『4分間のマリーゴールド』鈴木ゆうか、オオカミちゃんと「真逆」の本性


●「手探り状態」の連ドラ初レギュラー
TBS系ドラマ『4分間のマリーゴールド』(毎週金曜22:00~)で、横浜流星演じる花巻藍に積極的にアプローチをする女子高生・遠藤琴。天真爛漫で勝ち気な女の子を演じているのが、レジクリのCMでも話題になったモデルの鈴木ゆうかだ。AbemaTVの恋愛リアリティー番組『オオカミちゃんには騙されない』では、周囲を欺く“オオカミちゃん”を好演。しかし、そこには大役であるからこその葛藤もあったという。モデルから女優へと活動の幅を広げる鈴木の近況、そして遠藤琴のような明るさの内面を探った。

○■インタビューでも肉食系を演じていた

――『オオカミちゃんには騙されない』の出演が話題になりましたね。周囲を騙す“オオカミちゃん役”ということで……大変なお仕事だったと思います。

人を騙すのって、あまりいい気しませんよね(笑)。事務所の方ともたくさん話し合って、お引き受けすることになりました。覚悟を決めていたんですけど……それでもつらいことも結構ありました。初日は気楽な気持ち。でも現場に行ったら、みんな本気で。これはまずいなと。仲良くなりたいけど、あまり行き過ぎると……と悩みました。初日以降は心を無にして、「自分」を自宅に置いて現場に行きました。でも、置いてきたはずの「自分」が、終盤にはどんどん出てきてしまって……(笑)。

――今回のドラマでも生かされていることはありますか?

『オオカミちゃん』ではずっとカメラを回されているので、カメラの存在を意識しなくなりました。それは演技の現場でも生かされていることかもしれません。それから、少しでも漏らすと良くないと思っていたので、友達や事務所の仲が良い方に聞かれても「私、オオカミじゃないよ」ってとぼけたり(笑)。秘密を守れたからこそ、やりきることができたのかなとも思います。

――ドラマとは違って、プライベートでも人前では「オオカミ」の呪縛からは逃れられないと(笑)。

そうなんです。オオカミは肉食系なので、実は真逆なのに、こういうインタビューの時でも「自分からどんどんいきます!」みたいに言っていて(笑)。とにかく、オオカミでいることに必死でした。

――オオカミ役に徹してみて、新たな発見や学んだことは?

行動だけではなくて、ちゃんと思っていることを言わないと相手には伝わらないことが分かりました。周りのみんなは……恋愛をしに来てるから、同じような変化があったのかは分からないですね(笑)。

――そういえば、『4分間のマリーゴールド』の出演が決まった時も、だいぶ遅れたタイミングで投稿していましたね。

歴代のオオカミは俳優の方が多くて、演技のお仕事が少ない私がドラマに決まったりすると気づかれてしまうので。私が告知をする前に出演を知った方で、気づいた人もいたみたいですけど(笑)。

――そこまで気を使われていたとは! 『4分間のマリーゴールド』では、横浜流星さん演じる花巻藍に恋心を抱く遠藤琴。原作にはないオリジナルキャラクターだそうですね。

ドラマにレギュラー出演させて頂くのが初めてで手探り状態なんですが、いろいろな作品に出てくる天真爛漫なキャラクターから「琴ちゃんっぽいところ」を参考にしています。打たれ強くて、ちょっと無視されるぐらいではめげない。そういう芯の強さとか、うるさいだけじゃなくて優しさもあるところは、私自身憧れる女の子です。

――藍とスーパーに行っていじけるシーンありますよね。そこで琴のキャラクターが印象付けられたような気がします。あの嘘泣きにやられない男性はいないと思います(笑)。

そうなんですね! 『オオカミ』の前に知りたかったです(笑)。

――素なのかと思うくらい自然でした。

普段は違いますよ! あんなことはしないです(笑)。

――横浜流星さんとは同い年ですね。共演してみていかがですか?

漂う雰囲気が……とても同い年とは思えません(笑)。落ち着いていらっしゃって。『オオカミ』の中にいたから、なおさらなのかも。花巻家の犬のシロちゃんがかわいくて一緒に盛り上がったり、撮影の合間には他愛もない話をしたりしています。

●23歳・女子高校生役の本音

――ヒロインの菜々緒さんは事務所の先輩ですね。

TGCで一度ごあいさつさせて頂いたことはありましたが、ドラマの現場でお会いした時も緊張しました。美しいですよね……ずっと見ていたい(笑)。TGCの時はクールな雰囲気でしたが、特に今回はすごく柔らかい役で全然違う印象でした。「レジクリ見たよ!」と言ってくださったのがすごくうれしかったです。

――CMの影響力はすごいですね。

さっき事務所からファンレターを受け取ったんですが、イラストがレジクリでした。うれしいですね。

――そういったファンの反応も励みに。

『オオカミ』終わった後、すごく責められると思ったんですが、SNSにくるコメントではたぶん一件もなくて。みんなすごく温かくて……そういうメッセージを読むと泣きそうになりました。

――批判の声は恐れていたことでもあったんですか?

オオカミ役を受ける上で、すごく悩んだことでした。初めての男女逆転のオオカミ役。絶対に批判されると思っていました。でも、意地悪なことを言う人もいなくて……。本当に感謝です。

――そういう世間の声は気になるものですか?

いろんなことに挑戦すると、それだけ言われることも増えていくと思うので。でも、「制服楽しみです」とか言ってもらえたりするのは励みになります(笑)。

――23歳で制服を着るのも貴重な経験ですよね(笑)。

5年ぶりの制服(笑)。本人の気持ちは結構ギリギリなんですが、「まだいけるね」と言われて少し安心しました。流星さんが同い年だったのも、心強かったです。衣装合わせの時、すごく不安でしたが、スタッフさんが「大丈夫! まだイケる!」と励ましてれました(笑)。

――あと数年は着られるんじゃないですか?

いやいやいや! もうギリギリです(笑)。

――オンエアはそのあたりもチェックして。

毎回観てます。ただ、自分の登場シーンは薄目で……。

――薄目(笑)。

自分が出ているものを見るのは、昔から恥ずかしくて。最近、ようやく『non-no』を見られるようになったぐらいです(笑)。

○■「鈴木優華」からの改名が転機に

―― 一視聴者として、今回のドラマを通してどのようなことを感じましたか?

実際に相手の最期の瞬間が見えたら……どうします? 現実にはありえないことですけど、すごく考えさせられますよね。きっと世の中には、知らない方が良いこともあるんだと思います。

――死生観について考えたりしますか?

やりたいことをやって、食べたいものを食べて、寝たい時に寝て(笑)。自由に生きていきたいですね。そういえば最近、お母さんから「健康診断に行きなさい」って言われたばかりです。もう23歳なので、行こうと思います。

――お忙しいので心配されているんだと思います。おばあさんもドラマをご覧になっているそうですね。

そうなんです! 感動して泣いてしまったそうで、電話が掛かってきました。おばあちゃん、すごくかわいいんですよ。私が出るシーンはそわそわして見ているみたいで、「内容が入ってこない」と言ってました(笑)。そうやって見守ってくれるのも、ありがたいです。おばあちゃんとは小さい時からずっと一緒。家も近かったので、暇があれば遊びに行ったりしていました。今も一緒に映画を観に行ったり、ご飯を食べたりします。この前は、お誕生日だったのでお祝いしました。

――おばあちゃん孝行! 今年は飛躍の年になりましたね。

11月にはコンパクト版の『non-no』で念願の表紙をやらせて頂きました。まさかそんな日が来るなんて……。芸能活動を始めて5年になりますが、デビューして間もない頃に悩んでいた自分に、「めげずにがんばれ!」って伝えてあげたいです(笑)。

2019年は、レジクリのCMで多くの方に知って頂き、『4分間のマリーゴールド』で初の連ドラレギュラー出演。5月には「鈴木優華」から今の「鈴木ゆうか」に改名したのも、前向きに「がんばろう!」という気持ちの切り替えになりました。そして、『オオカミちゃん』でフォロワーが増えて、街中では学生さんから声を掛けられるようになりました。応援してくださる方の声を生で声を聞けるのは、すごく励みになります。これからもモデルを続けながら、演技やいろいろなお仕事に挑戦していきたいです。

■プロフィール
鈴木ゆうか
1996年10月1日生まれ。東京都出身。身長165センチ。2014年9月、『non-no』専属モデルになり、同年11月に映画『神さまの言うとおり』で女優デビュー。2016年2月、『MARS~ただ、君を愛してる~』で初めてのドラマ出演を果たした。2019年は、レジーナクリニックのCMやAbemaTVの恋愛リアリティー番組『オオカミちゃんには騙されない』の出演で、ネット上の話題になった。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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