やくみつる、「おむすびころりんクレーター」を語る 「アポロ計画くらいメジャーに」

しらべぇ

2019/12/2 19:40




2日、今年1年間で広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の受賞語が発表された。惜しくもトップ10入りを逃したものの、ノミネート段階で大きな注目を集めた言葉があった。

それが「おむすびころりんクレーター」だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が送り出した小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球近傍小惑星「リュウグウ」の地表に作った人工クレーターの愛称だが、ノミネートを入りで初めて知った人も少なくない。

この言葉を「ねじ込んだ」という漫画家のやくみつるをしらべぇ編集部は直撃。その思いを聞いた。

■「新語」としてのおむすびころりんクレーター


受賞式でやくはおむすびころりんクレーターを「ねじ込んだ」と打ち明けた。「新語・流行語の選び方も個人的に変えてみた」という彼が選んだ聞き慣れない言葉だが、日本が遥か宇宙に残した「偉業達成の証」でもある。

「新語・流行語大賞」の名前が冠されているが、世間的には流行語に注目しがち。そこで、やくは「新語」の部分に着目したようだが、はたしてどんな思いなのか。


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■知ってもらうには格好の場


授賞式終了後、しらべぇ編集部はやくを直撃取材。おむすびころりんクレーターを選んだ真相、そして「新語」についての話を聞いた。「人の口の歯にまでは登らないまでも、続々と出てきているわけですしね」とやく。確かに口にこそされなかったが、新しい言葉である。

おむすびころりんクレーターについては「はやぶさ2のことは話題になったのに、その後ちょっと間をおいてクレーターの名前が発表されたときはスルーされた」。

面白い名前なのに注目されない――ここが気になったのか「人が注視しているところにぶち込んででも、知ってもらうには格好の場なのかな」とコメントした。

■トップ10入は果たせなかったが…


やくとしては「トップ10にねじ込んでやろうか」とも思ったほどだそう。ノミネートされた時点で世間はざわついたが、これだけでも「シメシメと思った」そうだ。

一方で新語はほかにもあると指摘する。しかしそうした言葉ほど世間に認知されていない。これについても「ネットを引いているくせになぜ、そういう言葉も知らん」と語気を強めた。

■新語・流行語大賞に大賞の役割


「より幅広い言葉に接する環境になれば。ぜひインプットしましょうよ」とも話している。やくし新語が流行れば一番良いとしつつ、「新語で後年見返したときに、『この言葉、ここが起点だったんだね』とアーカイブ的にここに入れることで残すことができる」と新語・流行語大賞の役割について言及した。

おむすびころりんクレーターが「後々、もっと有名になるかもしれないし。アポロ計画くらいメジャーになるかもしれない」と可能性に期待を込めた。もしそうなったら、2019年の新語・流行語大賞が大きな注目を集めるだろう。

・合わせて読みたい→『新語・流行語大賞』トップ10に「闇営業」 授賞したFRIDAY編集長は「宮迫さんでは?」

(取材・文/しらべぇ編集部・大山 雄也

当記事はしらべぇの提供記事です。

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