駐車違反対策に助手席バイトを募集している理由

ラジオライフ.com

2019/11/10 16:05


「助手席バイト」で検索すると、運転免許不要で助手席に座るだけ…という楽なバイト募集がたくさん見つかるはず。中には「駐禁対策」と明記したバイト募集もあります。これは駐車禁止の場所でも人が乗っていれば、駐車ではなく停車になるという誤解から生まれたバイト。駐車と停止の違いをしっかり理解しましょう。

駐車違反対策に助手席バイトを募集している理由

駐車違反で混同しがちな駐車と停車


トラックの助手席に乗るだけのバイトとは、特別な知識やスキルは必要なしに、ドライバーが荷物を届けている間、トラックを見守る作業。服装は自由で運転免許は不要。基本給は時給1,000円ほど。ラクな割には意外と高収入なバイトです。

具体的な仕事内容は、ルート配送用トラックの助手席に乗り、ドライバーの配達業務に同行するだけ。これは、2006年に駐車監視員制度が施行されてから、クルマに誰かが乗っていれば駐車違反にならないという誤解から生まれた楽なバイトです。

駐車違反に関して、多くのドライバーが混同しがちなのが「駐車」と「停車」の違いになります。よくある誤解が、助手席に人が乗っていれば停車になるというもの。このほか、エンジンを止めているか否かというのもよくある誤解です。

5分を超えた積み下ろしは駐車違反


駐車とは「運転者がクルマを離れて直ちに運転することができない状態」だけではありません。加えて「客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由によりクルマが継続的に停止すること」とも定義。ただし「5分を超えない貨物の積卸し」や「人の乗降」のための停止は除外されています。

つまり、運転者がクルマを離れていなくても、5分を超えて荷物の積み下ろしをしていれば、停車ではなく駐車になるということ。それが駐車禁止の場所であれば、駐車違反となってしまうのです。

このように定義されているにも関わらず、なぜ駐車禁止対策に助手席バイトを募集しているのでしょう。そこには、駐車監視員が行っている駐車禁止場所での確認業務に関する誤解があるからです。

警察官が確認して駐車違反のキップ


じつは、監視員が行っているのは駐車違反の取り締まり全般ではなく「放置車両」確認事務の業務。貼っているステッカーも駐車違反という文字が大きく書かれていますが、正しくは「放置車両確認標章」という名称です。

ここで放置車両とは、違法駐車と認められるクルマで、運転者がそのクルマを離れて直ちに運転することができない状態にあることを意味します。このため、運転席や助手席に人がいる場合、駐車監視員はそのままスルーすることがほとんどです。これが、駐車違反対策に助手席バイトを募集している理由です。

とはいえ、駐車監視員がスルーするのは、駐車違反であっても放置車両ではないから。警察官が確認すれば駐車違反としてキップを切られることになります。駐車禁止場所での駐車は迷惑行為。交通ルールはしっかり守りましょう。

当記事はラジオライフ.comの提供記事です。

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