めちゃうまかったけど…二度としたくない「史上最悪なエッチ」

ananweb

2019/11/10 21:00

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、恋愛百戦錬磨の29歳女子。そろそろ結婚を意識したいと、堅実そうな非イケメン男子と一夜を共にするが史上最悪な結末に……。三松先生が結婚相手にふさわしい品行方正男の見つけ方を伝授します!
文:三松真由美 イラスト:犬養ヒロ

【レスなひとびと】vol. 54

■ ナナエ(29歳)失礼千万なデリカシーレス男に遭遇し、怒り心頭(でも1回やってしまったが)

19時5分前。約束場所に少し早くついたナナエは、ファンデがよれていないかチェックした。

BWHは均整が取れて、脚はスラリと長い。ナナエの自慢は膝。コロっと丸くてこじんまりしている。女子友からも「ナナエの脚きれいー!」と羨ましがられる。男性はまず顔と胸を見ると言うが、ナナエはいつも膝上ミニをはいているので視線が膝にくる。

どの店で飲んでいてもナンパされる。つまりモテてる。元カレとは昨年別れて今はひとり。別れた理由はカレが自信過多気味で、ちょい遊び人だったから。

ナナエは外資系化粧品メーカーでバリバリ働いており、人生うまくいってるほうだ。広尾のデザイナーズマンションに住んでいるので“住んでる家マウンティング”ではいつも勝者。かっこいいオンナになる努力をしてきた自負がある。

そんなナナエが出会い系アプリで出会った男とわざわざデートをすることにした理由は。

「30歳で結婚したい」

と目標設定したから。一緒に飲んでて楽しい男に堅実な男はいない。恋愛と結婚は別腹!! これがナナエの信条だ。

友人たちの結婚報告を見る日が増えた今日この頃、アプリ婚活を決めた。

「もしかしてナナエさん?」

19時、ぼんやりした見た目の雅弘が声をかけてきた。見た目は下の下かも。

「はい! 雅弘さんですね。よろしくお願いします」

イケメンじゃないことは会う前からわかっていた。それでいいのだ。気の利くイケメンは結婚候補に入れてはいけない。

雅弘が予約しておいてくれた恵比寿の個室フレンチへ。雅弘は博識で面白かった。趣味が昆虫採集と……少し変わっているなと思う点もあったが、勤務医なら堅実なはず。科は形成。どうでもいい。医師だから飛びつくのではない。

帰り道、気づけばシティホテル。部屋に入ると同時に雅弘が身体を密着させてエロチックなキスをしてきて、指の腹でタップしながらナナエの胸をツツツンと叩く。想像以上に気持ちよく、ナナエは今までにないくらい感じてしまった。イケメンじゃないほうがエッチはうまいという法則を聞いたことがある。

「この人と幸せになる運命だったのね……」

事後、雅弘がおもむろに口を開いた。

「ナナエさん、二重に整形してくれません? 僕は美容整形医なんで、一重のあなたとは結婚できない。あ、顎もヒアロルンでとんがらせたほうがチャーミングだ」

は? なんと言った?

「アイプチですよね? あなたが整形してくれるなら、今遊んでる女の子全員と別れてもあげてもいいですよ。3サイズは均衡が取れていて、脚もきれいだからボディはそのままにしときましょう」

そこからどうやって帰ったか覚えていない。初対面男に全人格を否定された気分。怒りで頭が沸騰。

「かっこよくない男=誠実で結婚向きっつうわけじゃないのね。じゃあ、何を基準に結婚向きの男を選べばいいの?」

ナナエの頭の中はグジャグジャに混乱したのであった。
【三松さんからのコメント】

モテ男との恋愛に疲れた女性がやりがちな行為。それは、ナナエさんのように地味目の男性を狙った婚活。恋愛経験が乏しい地味男=不器用だけれど浮気しない誠実な男、みたいなイメージは捨てましょう。

美人で目立つ女性が必ずしも遊んでいるワケじゃないのと同じです。

見た目がイマイチの男性を勝手に「モテない、浮気しない、分をわきまえたいい人」にカテゴライズしてはいけない。イケメンに振り回された……と反省して、逆タイプの男性にアプローチをする女性は結局、外見に振り回されているという状況から抜け出せていないのです。見た目イマイチでも性悪チャラ男、デリカシーレス男、勘違い男は確実にいます。

では、どうやって品がある堅実な人を見つける? 顔より中身を見ろって言われてもわかんなーい!

はい。

外見を重視せず、関わり方に注力して、素敵なパートナーに変身していただくのがよかろう。幼稚園の時読んだ童話『カエルの王子様』を読み直そう。カレの本質を見抜くには自分も飾らず、本音を告げること。カレの真実の姿が引き出せます。ちょっとした違和感があっても思いやりを持って接すれば気にならなくなる。人は一緒に過ごす時間が長くなると似てくるものです。この際、自分のワガママも直そうではないか。

そして共感力を身につけることで、カレは心地いいと感じてくれる。するとあなたに対してやさしい王子さまに変身してくれることでしょう。

出会って2回で相手が結婚対象としてアリかナシを決めている人は、まず5か月位続けてみて変貌ぶりを見てみる。かっこつけず本音を晒して、相手のソウルに触れる。

「デリカシーレス男が寄ってくるのは、見抜く力が欠如しているから。外見に惑わされず、魂のイケメンを探し出せ」

三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。

当記事はananwebの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ