子どもの習い事は無理にでも続けさせた方がいいの?

All About

2019/12/2 21:15

子どもが習い事を嫌がるようになった場合、また「やめたい」と言い出した時、親はどのように対応すればよいのでしょうか。

嫌がる習い事は、継続期間によって対応法を考える

昨今はほとんどの子どもが、何らかの習い事をしていることでしょう。スイミングやサッカー、剣道などのスポーツ系、ピアノやバレエ、絵画などの芸術系、英語や幼児教室、学習塾などの学習系、習い事の種類も多種多様になってきています。

そのような中、最初は楽しみにして習い事を始めたものの、嫌がるようになる場合もあるでしょう。無理に続けさせても、上達や向上は望めず、時間と月謝を費やすだけになり、親はどのように対応すればよいか戸惑うことと思います。

また一概に「習い事を嫌がる」といっても、習い始めて間もない時期か、数年習い続けているのかによって状況は違ってきます。それぞれのケースにおいての対応法ややめドキ、また意欲を持って続けさせるコツについて説明します。

習い始めて、すぐに嫌がる場合

習い事を嫌がる場合、まずは、「なぜ、嫌なのか」その理由を聴くことが大切です。始めて、半年くらいまでの間もない時期に嫌がった場合、次のような理由が多いでしょう。

・指導者、先生が厳しい、相性が合わない
・習い事先の友達と合わない
・習い事に通う道のりの負担が大きい
・スポーツ系の習い事の場合、体力がついていかない
・習う前にイメージしていたのと違い、楽しくない
・思ったより、難しかった

など、さまざまあると思います。

習い事をする目的として、そのスキルの向上だけでなく、忍耐力や努力する力を養うこと、また目上の人への対応、仲間と協力しあうことなども同時に身につけたいものです。

ですので、嫌がった場合は、すぐにやめさせるのではなく、まずは次のように続けることを促しみましょう。

習い始めてすぐの場合、続けさせるコツとやめドキの見極め方

習い事が嫌になった理由をゆっくりと聴いた後、その原因に対応しましょう。

◆ 人間関係に問題があった場合
習い事の指導者や先生、友達などの人間関係が原因の場合、可能であれば、曜日やクラスの変更を申し出てみるのもよいでしょう。

◆ 体力的なことが原因の場合
習い事に通うことが負担になったり、スポーツ系の習い事で体力的についていけない場合は、少しお休みして、様子をみるのもよいでしょう。もう少し体が成長し、体力がついてくれば、また再開できることもあるでしょう。

◆ 始める前のイメージと違った場合
習う前にイメージしていたのと違ったり、思った以上に難しかった、面白くなかったなど予想していたのと違う場合は、とりあえず子どもの気持ちを一旦は受け入れ、やめる方向で考えてよいと思います。

ただ「軽い気持ちで始め、嫌になったのでやめる」では、我慢することや、努力することなどが身につかず、何かを始める前に、先のことをじっくり考えることもしなくなり「やめ癖」がつくことが懸念されます。その場合は「目標を決めて、それを達成できればやめる」約束をするとよいでしょう。

例えば、スイミングでしたら、背泳ぎができるまで、ピアノでしたら、次の発表会に出演するまで、といったように、親子で話し合って目標を決め、「達成すればやめよう」と言ってあげるとよいでしょう。

そこで子どもは、忍耐や努力を経験し、そしてワンステップ進むと、その達成間の喜びから、気持ちが変わることもあります。この関わりや方法で、継続を試みても、子どもの気持ちが変わらない場合は、やめドキとして判断してもよいでしょう。

数年続けた習い事を嫌がるようになった場合

数年続けていた習い事を嫌がるようになったり、やめたいと言った場合も、やはりその理由は丁寧に聴きましょう。

・学年が上がったり、スキルアップし、クラスや曜日、時間帯が変わり、新しいクラスでの先生や友達と合わない。

・習う内容や、技術面でついていくことが、困難になってきた。

などの人間関係やスキル面の問題があるでしょう。そしてその他に

・他にやりたいことが出てきた。

という場合もあります。

数年続けている場合の続けさせるコツとやめドキの見極め方

◆ 人間関係の場合
どこに行っても人との関係は難しくなることがあります。自分が一部引いて、相手に合わせることで、人との関係が円滑にいくことや、苦手な友達には、少しの間、近づかないようにするなどのアドバイスをしてみましょう。

◆ スキルの習得や伸び悩みが原因の場合
初めは、周囲とあまり差がなく、取り組んでいたことも、数年習っている間に、実力やスキルに差が生じてくることもあります。周囲のお友達よりスキルの習得が遅れ気味になり、だんだん嫌になってくることの悩みは、結構多いです。

帰宅後、習ったことを復習したり、練習を繰り返すよう、親がサポートしながら励ましてあげましょう。上記のことを試み、努力しても、子どもの気持ちが変わらない場合は、やめドキとして判断してもよいでしょう。

◆ 他にやりたいことができた場合
友達との関わりやメディアなどの情報から、別の興味あることが出てくる場合があります。高学年でしたら、スポーツ系や芸術系の習い事より、勉強を優先させたい思いが生じてくる場合もあるでしょう。その場合は、次に始めることの目標をしっかり決め、今の習い事をやめる方向に考えてよいでしょう。

ただし、次はどのレベルになるまで頑張るか、また最低でも何年間は続ける、などの約束をしっかり決めておきましょう。

習い事の意欲を引き出す親の関わり方

いずれの場合も、習い事を始めれば、意欲を持って取り組めるよう、親はサポートしてあげたいものです。子どもが意欲を持って取り組むようになるポイントを3つお伝えします。

◆ 認める
子どもが頑張っている様子を認めてあげましょう。習い始めた最初は「頑張ろう!」と思い、習うことを楽しみにしていたはずです。「よく頑張っているね」「どんな時も、休まず通っているね」と声をかけてあげてください。

◆ 褒める
子どもは大好きなママ、パパに褒められると嬉しくなり、やる気がアップするものです。「今、ピアノで習っている曲、感情をこめて弾けるようになって、素晴らしいね」のように、どういうところが、どのように素晴らしのか、具体的に褒めてあげてください。

◆ スキルの上達
意欲とスキルの関係性は深いでしょう。「できた」「嬉しい」「もう一度やってみたい」となり、意欲がわき、反復することにより、スキルが向上し、また更に上を目指したくなります。ですので、スキルが伸びるよう、帰宅後の復習や練習に親も可能な範囲でサポートしてあげましょう。

これらは、嫌がるようになってからも、効果的です。子どもが習い事を嫌がった場合、時期と状況によって適切に対応してあげましょう。
(文:田宮 由美(子育てガイド))

当記事はAll Aboutの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ