根拠のある自信と根拠のない自信。どっちが「強い」?/ひろゆき

日刊SPA!

2020/1/16 15:54

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

◆根拠のある自信と根拠のない自信。どっちが「強い」?

「勝ち組」「負け組」という括りがありますけど、それってあくまで客観的なものだと思うのですね。というのも、勝ち組と見られているのに不安を感じている人もいれば、負け組と思われているのに根拠のない自信を持って卑屈にならない人もいたりするからです。

前者より後者のほうが人生を楽しめている気がするのは僕だけではないと思うんですけど、その根拠がどうであれ、「自分は人生の勝ち組だ」と思い込んで自信を持っているような人のほうが出来事を楽しく受け止められるんじゃないかと思ったりするわけです。

じゃ、どうやって自信をつければいいのか?って話なんですが、それは日々の些細な出来事の積み重ねが大事だったりするんですね。

例えば、算数が苦手な子供なら簡単な足し算を何度も繰り返し、「算数とか余裕」と感じたところで繰り上がりの足し算をやって……とレベルの低いところからマスターしていくように進むと自信を持ったまま成長できますよね。

他にも、長距離走未経験の人が、いきなり「20㎞を走れ」と言われたら不安になりますけど、10㎞を完走したことのある人なら「なんとかなるかな」と思えたりもします。もちろん、未経験のことなので完走できる根拠はないんですけど、小さな成功体験を積み重ね、「未知のこともこなせそうな気がする」という思い込みが自信のもとになると思うのですね。

こんな感じでいろいろと試して失敗を繰り返して、たまにうまくいったりするのが人生なんですけど、自信を持てない人というのは「失敗するし、やるだけ無駄」と考えて何もしなかったりするので、大人になっても成功しないままの確率が高くなってしまうのですね。

小学生レベルでの算数ができる・できないの能力差なんて社会に出ると大した差でもないので苦手でも問題ないわけですけど、小学生の頃に算数が苦手なことをきっかけに物事の受け止め方に影響が出てしまうのは良くないことなんですよね。なので、大人になってうまく生きていくためにも、子供のころからある程度の自信はつけさせたほうがいいんじゃないかと。

そのためには、簡単なことでも初めてできたことは褒めてあげて「今までできなかったことができたら、いいことがある」という習慣づけをさせていったり、「失敗が怖いから何もしないほうがいい」とか考えさせないよう、失敗を責めないことが大事なんですよね。

また、自信に「根拠がない」人のほうが強いというのがあったりします。

例えば、周りよりも成績が良く勉強に自信のある子供が東大に行ったとして、自分よりも勉強ができる子しかいなかったりすると「自分には何の価値もない」と自信を喪失してしまったりします。他にも、学歴に自信を持っていたのに、会社に入ったら学歴がほとんど役に立たなくて、自分の人生を費やしたものは無駄だったと思うなんてこともあります。そんな感じで、根拠のある自信を持つと、その根拠が崩れた瞬間に絶望感を覚えるなんてことになるわけです。

そういう意味では根拠のない自信を持つことも、ある意味で大事だったりするのです。根拠のない自信を持っている人のほうが新しいことに挑戦したがると思いますし、その回数が多ければチャンスを掴む可能性も高くなりますから。

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

【ひろゆき】

西村博之(にしむらひろゆき)’76年、神奈川県生まれ。フランス在住、たまに日本。2ちゃんねる・ニコニコの元管理人で、英語圏最大の掲示板サイト『4chan』現管理人。SPA!誌面にて11年間にわたり「ネット炎上観察記」を連載。近著に『自分は自分、バカはバカ』(SBクリエイティブ)など

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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