【米ビルボード・ソング・チャート】ロディ・リッチ、ジャスティン・ビーバーを抑え自身初の首位に

Billboard JAPAN

2020/1/14 13:30



ロディ・リッチの「ザ・ボックス」が自身初のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

前週13位から3位に浮上した同曲は、60%増加の週間6,820万視聴を記録し、今週もストリーミング・チャート、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートの3冠を制覇(各2週目)。2020年度では、1月4日付チャートでマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が記録した7,220万回に次ぐ高視聴回数で、ラップ・ソングとしては、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が2019年8月3日付チャートで記録した、7,250万回以来となる7千万超えを達成した。

週間11,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは31位から8位にジャンプアップ。今週の<Sales Gainer>も獲得している。エアプレイも好調で、前週から196%増加の1,090万回を記録した。

同時に、同曲が収録された『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』も、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で返り咲きの首位獲得を果たしている。シングル、アルバムの両チャートを制したのは、2019年3月9日付チャートで映画『アリー/スター誕生』のサウンドトラックと「シャロウ」が果たして以来、約1年ぶりの快挙。

「ザ・ボックス」は、12月6日にオーディオ・ビデオ、今年1月9日にリリック・ビデオが公開されているが、公式のミュージック・ビデオはまだリリースされていない。というのもこの曲、正式なシングル曲としてリリースしたタイトルではないからだ。ビデオが公開されれば、しばらくは上位ランクインが見込める。

この「ミュージック・ビデオ(オーディオ、リリック含む)の再生回数」についてだが、今週1月18日付チャートより動画共有サービスYouTubeにおける一般ユーザーのコンテンツ=UGC(User Generated Content)動画の算出方法が簡素化され、チャートにカウントされる動画は「song-UGC」、除外されるものは「non-song UGC」と表記される。「song-UGC」には、一曲としてみなされるだけの内容・長さが必要となっている。

また、これまでは(YouTubeなどの)広告支援を含むオンデマンド・ストリームと同等だった「song-UGC」は、プログラム配信(リスナーではなくサービスによって選曲が行われているパンドラなどのネット・ラジオのストリーム数)と同じ比重となる。加えて、有料/サブスクリプションでのYouTubeビデオ・ストリームとYouTube Musicのオーディオ・ストリームが分けられ、その他の有料/サブスクリプションでのストリームと同等の比重となる。これは、現在ストリーミングとしてカウントされている3種のレベル※の内、最も高いレベルとなっている。[※有料(1再生=1ユニット)、広告支援(1再生=2/3ユニット)、プログラム配信(1再生=1/2ユニット)]

これはHot 100のみならず、R&Bソング・チャートやラップ・チャート、カントリー、ラテン等の“Hot”と提示された主要チャートやストリーミング・チャートにも反映される。

チャートに戻り、今週2位にデビューしたのはジャスティン・ビーバーの新曲「Yummy」。Hot 100でのTOP10入りは通算17曲目で、アレサ・フランクリン、シェール、リュダクリス、ニッキー・ミナージュの記録と並んだ。

週間5,090万回を記録し、エアプレイ・チャートでは38位から10位に急上昇、2,930万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは2位に、71,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは自身11曲目のNo.1獲得を果たしている。週間7万ダウンロードを突破したのは、2019年6月29日付チャートでテイラー・スウィフトの「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」(79,000ダウンロード)が記録して以来、約半年ぶりの快挙達成。

デジタル・ソング・セールス・チャートでの1位獲得記録としては、そのテイラー・スウィフト(18曲)、リアーナ(14曲)に次ぐ、ケイティ・ペリーとタイの歴代3番目で、男性アーティストとしてはトップ。セールスが好調だった理由としては、公式ウェブサイトで販売されたLP盤やカセットテープ等のグッズ商品による売り上げが大きい。また、R&Bソング・チャートでも、前週の16位から1位に、通算8曲目のNo.1獲得を果たしている。

「Yummy」のリリース効果もあり、ダン+シェイとのコラボ・ソング「10,000アワーズ」も先週の9位から5位に、4ランクアップしている。TOP5に2曲を送り込んだのは、2019年9月21日付チャートでポスト・マローンが「グッバイズ」(3位)、「サークルズ」(4位)をランクインさせて以来、4か月ぶり。先週トップだったその「サークルズ」は、今週3位にダウンしている。

アリゾナ・ザーヴァスの「ロクサーヌ」は、前週の5位から9位にダウンしているが、週間4,950万回を記録し、今週の<Airplay Gainer>を獲得している。2019年11月9日付チャートでNo.1デビューを果たした、セレーナ・ゴメスの「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー」は粘り強く10位にランクイン。2020年1月10日に同曲が収録された3rdアルバム『レア』が発売されたため、アルバムのリリース&プロモーション効果により、次週はランクアップが見込める。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、1月17日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ザ・ボックス」ロディ・リッチ
2位「ヤミー」ジャスティン・ビーバー
3位「サークルズ」ポスト・マローン
4位「メモリーズ」マルーン5
5位「10,000アワーズ」ダン+シェイfeat.ジャスティン・ビーバー
6位「サムワン・ユー・ラヴド」ルイス・キャパルディ
7位「ダンス・モンキー」トーンズ・アンド・アイ
8位「グッド・アズ・ヘル」リゾ
9位「ロクサーヌ」アリゾナ・ザーヴァス
10位「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー」セレーナ・ゴメス

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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