間宮祥太朗、桜井日奈子は“ちょっと変”「でっでっでで(笑)」

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Twitterで話題となった四コマ漫画を実写映画化した『殺さない彼と死なない彼女』。何にも興味が持てない無気力な高校生・小坂れいと死にたがりの同級生・鹿野なな。この2人を演じたのがW主演となる間宮祥太朗(小坂れい役)と桜井日奈子(鹿野なな役)だ。小坂と鹿野は不器用なやりとりを繰り返しながらも、やがて互いの心を癒しあい、前を向いて歩みだそうとする。そして衝撃のラスト…。少年少女が抱いた闇と光をあぶり出した感動の物語を紡ぎだした2人に直撃インタビュー。

――最初に原作、台本を読んだときの感想から教えてください。

間宮「いかがでしたか?」

桜井「もう大号泣でした。原作の四コマ漫画で描かれている小坂と鹿野のやりとりはいびつだけど、可愛らしくて。事前に“泣ける作品だよ”って聞いていても、大号泣したぐらいステキな作品でした。間宮さんはいかがでしたか?」

間宮「僕は“泣ける”って先に言われるのが、実は苦手なので構えちゃったんですよ。泣かせにくるのかな?感動させにくるのかな?って思いながら原作を読んでいたんですけど、そういういやらしさみたいなものをまったく感じなくて。いつの間にか“泣ける”って言われていたことも忘れて読めたので、とても良かったです。それから脚本を読んだときは、セリフがしゃべりやすそうだなとも思いました」

――「しゃべりやすそう」というのは?

間宮「僕、台本って会話になり過ぎているものが多いなぁって感じていて。何かについてしゃべったら、そのことについてパスして戻すっていう丁寧な会話が普通の台本はほとんどなんです。でもこの脚本の会話って、言い方を変えればすごく雑。でも、その雑さが日常会話でしている現実味があるなぁって思いました」

桜井「私は鹿野を演じていて、すごくしっくりきましたね。今までキラキラした女子高生とかキャピキャピした役どころが多かったんですけど、鹿野はホントに対照的で。無理しすぎないテンションで心地のいいやりとりで小坂と会話が進んでいくので、とても演じやすかったです」

間宮「まぁ、桜井さんはちょっと変だもんね(笑)」

桜井「えっ!? 変なところはないですよ(笑)」

間宮「いや、変だと思うんです。最初、お会いしたときは緊張や人見知りもあったかもしれないんですけど、会話が固いなぁって思いましたし(笑)」

桜井「え~~~~!!!!」

間宮「“なんとかなので”っていう文節の切り方が、“でっでっでで”みたいな(笑)。それで慣れてきたら慣れてきたで、テンションの上がりどころも変でしたし(笑)」

桜井「あはははは」

間宮「最近は番宣でバラエティー番組にもご一緒するんですが、やっぱり変だなぁって。でも、おそらく桜井さんが無理してなかったから、演じやすかったんじゃないのかな?って。今さらながら、なるほどなって思いました」

桜井「そう思われていたなんてつゆ知らず(笑)。お会いする前の間宮さんは無口で誰とも接しませんよってイメージを勝手に持っていたんです。ご一緒してから間宮さんには良いイメージしかなかったから、そう思われているのは衝撃的(笑)」

間宮「あまり思ったことは言わないから、俺」

桜井「あはははは」

間宮「今になって言うから面白いと思うんです(笑)」

桜井「今で良かったです(笑)」

――お互いのお芝居は、どう思われましたか?

間宮「桜井さんはすごく生真面目。こうやろうって思ったことが出来なかったときも、出来なかった自分に対する悔しさを隠すこともなく自分と向き合っている姿がとても印象的で。たぶん、見られているって意識もなかったんじゃないのかな。なぜ今、うまく出来なかったのか、桜井さんが自分の中にぐっと入る瞬間を何度も見させていただきましたから」



――しっかり見られていましたね(笑)。

桜井「恥ずかしいです(笑)。確かに思ったように表現できないことが、この現場では多くて。でも、どう演じても必ず受け止めてくれる小坂がいたので、とても集中できましたし、心強かったです。ただ間宮さんと小林(啓一)監督がディスカッションされている姿を遠目から見て、私では咀嚼できないことを話されているなぁって、うらやましく思っていました」

間宮「それは分かる必要がないと思いますよ。監督は鹿野を動かすために桜井さんだけじゃなく、僕にも“こうしてみて”って言われていて。僕が動けば、鹿野は必然的に変わらなきゃいけないじゃないですか。桜井さんも、絶対に対応をしてくれるって分かっていましたからね」

桜井「え~~、そういうことを監督と話されていたんですね。知らなかった!」

間宮「長回しのシーンが多かったので、そこは監督もこだわっていたと思うんです」

――役柄では同級生でしたが、桜井さんにとって間宮さんは先輩?お兄さん?それともいち共演者?

桜井「全部です。お芝居の面では引っ張ってくださってとても心強い大先輩でした。現場でジュースを何度かおごってくださったんですけど、私が飲みたい飲み物じゃなく、不思議なチョイスをされて(笑)。なんでコレなんですか?って楽しい雰囲気を作ってくれたことに関してはお兄さんでしたし。常に温かく見守ってくれたという感じでしたね」

間宮「僕は桜井日奈子とだけ思っていました。今、いくつだっけ?」

桜井「22歳になりました」

間宮「っていう感じなんですよ。年齢も気にしませんでしたし、事務所の後輩でもありませんしね。桜井日奈子という女優という立場で現場では接していました」

――撮影中のエピソードがあったら教えてください。

間宮「鹿野の感情があふれ出すとても大事なシーンがあったんですよ。テストのとき監督が “抑えてやってね”って言っていたにもかかわらず、桜井さんは感情をバコーンと出しちゃって。いやいやいや、何してんだよ!ってなって(笑)」

桜井「あはははは」

間宮「そしたら案の定、本番での一発目のテイクが“おや!?”って感じになったんです(笑)。めちゃくちゃ大事なシーンだから、監督も“うわっ、テスト回しておけばよかった”って言うぐらい。同じことを何度もやることになったんですが、でも限界もあって。今までで一番の鹿野を引き出すため、僕もこれまでのテイクと違う感じでやったら、すごく良いシーンが撮れたので、よっしゃぁ~!ってなりました」

桜井「ホントに何度もやっていたので“おいおい、いい加減、決めてくれよ”って思っていた方もいたかもしれません。そんな中で、ずっと集中し続けてくれた間宮さんにはとても感謝しています」

間宮「桜井さんは気づいていなかったかもしれませんが、僕が個人的に気になったことがあって。隣の部屋から監督のすすり泣きが聞こえてきたっていう(笑)。いや、こっちはめちゃくちゃ集中して、ここしかない!って状況なのに、おじさんのすすり泣く声が入ってきたので(笑)」

桜井「良かったぁ~、聞こえなくて(笑)」

間宮「で、カットがかかってOKになったとき、監督が“泣いちゃったよ”って入ってきて。いや、それ聞こえてましたから(笑)、っていう感じでした」



――物語では登場するキャラクターの不器用で愛らしい姿を見ることができますが、間宮さんと桜井さんの青春時代の思い出というと?

桜井「私はキラキラ汗を流したバスケの思い出ですね」

間宮「僕はキラキラしてなかったから、くすんだ色というか…」

桜井「くすんだ色ですか(笑)?」

間宮「10代はくすんだ青春時代を過ごしていました(笑)。いつから、このお仕事してる?」

桜井「私は高2から事務所に所属したので、ひと通り青春は謳歌した後で本格的に仕事を始めた感じですね」

間宮「僕は15歳から仕事を始めたので、青春っていう青春があまりなくて。音楽系の人たちとかとライブハウスで集まったりしていたんで、すごくくすんでいました(笑)」

文・写真:今泉

『殺さない彼と死なない彼女』

<STORY>

衝撃のラスト、タイトルの本当の意味に涙する。

何にも興味が持てず、退屈な高校生活を送っていた少年・小坂れい(間宮祥太朗)は、リストカット常習者で“死にたがり”の少女・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。それまで周囲から孤立していた二人は、<ハチの埋葬>をきっかけ同じ時間をともに過ごすようになる。不器用なやりとりを繰り返しながらも、自分を受け入れ、そばに寄り添ってくれるあたたかな存在――そんな相手との出会いは、互いの心の傷を癒し、二人は前を向いて歩み出していくのだが……。

■出演:間宮祥太朗 桜井日奈子

恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう

金子大地 中尾暢樹/佐藤玲 佐津川愛美/森口瑤子

■監督・脚本:小林啓一

■原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)

■配給:KADOKAWA/ポニーキャニオン

★公式サイト korokare-shikano.jp

(C)2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

11月15日(金) 全国ロードショー

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