【米ビルボード・ソング・チャート】ポスト・マローン「サークルズ」通算3週目の首位、ロディ・リッチ自身初のTOP3入り

Billboard JAPAN

2020/1/7 11:40



ポスト・マローンの「サークルズ」が返り咲きの首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

2019年11月30日付チャートでトップに浮上し、翌週の2週間1位をキープした後、ザ・ウィークエンドの「ハートレス」、そして先週まで計3週のNo.1を記録したマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」にその座を奪われた「サークルズ」だが、粘り強さをみせ、5週ぶり、通算3週目の首位獲得を果たした。

特に強いのがラジオで、今週は1億210万回を記録し、同3週目のエアプレイ・チャート1位に輝いている。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、週間23,000ダウンロードを記録して6位から2位に、ストリーミング・チャートでも、週間2,420万視聴を記録して、38位から7位にジャンプアップしている。ストリーミング・チャートで順位が一気に跳ね上がったのは、先週まで上位を独占していたホリデー・ソングが一掃されたため。

4週以上のブランクを経て首位に復帰したのは、2014年にテイラー・スウィフトが「シェイク・イット・オフ」で記録して以来、約5年ぶりの快挙。この時は、2014年9月6~13日付の2週をキープした後、メーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が8週間1位を独占し、9週ぶりにトップに浮上した。前2013年には、マイリー・サイラスが「レッキング・ボール」で10週ぶりに返り咲きの首位獲得を果たしている。歴代最長記録は、チャビー・チェッカーが「ザ・ツイスト」で記録した、1年4か月(1960年9月19日付~1962年1月13日付)。

続いて2位には、前週の9位からジャンプアップしたマルーン5の「メモリーズ」がランクイン。マルーン5は、これで2000年代(1曲)、2010年代(5曲)、2020年代(1曲)の3つの年代でTOP2にランクインした唯一のバンドとして記録を更新した。3つの異なる年代でTOP2にランクインしたグループは、ローリング・ストーンズに続き2組目。その他、3年代にわたり2位以上の楽曲を送り込んだアーティストは以下の15組いる。

エルヴィス・プレスリー
ブレンダ・リー
シェール
アレサ・フランクリン
スティービー・ワンダー
エルトン・ジョン
ディオンヌ・ワーウィック
グラディス・ナイト
マイケル・ジャクソン
ジャネット・ジャクソン
マドンナ
ブリトニー・スピアーズ
クリスティーナ・アギレラ
ジェイ・Z
アッシャー

なお、マライア・キャリーは前週「恋人たちのクリスマス」が首位獲得を果たしたことで、4つの年代にわたり1位を記録した唯一のアーティストとなった。今週はホリデー・シーズンの集計が終了したため、「恋人たちのクリスマス」は1位から100位圏外にランクダウンした初の楽曲という珍しい記録も更新している。

「メモリーズ」は、週間25,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートで3位から1位に、返り咲きの首位獲得を果たしている。また、9,500万回を記録して、エアプレイ・チャートでも3位にTOP3入りを果たした。首位のポスト・マローンとも僅差まで縮めてはいるが、ストリーミングが若干弱く、週間1,770万視聴で22位に留まっている。

2019年12月21日付アルバム・チャート“Billboard 200”で首位デビューを果たした、ロディ・リッチのデビュー・アルバム『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』からカットされた「ザ・ボックス」が好調で、前週の13位から3位に浮上し、シングル曲としては初のTOP3入りを果たしている。ブレイクのキッカケとなったのは、昨今アメリカでもブームを巻き起こしている動画アプリTik Tokのトレンド曲に起用されたため。

週間4,260万試聴を記録し、ストリーミング・チャートで3位から1位、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでも同3位から1位に、そして前週2位にランクインしていたラップ・ソング・チャートでも1位に輝き、3つの主要チャートを制した「ザ・ボックス」。デジタル・ソング・セールス・チャートでは31位(週間6,000ダウンロード)と伸び悩んでいるが、ストリーミングの上昇次第ではトップを狙える位置にいる。また、フィーチャリング・アーティストとして参加したマスタードの「Ballin'」も、今週12位まで最高位を更新し、TOP10入り目前となった。

前週までTOP10に4曲ランクインしていたクリスマス・ソングはランク外となり、ルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラヴド」は8位から4位に、アリゾナ・ザーヴァスの「ロクサーヌ」は6位から5位にそれぞれ浮上。日本でも人気を博したリゾの「グッド・アズ・ヘル」は10位から6位にランクアップし、トーンズ・アンド・アイの「ダンス・モンキー」は14位から7位に、TOP10復帰を果たした。

TOP10復帰といえば、前週の38位から8位に急上昇したトラヴィス・スコットの「ハイエスト・イン・ザ・ルーム」がある。今週浮上したのは、同曲が収録されたコンピレーション・アルバム『ジャックボーイズ』のリリース効果によるもので、アルバムに収録されたラッパーのリル・ベイビーと、スペイン出身の女性シンガー=ロザリアをフィーチャーしたリミックス・バージョンが人気を博し、ストリーミングが急上昇した。なお、この曲は2019年10月19日付チャートでNo.1デビューを果たしている。また、アルバムは今週のチャートでNo.1デビューを飾った。

前述にもあるように、先週までチャートを荒らしていたホリデー・ソングが一気に圏外へ落ち込み、その他の楽曲が繰り上がりのランクアップを果たしている。おそらく、今年の年末にも同様のチャート・アクションがみられるようになるだろう。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、1月10日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「サークルズ」ポスト・マローン
2位「メモリーズ」マルーン5
3位「ザ・ボックス」ロディ・リッチ
4位「サムワン・ユー・ラヴド」ルイス・キャパルディ
5位「ロクサーヌ」アリゾナ・ザーヴァス
6位「グッド・アズ・ヘル」リゾ
7位「ダンス・モンキー」トーンズ・アンド・アイ
8位「ハイエスト・イン・ザ・ルーム」トラヴィス・スコット
9位「10,000アワーズ」ダン+シェイfeat.ジャスティン・ビーバー
10位「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー」セレーナ・ゴメス

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ