ユニコーンの「雪が降る町」を今年の年末も聴くであろう理由

UtaTen

2019/12/4 19:00

年末、人が町へ繰り出すのはなぜ?




賑わう年末の町を彩る、ブラスバンドの音色のようなイントロに続いて始まる歌詞に、思わず“その気持ちわかる”と共感した方も多い事でしょう。

年末って、どうしてみんな大した目的もないのに町へ繰り出してしまうのでしょうね。

人波の中、買いたい商品に辿りつくのも大変なのに、なんだかんだ言いつつ自分も買い物に来ているし、ふと周囲を見渡せばみんな笑顔。

この曲がリリースされた1992年から27年が過ぎ、Amazonなどのネット通販が普及した今もなお、年末になると変わらず町は買い物客で溢れています。

それはきっと、今年も無事に一年を終え、買い物リストを作って来年のための買い物が出来るという、ネット通販では感じられない幸せを実感できるからではないでしょうか。

「白い雪」が表す風景とは




「まち」という言葉が登場する歌詞では、「街」という漢字が使われる事が多いと思います。しかし、奥田民生はなぜ「街」ではなく「町」と歌ったのでしょう。

実は「街」は「商店街」という言葉からも解るように、「商店などが立ち並ぶ通り」を表し、「町」は「家々が密集する地域」や「都会」を意味しているそうです。

この曲に描かれた「まち」は、自分の住むアパートのある家々が密集する地域のことを指して、奥田民生は「町」と歌ったのでしょうね。

そんな「僕らの町」に「白い雪が つもるつもる」。

降り出した雪が町を白く塗り替えて行く様子を描いたこの歌詞は、今年の残り時間が日に日に少なくなって行く様子と、今年起こった出来事がどんどん真っ白にリセットされて行く人々の心情を表しているのでしょう。

そして、その雪景色の向こうには、恋人と二人きりでこたつに入り、ミカンでも食べながらお正月番組を見てのんびりする、そんな新年の1ページが見えているのではないでしょうか。

この曲が描いた日本人の美徳




通勤電車やビジネス街が静かになり、忘年会などで町を行き交う人々。

みなそれぞれに色んな事情を抱えているけれど、それはとりあえず置いといて、一年の終わりには必ず笑顔で挨拶を交わします。

「元気で」「お気をつけて」そして「良いお年を」。全て相手を思いやる言葉ですね。

年末によく流れる曲に華やかなクリスマスソングが多い中、昔ながらの日本の年の瀬を描いた奥田民生。

年末になると無性にこの曲が聴きたくなる理由。それは服装も髪型も、何も頑張らなくていい、実家で過ごす年末年始を思わせるこの曲に、みんなの心がホッとするからではないでしょうか。


ユニコーンの曲の中でも名曲とも言える『雪が降る町』。

しかし、奥田民生的には思ったほど売れなかったようで、その後、鈴の音を追加でアレンジした『雪が降る町 “more bell mix”』が発売されました。

果たして、鈴の音効果でクリスマスソングランキングに食い込むセールスを記録出来たのでしょうか。

そして、『雪が降る町』のMVに登場する、若かりし日の奥田民生は超可愛いので必見です。

しかし、“皆さんにも見ていただきたい”と思って動画を検索してみましたが、削除されていて再生する事が出来ませんでした。

もしかしたらどこかで視聴できるかもしれませんので、ご興味のある方はぜひ探してみて下さいね。

TEXT 岡倉綾子

当記事はUtaTenの提供記事です。

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