高畑充希主演ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)の第6話が13日に放送。
今回の舞台は入社6年目の2014年。子会社に出向になってしまったサクラが、入社時からお世話になっている先輩社員のためにひと肌脱ぐ。
■セミナーの責任者に
入社時からサクラのことを見守り続けていた人事課のすみれ(相武紗季)は離婚し、シングルマザーとなっていた。8歳の娘の子育てと仕事の両立に苦しむ彼女はあるとき、上司の黒川(椎名桔平)から有名評論家・椿を招いた講演会「女性研修セミナー」の仕切りを丸投げされてしまう。
椿のマネージャー・米田と打ち合わせで、すみれは「椿のことは絶対に先生と呼ぶ」「講演後は一切質問を受けつけない」といった理不尽で細かすぎる要望を要求され、次第にそれはエスカレート。
仕事が終わった時間に連絡が来て、講演会とは関係がない要望を突きつけてくる始末で、娘のつくし(栗野咲莉)との関係性もぎくしゃくすることに。
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そしていよいよやって来た講演会。しかし、椿の話は予定の時間よりも早く終わり、空いた時間で自分が書いた本の宣伝をし始める。驚きととまどいを隠せないセミナーに参加した女性社員たち。
サクラも何か言いたくてしょうがなかったが、これ以上問題を起こすとまた上から目をつけられてしまうので、必死に我慢していた。そんなとき「先生は本を売りたいだけで、セミナーを開いたのですか」と、すみれが立ち上がる!
今まで自分の言いたいことを言えずにウソを重ねながら仕事をしてきたすみれ。しかし、自分の信念を貫く後輩のサクラと娘のつくしの姿を見て、自分もウソをつかないえ生きていくことを決意するが、上に歯向かったことで、すみれは社史編者室に異動になってしまう。
■ワ―ママの回
今回のテーマは子供を育てながら仕事をするワーキングマザー。
相手の顔色を伺いながらの仕事や、子供が熱を出したために会社に行くのはギリギリになる、クライアントからの電話に「またかよ!」と言ってすぐさま仕事モードに切り替える……など、リアルな猫写にネット上では「自分も今、すみれみたいな状況だからすごく分かる」「仕事がうまくいかないと子供に当たってしまうよね」など共感の声が相次いでいる。
すみれの働くママとしての悩みが、同じ立場の女性たちには痛いほど伝わってきたようだ。
■明かされるすみれの過去
また、すみれがサクラにかける言葉は、視聴者にも強烈な印象を残した様子。セミナーの一件で異動させられてしまったすみれは、子会社で働くサクラを訪ねると、入社当時は同じように自分の信念を貫いて一生懸命仕事をしていた過去を明かす。
忖度をせず、自分の意見を貫き通すサクラに「もっと大人になって」と何度も言い聞かせていたすみれだったが、それもかつての自分の姿が重なったからだったようだ。
■「私みたいになってはダメ」
次第に自分の意見が言えなくなったすみれは、「私みたいになってはダメ」とサクラに告げる。
熱い告白に、ネット上では「すみれさんカッコいい!」「私もすみれさんみたいな上司がほしい」というラブコールが視聴者から送られた。たしかに、すみれみたいな上司が会社にいたら、仕事のやる気が上がることは間違いない。
■いつになれば本社に戻れる…?
上に歯向かっただけですぐに異動させられてしまうブラック会社・花村建設。今回の放送でサクラが本社で戻る希望はまったく見えなかった。
次回は、サクラの心の支えだった祖父に何か問題が起きそうな予感。自分の信念を貫いたサクラは「故郷の島と本土に橋をかける」という夢を叶えることができるのか。これからのサクラの幸せをただ祈るばかりだ。
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卯月)