映画監督の林海象が、人と人との繋がりを描いた骨太な舞台『かげぜん』を演出 上遠野太洸、相楽伊織、斉藤とも子らが出演

SPICE

2019/12/4 13:49



2020年1月22日(水)~26日(日)東京・紀伊國屋ホール、1月29日(水)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて、オフィス・REN プロデュース『かげぜん』が上演されることが決定した。

本公演は、2010年、東池袋あうるすぽっとで初演が開幕し、終戦間際の時代を描き、戦争のむなしさ、人としての意地や優しさ、血縁だけではない人と人との繋がりなど、現在でも色あせることのない、人の想いを紡ぎだしている骨太な作品。多くの観客の笑いと涙を誘い、上演直後から再演が望まれていた本作品を、キャスト・スタッフを一新し、さらにより良い作品を目指して、2020年新たに上演する。

演出は、映画監督の林海象。映像での繊細な機微をどう本作品に持ち込んでくれるのか。そして主演の一人、天涯孤独の結婚詐欺師・神代大吾を演じるのは、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得し、『仮面ライダードライブ』にて、チェイス/魔進チェイサー役で活躍した上遠野太洸。甘いマスクと陰りのある眼差しが色気となり、この作品を魅力的に彩る。

もう一人の主演、青森に住む純朴な娘・河野たえと宮下時枝の二役を演じるのは、元乃木坂46でモデルとしても活躍し、今年に入り舞台女優としても活躍中の相楽伊織。彼女の笑顔が、人を引き付ける素朴な魅力となり、この作品の土台を築く。

また、作品のキーポイントとなる盲目の未亡人は、脚本を読んだ途端出演を快諾し、誰よりも公演を楽しみにしている一人、斉藤とも子。近年数々の話題の舞台で活躍するベテラン女優である彼女は、この作品により厚みを与えてくれるだろう。

前回演出をした脚本の増澤ノゾムは、今回は演出補そして俳優として参加する。かつて読売演劇大賞優秀男優賞を受賞している実力派である彼が、前回と違う役で挑むことも魅力のひとつになるだろう。

<あらすじ>
終戦間際の混乱期。詐欺師の神代大吾(上遠野太洸)は「目が見えず一人暮らしの造船王の未亡人」の「孫」になりすます話を持ち掛けられる。孫の証拠である“嫁から未亡人への手紙”を手に入れた詐欺仲間から、「年の頃もちょうどいいし、口もうまいし」と唆され、話に乗る大吾。
小野田みつ(斉藤とも子)は、小野田造船を一代で築いた夫が他界後、小さな家へ引っ越した。目を患い見えなくなった後も、住み慣れた家で淡々と暮らす日々。そこへ孫の正二が来ることになったのだが、やってきたのは正二のふりをした大吾。話の噛み合わないところを持ち前の二枚舌で乗り切り、何とか正二として家に入り込むことに成功する。
一方、詐欺仲間の酒場はガサ入れに合う。そこで、刑事の宮下(八神蓮)は大吾の名前を聞く。その行き先を執念深く追い始める宮下。彼には、体の弱い妹・時枝(相楽伊織)がいたが、詐欺師に騙され財産を失っていた。
大吾は小野田家に入り込んだものの、みつに振り回される日々。どこに金を隠しているのか、探ってもいっこうに見つからない。みつは、今度は嫁を世話すると言い出した。相手は正二の父の戦友・泰三(増澤ノゾム)の娘・たえ(相楽伊織)。いよいよ本気で逃げ出そうとする大吾の前に、たえを道案内してきた宮下があらわれる。

■林海象 コメント
林海象
林海象

「かげぜん」この戯曲のテーマは「信じる力」だと私は思います。戦争という不信の時代でありながら、この戯曲の主人公たちは、人をやたら信じます。そのような無垢な魂に信じらてしまった邪気な魂は、果たしてどう変化していくのか?そこがこの芝居の見どころです。

■上遠野太洸 コメント
皆様、はじめまして。上遠野太洸と申します。
フリーランスとしては初の主演舞台ということで今までにない重圧を感じますが、戦時中の鬱屈したもの、それでも生きるという強さをしっかりと感じながら、皆様にもお伝えしていきたいです。最後までどうぞ、よろしくお願い致します!

■相楽伊織 コメント
今までの作品とはまた違う時代や雰囲気なのでお芝居について色々学んでいけたらいいなと思います。私にとっては新しい挑戦でもあるのでとても楽しみです!

■斉藤とも子 コメント
実は、おばあちゃん役が似合う役者になるのが夢でした。
初めての作・演出・共演者の皆様との出会い。そして、盲目のお婆ちゃん役。
若いみなさんと力を合わせて、何が生まれるのかワクワクしています。

当記事はSPICEの提供記事です。

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