人気カフェオーナーが3回リノベ!? 暮らしにフィットするDIYハウス

日刊Sumai

2019/11/10 21:04

台東区にある築40年のマンションで緑の借景を楽しみながら暮らしているのは、「イリヤプラスカフェ」と「イリヤプラスカフェ カスタム倉庫」のオーナー・今村ナオミさん。
結婚したタイミングで購入したこちらの家を、その時々の暮らし方に合わせて3回のリノベーションを重ねてきました。
しかも床材の張り替えや個室を仕切っていた壁の撤去などを行った1回目のリノベーションは、なんと業者を入れずにすべて夫がDIYしたそう。
最近完成したというアイランドキッチンでテキパキとお料理をする今村さんにお伺いした、カフェオーナーとしての暮らしや今まで行ってきたリノベーションについてのお話をお届けします。
IKEAのキッチン
カフェ好きが高じて、ライターからカフェオーナーの道へ
作業スペースのあるキッチン
古民家カフェのパイオニアともいえる「イリヤプラスカフェ」がオープンしたのは2008年のこと。当時はまだリノベーションやDIYという言葉は今ほど浸透しておらず、古民家を改装したカフェも珍しい時代でした。
「イリヤプラスカフェ」をオープンする前のお仕事をお伺いすると、ライターとして雑誌などで活躍していたとのこと。その頃は日本でカフェブームが始まってまだ日が浅く、今ほどあちこちにカフェはありませんでした。
ですが、今村さんはニューヨークに住んでいたこともあり、あちこちのカフェに通うのがとっても好きだったのだそう。そんななか、ずっといいなと思って気になっていた現在の「イリヤプラスカフェ」の建物を借りられるタイミングが訪れ、カフェオーナーへの道を踏み出しました。
その数年後には同じく台東区内に魅力的な倉庫物件を見つけ、倉庫を改装した「イリヤプラスカフェ カスタム倉庫」もオープンさせています。
暮らしに合わせて3回リノベーション

結婚後に購入したこちらのマンション。もともと3DKという間仕切りの多い間取りだったので、夫妻2人で住みやすい1LDKの間取りへ購入と同時にリノベーション。
アメリカ暮らしをしていた夫は、「スクラップ&ビルドよりも、自分で手をかけ、DIYをしながら住み継ぐ方がしっくりくる」という想いから、なんと業者に頼まず、DIYのみでリノベーションを行いました。
床材の張り替えもすべて夫が行いましたが、「大量の木材が届いた時は家中が木材でいっぱいになった」と今村さんは笑います。
そして、この空間をリノベーションすること全3回。1回目のリノベーションでは間取りの変更や床材の張り替え、キッチンの造作などをDIYで行い、住み始めてしばらくした頃、2回目のリノベーションとして玄関や廊下、水まわりを業者に依頼して改修しました。
3回目のリノベでIKEAのアイランドキッチンに
キッチン
そして最近行った3回目のリノベーションでは、キッチンを刷新。キッチン本体やキャビネットはIKEAのTORHAMN(トルハムン)というシリーズをベースにセミオーダーしました。
IKEAの相談コーナーに何度も通い、水栓やシンク、コンロにはじまり、キッチンの高さや棚の数、天板の人工大理石の色など、細かいところもすべてオリジナルで決めていったのだそう。
Ⅱ型のキッチンは作業動線が短く済むので、少ない動きで調理を効率的にできます。
キッチンの高さは2種類から選べましたが、今村さんが選んだのは高めのタイプ。「切ったり盛り付けたりする時にはちょうどいいけれど、フライパンをあおるにはちょっと高かったかも」と潔く笑いながら話してくれました。
調理がしやすいIKEAのまな板
昼前にお店へ出勤して、営業終了までお店にいると、帰宅するのは夜遅く。なので夜は簡単に済ませることが多いそうですが、逆に朝は時間にゆとりがあるのだそう。
「1日3食のなかで、いろんなことを気にせず一番自由に食べられるのが朝食なんです」と話す今村さんは、大好きな焼きそばやうどん、パスタなどの大好きな麺類を朝食にする日もあるとのこと。
作業台の広いキッチン
キッチン背面にはワイドなキャビネットがあり、作業台として大活躍。棚の幅にピッタリ合うカトラリーケースやごみ箱など、キッチンまわりのアイテムもIKEAで揃えたことで、とっても使いやすいのだそう。
サンドイッチ用のパンをのせているまな板も、IKEAスタッフからおすすめされたもの。「壁掛けタイプなので衛生的だし、大きくて使いやすい」ととっても気に入っている様子です。
ちなみに、正面の壁の上部にガラス入りの室内窓が見えますが、この窓の向こうは浴室。もともとはブロックがはめ込んであったそうですが、コンパクトな浴室に解放感を与えるために室内窓へ変更しました。
誰にとっても、暮らしの中心はキッチン
広々としたダイニング
ご自慢のキッチンで今村さんがささっと用意してくれたのは、色鮮やかなサンドイッチと、お気に入りのビタクラフトの鍋で調理したたっぷりの温野菜。その料理たちを引き立てるのは、お店のものを買い付けに行ったポーランドで購入してきたという味わい深いダイニングテーブル。手作り感あふれる空間に、とってもよくお似合いです。
そして窓の向こうにふと目を向けると、そこには気持ちがスッと落ち着くような緑の借景が。その緑はお隣の神社の大木。
キッチンで料理をしたりリビングでのんびり過ごしたりしながら、生き生きとした自然を感じられるのも、この家のお気に入りポイントなのだそう。
イリヤプラスカフェオーナー今村ナオミさん
「お料理をそんなにしない人だって、生活の中心はキッチンだよね」と今村さん。
余白があるくらいにたっぷりの収納、お気に入りの便利アイテム、作業がしやすいスペース、迫力ある木々を望める眺望……キッチンで過ごす時間がついつい長くなりそうな、今村さんご自慢のキッチンでした。
撮影/水谷綾子

当記事は日刊Sumaiの提供記事です。

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