1/18公開「劇場版 ハイスクール・フリート」夏川椎菜&Lynn「こんなにも2人の関係を深掘りに」

エキレビ!

2020/1/16 09:45

海の安全を守る「ブルーマーメイド」になるという夢をかなえるため、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は、航洋艦「晴風」の艦長に任命され、副長の宗谷ましろらクラスメイトとともに初めての海洋実習に参加した。ところが、とあるトラブルに巻き込まれ、安全なはずの実習はさまざまな苦難と危険もはらんだ航海へ。しかし、その経験は晴風のメンバーを成長させ、その絆をより強いものに。事件解決後に起こった、晴風クラス解体の危機も乗り切った。
それから3か月後、横須賀では、全国の女子海洋学校の生徒が集結し、文化祭と体育祭を合同で行う「競闘遊戯会」が開催されていた。4年に1度のお祭りの準備に、晴風メンバーたちも大忙し。そんな中、副長のましろに、他の教育艦の艦長への就任の打診があり……。


2016年4月~6月に放送され、その後OVAも発売された人気作「はいふり」こと「ハイスクール・フリート」がついに劇場アニメ化。完全新規ストーリーの「劇場版 ハイスクール・フリート」が1月18日(土)に公開される。
エキレビ!では、主人公の岬明乃役の夏川椎菜と、明乃を支える宗谷ましろ役のLynnにインタビュー。この前編では、劇場版の本予告以上の物語には触れず、明乃とましろの関係性や、2人が「はいふり」ファンの熱気を実感したエピソードなどについて語ってもらった。


「はいふり」は応援してくださる皆さんの熱量がずっと高い
──テレビシリーズの放送から3年半後に、劇場版が公開されるなど、「はいふり」は、長くファンに支持される作品となりました。お二人にとって「はいふり」は、どのようなイメージの作品ですか? 「はいふり」と言われて、まず頭に浮かぶのは、どのようなことなのでしょうか?

夏川 キャストが多くて、登場人物もみんな女の子なのでキャストも女の人ばかり。すごく和気あいあいとしていて、本当に学校みたいな雰囲気で収録していたなって思い出が強くあるので、まずはそれを思い出しますね。

──「晴風」クラスの生徒だけで30人以上いますが、スタジオのブースの中に入れていたのですか?

夏川 テレビの時でギリギリな感じだったので、劇場版ではあふれちゃってました(笑)。

Lynn 本当に賑やかな現場で、イベントをやってもすごく楽しくて盛り上がります。それに、作品を応援してくださる人たちの熱量をすごく感じられる作品です。しかも、それはファンの皆さんだけではなくて、舞台になっている横須賀市の方もすごく協力してくださっていて。コラボイベントもずっと続けてくださっているし。(テレビシリーズの)アニメは終了したのに、終了しない作品という印象。最近は、3か月1クールで終わってしまう作品が多い中、「はいふり」は応援してくださる皆さんの熱量がずっと高くて、ずっと愛がある。そういう印象が強いです。

──たしかに、「はいふり」は、テレビシリーズ終了後も横須賀で定期的にイベントが開催されるなど、ファンの熱気がずっと継続している作品という印象があります。そういったファンの思いを特に強く実感したできごとがあれば教えてください。

夏川 横須賀の市長さんが代わられた時、作品を代表して私がご挨拶へ行く機会があったんです。その時、せっかくだからということで、(名物の)海軍カレーが食べられるお店と、ずっと「はいふり」を応援してくださっていた和菓子屋のさかくら(総本家)さんにお邪魔したんですよ。その時、さかくらさんへ行くまでの商店街が「はいふり」だらけで、どこ見ても「明乃がいる」「あ、シロちゃん(ましろの愛称)だ」みたいな状態で、はいふりタウンみたいな光景だったんです。一番ビックリしたのは、さかくらさんの上の階でした。そこには「はいふり」のファンスペースみたいな場所があり、グッズや出演している声優さんのサインとかが置いてあって。そこを利用しているファンの方の熱い思いが書かれたノートもあったんです。こんなにも地域に寄り添った形でファンの方たちが一緒に楽しめる場所があるなんて羨ましいな、とまで思いました。

──自分も参加したいような?

夏川 そうですそうです! それに、こんなにも素敵な場所がある作品に自分は関わらせていただけているんだなと、改めて嬉しくもなりました。


これは絶対にみんなが聞きたいお知らせだぞって、気合いが入った
──Lynnさんも、そういったファンの熱さを実感したことはありますか?、

Lynn 元々は地方に住んでいたという「はいふり」ファンの方からお手紙をいただいたのですが。上京することになった時、「はいふり」が好き過ぎて、東京ではなく横須賀に住むことに決めましたって。

夏川 ええーすごい! でも、東京まではちょっと遠いよ(笑)。

Lynn そうそう! 通学にしても通勤にしても、横須賀からだとちょっと遠いと思うんだけど(笑)。「はいふり」は、そうやって、人の人生を変えてしまうくらいの作品なんだなと思って、すごく嬉しかったです。その他にも、「はいふり」をきっかけに横須賀という街自体をすごく好きになってくれる人は多くて、「月に1回くらい横須賀へ行ってます」みたいなお手紙も頂くし。もう、聖地巡礼どころの話じゃないなって。

──巡礼ではなく住んじゃった人もいるわけですしね。

夏川 聖地定住だ(笑)。

Lynn あはは(笑)。でも、それだけの思いを持って作品を応援してくださるのは、嬉しいなと感じました。

──劇場版の制作決定は、2018年4月に横須賀で開催された「放送開始2周年記念イベント」で発表されました。お二人も出演していましたが、その時の心境や会場の雰囲気などを教えてください。

夏川 これは絶対にみんなが聞きたいお知らせだぞって思うと、気合いが入りましたね。サプライズ演出付きの発表だったし、すごく盛り上がりました。

Lynn すごかったよね。

──いくつもの新情報を発表した上で、最後にさらに大きな発表という形でした。

夏川 そうなんですよ。みんなが「これでお知らせも終わりかな?」と思ったところで、発表したんです。私、サプライズするのが大好きだから、にししって感じで得意げな顔をしてました(笑)。

Lynn 発表したらみんなが喜んでくれることは分かっていたんですよね。「お待たせしました。やっとだよ」みたいな気持ちでもあったので。でも、実際に発表をしたら、その想像を上回る喜びが返ってきて。本当に待っててくれたんだなって思ったし、その瞬間に立ち会えたことがすごく嬉しかったです。

夏川 ファンの皆さんの声が本当にすごくって。黄色い声援って、こういうことなのかなって思いました(笑)。

Lynn 「はいふり」のファンの方って一体感がすごいんです。

明乃がカッコ良く見えるのも、シロちゃんが支えてくれているから
──劇場版の制作が決まってから、アフレコが近づいて台本を受け取るまでの間も、イベントなどでスタッフと会う機会はあったかと思うのですが。劇場版の内容について何か聞いたりはしていましたか? それとも、台本を受け取ってから初めて知ったのでしょうか?

夏川 何かにつけて探りは入れていたんですけれど。皆さん、台本が上がる直前くらいまで、隠していたのか本当に分からなかったのかは知らないんですけれど、「どうなるんでしょうねー?」みたいなはぐらかされ方をして。

Lynn うん。そんな感じだった。

夏川 台本をもらってから、「あ、こういう話なんだ」って初めて知る感じでした。だから、どのくらい新キャラが出てくるのかも知らなかったし。そもそも、明乃に出番はあるのかも分からないままだったので、不安半分、期待半分みたいな感じでした。

Lynn 私は、直接スタッフさんに探りを入れたわけではないんですけれど。共演者のみんなと話している中で、どうやらゲーム(「ハイスクール・フリート 艦隊バトルでピンチ!」)の新キャラにスポットが当たるらしいって噂があって。

夏川 そうそう! いろんな噂があったよね!

Lynn 私たちの出番は、あんまり無いみたいなことも言われていたんです。

夏川 だから、不安だったんです。

Lynn でも、劇場版の。最初のポスター(ティザービジュアル)には、明乃とましろの二人が描かれていたので。「あ、良かった。出るんだ」って(笑)。

夏川 あれで、明乃とシロちゃんが出なかったら怒られるよね(笑)。


Lynn うん。ただ、そのポスターから、どんな話になるのかまでは読み取れなかったので。台本を読んだ時は、またこんなにも二人の関係を深掘りしてくれるんだ、と。私的にはびっくりな内容ではありました。

夏川 正直、私もびっくりしました。テレビシリーズの中で、二人の仲はけっこう深まっていたし。その先って、ちょっと想像がつかなかったというか。どうしたら、その先を描けるのかなと思っていたので、意外でした。

──テレビシリーズでは、明乃とましろは、かなり対照的な存在として描かれていたと思います。Lynnさんから見た夏川さんの印象は、やはり明乃と重なるところが多いのでしょうか?

Lynn 明乃に対しては純粋な真っ直ぐさを感じていて。ナンス(夏川の愛称)も、私にはそう見えています。

夏川 やったー! 良かった(笑)。

Lynn でも、ナンスは明乃より全然しっかりしているし。劇場版の明乃はテレビシリーズから成長して、しっかりしてきたので、よりナンスに近づいてると思います。


──では、夏川さんから見たLynnさんは、ましろと重なる印象が強いですか? それとも、ましろとは違う一面を強く感じますか?

夏川 シロちゃんは、テレビシリーズでも劇場版でもそうなんですけれど、明乃に無いところを持っているキャラクター。一緒にいると安心感があるというか、シロちゃんがいるからこそ、明乃が自由にできるみたいなところがあって。明乃がカッコ良く見えるのも、シロちゃんが支えてくれているからだと思うんです。その関係性って、私とLynnちゃんにも重なると感じていて。アフレコでも、イベントでも、いろいろなところで、私がどんなにへなちょこなことをやっても、きっとLynnちゃんがきちんとまとめてくれると信じているし(笑)。もし、私がカッコ良く見える瞬間があるなら、たぶん、Lynnちゃんが頑張ってくれているからこそだと思います。

(後編に続く)

(取材・文・写真/丸本大輔)

≪作品情報≫
「劇場版 ハイスクール・フリート」
1月18日(土)公開

【スタッフ】
原案:鈴木貴昭
キャラクター原案:あっと
総監督:信田ユウ
監督:中川淳
脚本:鈴木貴昭、岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス

【キャスト】
岬 明乃:夏川椎菜
宗谷ましろ:Lynn
立石志摩:古木のぞみ
西崎芽依:種崎敦美 ※「崎」の字は「立つ崎」
納沙幸子:黒瀬ゆうこ
知床 鈴:久保ユリカ
知名もえか:雨宮天

(C) AAS/新海上安全整備局

当記事はエキレビ!の提供記事です。

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