フィリピン出身シンガーBeverly、下積み時代を懐古 「裸足で泥道を歩いた」

しらべぇ

2019/12/4 09:40




フィリピン出身の実力派シンガー、Beverly(ビバリー)3作目のオリジナルアルバム『INFINITY』が本日4日にリリースされた。

岡崎体育が作詞作曲を手掛けたリード曲「尊い」や、『劇場版 仮面ライダービルドBe The One』主題歌の「Everlasting Sky」など、充実した内容になっている。今回はアルバムの内容について、さらにはBeverlyのルーツについての話も聞いた。

■家族で聴いていたラジオがきっかけ




———今回しらべぇの記事を読んで、Beverlyさんのことをはじめて知ったという人に向けて、音楽を始めたきっかけから教えていただけますか?

Beverly:私の家族はみんな音楽が大好きで、日曜日の朝はいつも、ラジオで音楽を流していました。ラジオから流れてくる音楽に乗せて、私も一緒に歌っていて。それを聞いたお母さんが「Beverlyは歌が上手ね」と言ってくれました。


———それは何歳くらいの頃ですか?

Beverly:お母さんからは5歳くらいだと聞いています。それから私の才能を伸ばそうとしてくれて、ボーカルトレーニングに通わせてもらいました。9歳くらいだったかな? 同じ時期に歌のコンテストも受け始めました。


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■裸足で泥道を歩いてコンテストへ


———フィリピンでコンテストを受けているときはハードだったと伺いました。

Beverly:けっこうハードだったと思います…! 山の中だったり、すごく田舎の町だったり、たくさんのコンテストがいろんな所であるんですけど、ステージがトラックの荷台だったこともあります。


———トラックの荷台がステージだというのははじめて聞きました…!

Beverly:忘れられない経験があって。遠い田舎町で行われたコンテストの日は雨がすごく強くて、その町に行く道はコンクリートじゃなくてマディー(泥道)だから、バスや車が通れなかったんです。


でも、コンテストにはどうしても参加したくて、お母さんと一緒に歩きました。靴も脱いで、45分くらい裸足で(笑)。


———今は裸足で仕事現場に向かうことはさすがにありませんよね。

Beverly:今はヒールです(笑)。


■「100%行きます!」と即決




———そのあと2017年に日本でデビュー。それはどのような経緯だったんですか?

Beverly:もともと日本の文化に興味があったので、いつか日本に行きたいとずっと言っていて。そんなときに、MISIAさんのプロデューサーさんが音源を聞いて、すぐにフィリピンに会いに来てくれたんです。


———それはすごいですね!

Beverly:日本に行きたいと思っていたときに訪れたチャンスなので、「すぐ行きます! 100%行きます」と言いました(笑)。

■岡崎体育は言葉の使い方が天才的


———では続いて、4日にリリースされるアルバム『INFINITY』のお話を伺いたいと思います。リード曲の『尊い』は岡崎体育さんが作詞作曲。最初に音源を聴いたときはどんな印象を持たれましたか?

Beverly:すごくキャッチーなメロディだと思いました。歌詞もすごく面白いです! 日本語は話せるようになったけど、まだ知らない言葉もたくさんあるから、歌詞を最初に読んだときにスタッフのみなさんがクスッと笑っているのを見て、「どうして?」って。


そして意味を教えてもらったり、自分で調べたりして、スタッフのみなさんが笑っていたのはこういうことか! と(笑)。意味がわかって、もっと「尊い」が好きになりました。


———「尊い」の歌詞の中で特に面白いと思ったのは?

Beverly:「プラモデルのパーツみたいに一つずつ丁寧に」の部分です。この組み立ては本当にすごい。


「尊い」と「存在」を繰り返すところも好きですね。体育さんは言葉の使い方が天才的だと思います。他にも「天の川でさえもバタフライで横断して」だったり、たくさん面白いところがあるので、みなさんにも注目してもらいたいです。


———先ほど、まだ知らない日本語があるとおっしゃっていましたが、体育さんの書かれる特徴的な詞は特に難しいのかなと思いました。

Beverly:そうですね。「尊い」だけではなくて、他の曲でも、私は日本語の歌詞をいったん英語のイメージにします。そして、そのときのストーリーを思い出しながら、歌っています。


『INFINITY』を作っているときに気づいたのは、イントネーションも大事だということ。「アメ⤴」と「アメ⤵」は全然違う。私はまだ日本語の発音が完璧じゃないので、レコーディングの前にスタッフのみなさんと歌詞を音読しています。


■「Poison Ivy」はBeverlyらしい




———『INFINITY』の1曲目を飾る「Poison Ivy」は、小気味よいリズムと詩がオープニングナンバーにぴったりだと思いました。

Beverly:RockとHIP HOPが融合した激しい曲で、みなさんが知ってるBeverlyを感じられる楽曲です。「I need your love」の作曲もしていただいたCarlos K.さんに作っていただきました。


———パワフルで伸びのあるハイトーンボイスも素晴らしかったです。

Beverly:ファンのみなさんからも、「ハイトーンボイスがすごいですね! どうやったらそんな風に歌えるんですか?」と言っていただけます。そんな風に褒めてもらえるのはありがたいです。


———「Poison Ivy」がBeverlyらしさを感じられる一方、「尊い」は新しいチャレンジをした1曲になったのではないでしょうか?

Beverly:はい。私のイメージはバラードだったり、ハイトーンボイスだったりすると思いますが、「尊い」はディスコフレーバーで、声もそんなに高くない。新しいBeverlyを見せられたと思います。


例えば、ドナ・サマーだったり、ディスコの曲はよく聴いていましたが、歌ったことはなかったので、私にとってチャレンジングな曲ですね。

■自分を信じれば夢は叶えられる




———Beverlyさんの将来的な夢は「世界で活躍する歌姫」になることだと思いますが、直近の目標を最後に教えてください。

Beverly:まだ行ったことがない場所で歌っていきたいです。先日、タイの番組に出演する機会があって、これからいろんな国で歌うことができるかもしれないと思いました。


フィリピンでコンテストを受けていたときは、すごい歌手の方がたくさんいるから、私にはできないかもしれないと考えていました。でも、今こうして、日本で活動できている。


“If you just believe in yourself…,”自分を信じてたくさんの人に支えてもらったら、夢は叶えられると思います。

■アルバムは本日4日発売

((C)avex)
Beverly 3rdアルバム「INFINITY」は2019年12月4日発売。アップチューンなダンスナンバーから、Beverlyの母国への愛情を感じられるバラードまで、幅広いジャンルの楽曲が収録されているので、ぜひチェックしてほしい。

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(文/しらべぇ編集部・野瀬 研人

当記事はしらべぇの提供記事です。

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