初心に返りすぎ問題!?

―2020年、高柳明音さんの卒業が春に控えており、さらなる変化の潮目に立っています。まずは大場さんと古畑さんにおうかがいします。長年活動しているみなさんが、10期生という新たな血が入る中で、どんな道を作っていきたいと考えていますか?

大場

1~5期、私、(山内)鈴蘭、谷(真理佳)と長年活動しているメンバーは全員でもう10人以下です。そうなった時……私たちはSKE48らしさは残しつつ、新たな世界を広げる役目を担うことが重要かなと。例えばリクエストアワーのような伝統は残しつつ、さらに新しい恒例となる企画を用意するとか。過去から続くものに頼らず、この先、15周年とかを考えるなら、より未来のための準備作りを今のうちに始めるべきかなと。

古畑

昔の気持ちを忘れないのは大切ですけど、進むことも大切!という1年に今年はしたいですね。私、思ったんですよ!SKE48って何年かに1度「あの時のSKE48を思い出そう!」と、過去に戻りたがるクセがあるよね?

鎌田

確かに!

大場

何かと「初心に返ろう」って言ってる気がする(笑)。

古畑

そうそう!何度初心に返るの!?先に進まないの!?って(笑)。今いるメンバーたちにとって一番良いこととは?これから10期も加わり新しい形になるSKE48にとっての最高の環境とは?を考えることが今一番大切ですよ。そのために私たちの世代は、昔の教えを伝えつつ、この先のための土台作りをしていくべきだと思います……って、こんなこと言って怒られないよね?

一同 (笑)。

―これはさすがに大きく前向きな考えですから、怒らないと思います! 鎌田さん、いよいよ以前から言われていたように6期生が中軸を担う役割になってきました。大場さん、古畑さんの話に通じると思いますが、この先のSKE48を担う側としての想いは?

鎌田

今あるものを活かしながら、SKE48を応援してくださる方を大切にしつつ、ご新規の方も増やしつつ、全国展開を狙いつつ……。そうして前進するには、6期生が絶対に必要だ!と言ってもらえるように、個々のスキルを高めつつ……ってまた“つつ”って言っちゃった(笑)。一人ひとりが輝き、今いるみんなと一丸となって未来のSKE48を作り上げていける存在になっていければいいなと思います。

古畑

なっちゃんの“つつ”は怖いわぁ。今日、何回“つつ”と言ったか、時間のある方、数えてみてください。

―アハハ。そうした「次は頼んだぞ!」というプレッシャーを今感じています?

鎌田

今、円陣の掛け声をやっているのですが、メチャメチャ緊張している最中です(笑)。こういう細かいところから、先輩の偉大さを感じています。こうしてみなるんさん、奈和さんがSKE48のことについて思うことを教えていただく機会が、徐々に限られて行くんだろうな……と考えると怖い。姿を温かく見守っていただきつつ、引き締めるところは引き締めていきたいなぁ……と。けどやっぱり怖い(苦笑)!

―7、8期は若手の域から、先輩として牽引する側へと移り変わっていきますね。

髙畑

7期はもう先輩と呼ばれる方がシックリしつつも、まだ後輩気分も残っている、すごく難しい立ち位置に居る気がするんですよ。6期生のみなさんが、単独公演を開催されていたり独自の形で世界を広げているのを見て、ものすごく刺激をもらっているんです。ただ、同じことをしていても成長はできないので、何かしらの新しい形で結果を残さなければ先輩には追いつけないなと。2020年はもっと先輩に追いつけ!という意思と、後輩に良い背中を見せながら抜かれないように頑張るという、ある意味で勝負の一年になるのかなと今は思っています。

北川

そうですよね、8期も勝負の1年になる気がします。先輩方の卒業が相次いで、後輩もどんどん加入して新しいSKE48に向かっていく中で、まだまだ「引っ張っていく」という意識が芽生えていない気がするんですよ、私(苦笑)。

鎌田

わかる!わたしたちも大分その意識が芽生えるのに時間かかったから。

北川

そうなんですか!? けど、6期生のみなさんが「次のSKE48を頼んだよ」と多くの方に言われているのを見てきたので、私たち8期生も今年中に……となるのは難しいと思いますが、少しでも自覚を持って今年1年を過ごしていければいいなと思っています。

鎌田&髙畑 (深く頷く)

―これからのSKE48組が深く頷きましたね。

鎌田

そりゃそうですよ!色々な想い、理由があるかと思いますが、私たちとしては“先輩方は残っていただいている”という想いがあって。みなるんさんや奈和さん、珠理奈さんたち先輩方が背負う「SKE48のために」という気持ちを、これからは少しずつ私たちも背負えるように成長していきたいです。

大場&古畑

頼んだ!(拍手)

インタビュー:田口俊輔

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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