ヒアリ警察に聞いた ヒアリ問題に向き合う一般人の心構えとは

しらべぇ

(画像はヒアリ警察ツイッターアカウントのスクリーンショット)
南米原産で強毒を持つため、特定外来生物にも指定されている「ヒアリ」が四日市港で見つかった。県内でヒアリが発見されるのは初めてだ。

初確認と聞いてしまうと、自分の住んでいる地域にいてもおかしくないのではないか――そう考える人がいてもおかしくない。一般人はどのような心持ちでいれば良いのか。しらべぇ編集部はヒアリ警察(@_Solenopsis)氏に話を聞いた。

■追加調査で発見


東京港青海ふ頭で羽のある女王アリが多数のヒアリ発見されたのはしらべぇ既報の通り。これを踏まえて環境省が12日から全国の54港湾における追加調査を実施している。

そのうちの三重・四日市港での調査でヒアリの働きアリ約20個体が確認された。ツイッターには「家からすぐそこでヒアリが初めて見つかったって子供たちがいっぱい集まる公園とかあるしほんと絶滅してほしい」といった反応もある。


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■どのような心持ちが良いのか


以前、しらべぇ編集部が国立環境研究所の生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長を取材した際にこんな話があった。「まだヒアリの危機は終わっていない」まだ世間が忘れるべき問題ではないと訴えた。

しかし大騒ぎし過ぎて世間の感情だけがヒートアップするのも良くない。それでは一般人がどういった心持ちでヒアリ問題と向き合えば良いのか。しらべぇ編集部はツイッター上でヒアリに関する情報発信を行っていることで知られるヒアリ警察氏に話を聞いた。

■情報の取捨選択が大事


現状でヒアリは市街地の公園や家の中で簡単に見つかる生き物ではないとした上で、「港湾の一部のごく限定した場所のみ、存在する可能性が0ではありません」とコメントした。

また、まとめサイトやヒアリ警察氏自身を含めた個人の発言を鵜呑みにしないのも大事であるという。「環境省のHPや、報道記事に記載の文章をしっかりと読んで情報を取捨選択すべきです」。

■無闇に駆除しない


ヒアリらしきをアリを見つけて思わず駆除したくなる人もいるだろう。しかし、ヒアリ警察氏は「無闇にまわりのアリを駆除せず、見つけたら決してさわらずに環境省や地方の担当機関にご連絡ください」としている。一方でヒアリかどうかの判断は専門家が観察しなければ断定は難しいともされる。

目の前にいるアリがヒアリなのか。連絡するほどの必要性があるのか迷ってしまう場面があるかもしれない。これについて「よく分からない、そこまですべきかどうか迷ったときは、私に写真を送ってください」とヒアリ警察氏。

一方で「その方のお住まいの地域で、ヒアリがいる可能性を吟味した上で行動してほしいです」ともコメントしている。

■ヒアリについて知るべき


ヒアリについて未だによくわかっていない人も多いのではないだろうか。そうした人に向けて「報道内容を斜め読みするのではなく、複数の記事を最後までしっかり読み、誤解しないよう努めてほしいです」と呼びかけている。

ヒアリについて少しでも知識が増えれば報道の受け止め方も変わってくるはずだ。そして、ある程度はヒアリについて知っている人に対しても「報道から現状を推測し、まわりの知らない人々、ちょっと理解するのが難しいな、という人々に正しい情報を提供してほしいです」と呼びかけた。

■見つけたら自治体へ連絡を


もしヒアリを見つけたら個人で対処しようとせず、環境省ヒアリ相談ダイヤルか、最寄りの市区町村または都道府県の環境部局へ連絡だ。

見つけたとしても冗談で触ってみるなどは絶対にしてはいけない。たとえ死骸であっても素手でさわらない。また、刺されたときは、症状がある場合は近くの病院に相談しよう。

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(文/しらべぇ編集部・大山 雄也

当記事はしらべぇの提供記事です。

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