結婚式の新郎胴上げで大惨事に…式場の“禁止事項”に隠されたホンネ

女子SPA!

2019/12/6 08:47

 こんにちは。おまみこと、長谷川真美です。6年のウェディングプランナーの経験を経て、式場専門のコンサルタント、プランナー養成講座の主催、フリーランスのウェディングプランナーをしています。

式場を契約する際、まずは式場から提示される「規約書」に基づいて申込の手続きが進められます。この「規約書」は、いわば、その式場の「歴史」のようなものでもあり、たとえば、「什器備品の破損などがあった場合、直ちに修復していただくか、相応の金額をお支払いいただきます」のような文言があったとしたら、「過去に什器備品が壊されたことがあって、それを弁償しなかった人がいるんだなぁ」という感じです。

今回は、そんな「規約書」に追加項目として加えられてしまったエピソードをお届けします。

◆値下げ交渉はお手柔らかに……

ブライダルフェアでは、多くの式場が「ブライダルフェア特典」を用意しています。少しでもお客様の背中を押して、ご納得いただいてご成約に繋げるためです。どれだけ予約枠が埋まっているかなどによっても、その特典内容は左右されますが、お得であることには違いありません。中には、時期や招待人数、日柄、時間帯などによって、驚くほど安くなる可能性も大いにあります。

ただ、あまり多くはないのですが、成約されてからもさらに値段交渉をされるカップルも中にはいます。会場によっては、成約された方のみを対象にしたドレスショーでお得なプランの用意があったり、結婚式に必要なアイテム(引出物や写真、ペーパーアイテムなど)を一度に見ることができるアイテムフェアなどでもお得な特典があったりします。

そういったイベントにはぜひ参加されることをおすすめしますが、それ以上に値段交渉をされてしまうと、会場側はただただ辟易としてしまいます。もちろん、ウェディングプランナーも仕事ですから、そういったお客様に対しても無下に対応することはありませんが、度が過ぎてしまうと、「要注意カップル」としてリストに載ってしまうことも。

そして、そういったカップルが増えてしまうと、「規約書」に記載されることになります。「ご成約後のディスカウントは一切応じかねますので、ご了承ください」と。もし、そのような文言があった場合は、過去に強く値切られてしまったことがある、ということですね。会場側の心情としては、「お手柔らかにお願いします……」といったところでしょうか。

◆敷地内での胴上げ禁止⇒昔、大惨事あり

他には、カップルをはじめ、ゲストの方々の安全に関することも条項として付け加えられることがあります。たとえば、ゲストハウスでは、プールサイドでデザートブッフェなんてシーンも多く見受けられますが、泥酔してしまった新郎やゲストが悪ふざけでプールに落ちてしまい、そういった場合の責任の所在などについてです。

もちろん、式場を運営する側としては、ゲストに提供するお料理、お飲み物、サービス……、すべてにおいて安心・安全にお過ごしいただけるようにと細心の注意を払っています。それでも、久々に会った学生時代のご友人との話に花が咲き、つい……というのを式場側として制止することは、やはり水を差すようでできません。

私が過去にいた式場では、披露宴が終わった後、お庭で新郎を胴上げしていたところ、ゲストのほとんどが酔っていたため、うまくキャッチされずに落下してしまい、腰の骨を折る大惨事に見舞われたこともありました。こちらも例に違わず規約書に、「敷地内での胴上げの禁止」と、禁止事項に付け加えられることとなりました。

結婚が決まったカップルは、年末から年始にかけて本格的に結婚式について考えるタイミングだと思いますが、式場に申し込む際は、しっかり規約に目を通してからお申し込みください。規約に記載されている条項が多いと少し厄介に思ってしまうかもしれませんが、それだけ歴史があり、多くのカップルを送り出してきた式場の証拠です。安心してお申し込みください。ただ、不明点、不安点は遠慮せずに伝えてくださいね。

<文/長谷川真美>

【長谷川真美】

結婚式場専門コンサルタント、ウェディングプランナー養成塾「おまみ塾」を主催。ウェディングに携わって15年。5年間のプランナー業務を経て、式場コンサルタントに。株式会社OMエンタープライズ代表。プランナー時代の経験を書いたブログ、instagram:@om_enterprise.0222(OMエンタープライズ)、@omamijuku(おまみ塾)

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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