芥川賞の古川真人氏「俺はこれからどうなっちゃうんだろう…」


第162回芥川賞に決まった作家の古川真人氏が15日、都内のホテルで受賞会見に臨み、「俺はこれからどうなっちゃうんだろう…」と率直な心境を語った。

『背高泡立草(せいたかあわだちそう)』で受賞した古川氏は、2016年に新潮新人賞を受賞した際、「つくづく思ったのは『俺これからどうなっちゃうんだろう…』というのと、『なんでこうなっちゃったんだろう…』と、悪い意味じゃなくて、自分がとんでもない場所に出ていっちゃてるというのを覚えた」という。それが、「今も『なんでこうなちゃったんだろう…』、あるいは『俺はこれからどうなっちゃうんだろう…』というのが率直に浮かんだ気持ちです」と胸の内を明かした。

家族に言いたいことは「特にない、かな(笑)」といい、受賞の報告をした人について聞くと、「さっき待っていた時間にトイレに行ったとき、高校の同級生から電話が来て『トイレしてる』って言いました」とのこと。

あらためて、現在の心境を尋ねると、「うれしさっていう感情はまだないです。おそらく2日後、3日後、生活が日常に帰っていくと、風呂でシャンプーしてるときに、ほくそ笑むということになるかと思います」と想像を巡らせた。

それでも、4回目の候補での受賞ということで、「自分が候補になるたびに喜んでいてくれる人がいまして、そういう人が(今回の受賞で)喜んでいると思うと、うれしいんだろうなっていうのは分かっているという感じです」と、論理的に状況を理解しているようだ。

一方、『熱源』で第162回直木賞を受賞した川越宗一氏も「現実感がないというか、今もちょっと信じられない気持ちがあります」と、古川氏と同様に実感がわいていない様子。今回は初のノミネートで受賞となったが、「最初『候補になりました』って言われても、ドッキリカメラじゃないかと思ったんですが、今もドッキリが進行しているようなハラハラしている印象です」と緊張感を述べていた。

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