『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』人気声優・入野自由もサプライズ登場した大阪公演をレポート

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ディズニーのキャラクターと物語の舞台が登場する人気ロールプレイングゲーム「キングダム ハーツ」シリーズ。2019年1月に最新作『キングダムハーツIII』が発売されたことを記念し、同作の世界観をフルオーケストラで再現するオフィシャルコンサート『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』が世界各国で開催。その大阪公演が11月30日、大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)にておこなわれた。
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』

同コンサートは、4月の東京公演を皮切りに、北米、欧州、アジア、南米を巡り、今回ついに日本凱旋。大阪公演では、大阪交響楽団の演奏、「キングダム ハーツ」大阪公演特別合唱団のコーラスのもと、最新作の楽曲から過去の人気曲まで、余すことなく披露された。

『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』

この公演の大きな特徴は、「キングダム ハーツ」のゲーム映像を大スクリーンに投影し、そのストーリーにシンクロさせる形で演奏される点。主人公・ソラたちが冒険へと旅立ちさまざまなワールドを巡る姿が、「Music from KINGDOM HEARTS」「Music from Re:Chain of Memories」といったシリーズではおなじみの楽曲メドレーに合わせて展開。中でも第1部のクライマックスを飾ったボス曲メドレー「Diabolic Bash」では、主人公たちが強敵に挑む勝負所の緊迫感が、演奏によって大迫力で伝わってきた。

第2部の幕開けとなった「Face My Fears -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-」では、青空、夜空など様々な空模様が映像で描き出され、その広大さや情感が、バイオリンのなめらかな音色であおられていく。同曲の演奏後、「キングダム ハーツ」シリーズで数々の作曲を担当したコンポーザー・下村陽子が登壇し、「バイオリンとオーケストラの掛け合いが美しい」と絶賛した。

その後も、「キングダム・オブ・コロナ」(『塔の上のラプンツェル』のワールド)ヒロイン・ラプンツェルの心踊る気持ちをあらわした「Symphonic Suite:The Worlds of Tres II -Tangled with Scares-」、「アレンデール」(『アナと雪の女王』のワールド)をシリアスなムードで魅せていく「Symphonic Suite:The Worlds of Tres III -A Frozen Fracas-」、「ザ・カリビアン」(『パイレーツ・オブ・カリビアン』のワールド)ジャック・スパロウたちの勇壮なバトルをスリリングに表現する「Symphonic Suite:The Worlds of TresIV -A Pirate's Tale-」などを演奏。

人気アーティスト・宇多田ヒカルによる主題歌を原曲とした「光-KINGDOM Tres Orchestra Instrumental Version-」、アンコール曲「誓い-KINGDOM Orchestra Instrumental Version-」を含む全20曲が奏でられた。
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』

ちなみにこの日は昼、夜の2公演が実施されたが、夜公演にはソラの声を担当した声優・入野自由、「キングダム ハーツ」シリーズの生みの親であるディレクター・野村哲也、エグゼクティブ・プロデューサー・間一朗らがサプライズで登場し、会場内に歓声が響いた。
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』
『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』

また夜公演前には、「キングダム ハーツ」シリーズの作曲家である下村陽子、石元丈晴、関戸剛の3名にもインタビュー。2002年の1作目発売以降、多くのファンに長年愛されている同シリーズの音楽の人気の秘訣について尋ねた。

下村:ストーリー自体はスケールが大きく少し複雑なところもありますが、根底に愛や友情があり、そういうシンプルな部分が音楽にも表れて心に響く音楽になっているのではないでしょうか。

石元:ワールドが多く、そこに行けばゲームの雰囲気もがらっと変わる。抑揚があるところがプレーヤーを飽きさせない。

関戸:緩急が分刻みで押し寄せてくる。バラエティの豊かさが人気の秘訣ではないでしょうか。

そしてインタビューの最後には、12月26日・27日にパシフィコ横浜国立大ホールに来場する観客に向けて、それぞれがメッセージを贈ってくれた。

下村:「友人が『キングダムハーツ』が好きでコンサートに連れてこられたら、自分がハマった」という感想も聞きました。音楽から『キングダムハーツ』の世界に入ってもらうなんてこともあるなら嬉しいですね。

石元:演奏された音が空気を揺らして耳に入る、というのは会場でしか体験できないこと。この貴重な機会を是非楽しんでもらえれば。

関戸:交響楽を聴くと、耳だけではなく肌で感じることができると思います。

『KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-』のファイナルとなる横浜公演は12月26日・27日、パシフィコ横浜国立大ホールで開催される。

取材・文=田辺ユウキ 

当記事はSPICEの提供記事です。

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