H.I.S.社員が選ぶ「行きたい/行きたくない」旅行ツアー。人気リゾート地がまさかのワースト…

日刊SPA!

2019/11/10 08:52

 今年も残り2か月を切り、年末年始の計画を立てている人も多いはず。今年は12月28日~1月5日の9連休という会社が多く、これは過去5年で最も長い休みだ。

そのため、海外旅行を考えているという人も多いと思うが、悩むのが行先選び。パッと決められる人はいいが、悩んでいるまま決められずに結局寝正月になってしまうのは避けたいところだ。

◆イチオシは自社ラウンジ完備のハワイ

そこで大手旅行会社H.I.S.の社員で、自身も旅行好きという寺沢修一さん(仮名・30代)に、個人的に申し込みたい自社ツアーやパッケージプランを教えてもらった。

「定番ですが1番はやっぱりハワイ。ウチに限らず、各旅行会社の主力商品になっているので価格競争が激しく、どのプランも値段の割にお得になっています。しかも、H.I.S.はワイキキにツアー参加者が利用できる専用ラウンジが3か所あり、食事や飲み物も提供されます。まあ、JTBさんも似たようなラウンジをワイキキに用意していますが、一部の旅行会社しか持っていないため、その点だけでも他社よりもオススメです(笑)」

次に挙げるのは、意外にも極東ロシアのウラジオストクだ。

「成田から直行便が飛んでいて、2時間半で行けるのが魅力。日本の近くとは思えないほど街の雰囲気はヨーロッパそのもので、予算も時間もないという人には最適です。しかも、ウラジオストクから空路で入国する場合に限り、オンライン申請で電子ビザが取得可能。アメリカのESTAのような感覚でネット上で手続きできるので簡単です。ちなみに2020年にはJALとANAも成田からの定期便の就航が予定されています」

そして、3つ目は海外ではなく国内だが、長崎県にあるハウステンボスに行くプランも自腹でも行きたい旅行商品のひとつとか。

「ご存知の方も多いと思いますが、このテーマパークは弊社の傘下です。また、都内はじめ、現在全国15か所にあるウチのグループが展開するロボットホテル『変なホテル』の1号店がハウステンボスにあります。敷地内にある西欧風のホテルもいいですが、ここに泊まるプランが個人的には推しです。弊社グループの宿やテーマパークなので同レベルの内容なら他社で申し込むよりも割安感があります。クリスマスや年末年始にはイベントも目白押しですし、国内に居ながらにしてヨーロッパの雰囲気が堪能することができます」

◆デモ激化の香港も中止すればキャンセル料がかかる

では、反対に自社の旅行商品でも行きたくない場所はどこだろうか?

「香港です。理由は言うまでもありませんが、デモで観光を楽しむ雰囲気じゃないからです。デモは毎日起きているわけじゃないし、開催日でもデモ会場やその周辺を避ければそこまで影響はないようですが、空港占拠で欠航続出も実際に起きていますし、この先どうなるのか正直読めません。

それにキャンセル手数料が発生した際、最大10万円まで補償してくる『HISキャンセルサポート』という保険に1000円で加入できるのですが、《デモは暴動等一定の要件に該当する場合には支払対象》となっていても香港の場合、現時点では支払い対象外。それを考えれば、私なら絶対に行きません。ただ、店舗窓口ではお客様に口が裂けても言えませんけど(苦笑)」

◆バンコク旅行プランもワースト

行きたくない場所の2番目に選んだのは、ドンムアン空港から入国するバンコクの旅行プランだ。

「バンコクにはスワンナプーム空港という別の空港があるのですが、こちらのドンムアン空港はLCC専用。入国審査が激混みする空港として悪名高く、過去には4~5時間待ちなんてこともあったほど。その後、改善されたとはいえ、今年に入って入国審査での指紋読み取りが導入され、再び待ち時間が長くなっています。LCCを利用するプランで安いのは事実ですが、これはかなりのストレス。特に年末年始は混雑する可能性が高いので要注意です」

ほかにも現地の治安を理由に挙げるならフィリピンのセブ島も注意が必要だとか。

「ウチのパッケージプランに限らず、他社商品でも同様です。日本人に人気のアジアのビーチリゾートでは、群を抜いて治安が悪いです。フィリピンはほかのアジア圏と違って銃犯罪の多さが突出しており、高級リゾートでホテルの敷地からほとんど出ないならともかく、食事や買い物で街に出るなら近い距離でもタクシーを使うとか気をつけたほうがいいでしょうね」

あくまで彼の独断と偏見のランキングとはいえ、旅行会社社員で旅行経験も豊富とあれば無視はできないはず。年末年始の旅行先選びの参考になれば幸いだ。<TEXT/トシタカマサ>

■行きたいツアー先

1位 ハワイ

2位 ウラジオストク(ロシア)

3位 ハウステンボス(長崎県)

■行きたくないツアー先

1位 香港

2位 バンコク(タイ)※ドンムアン空港発着プラン

3位 セブ島(フィリピン)

―[シリーズ・店員が語る本音]―

【トシタカマサ】

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ