スタンダードなのに「今っぽい」| GISELeスタイリストの着こなしテク12選

GISELe

2019/11/9 17:00

新たなシーズンになり、着方やとり入れるアイテムの気分が変わる。そこで、GISELeの人気スタイリスト樋口かほりさん、岩田槙子さんに、奇をてらわず旬に導くテクニックを総力取材。定番アイテムでのアレンジ術や旬色をバランスよく着る手段など。明日役立つワザをまとめてご紹介。

確実性のある新しさ=見慣れた服で気分転換
ブラウンやぶかっとした形など、それだけで今を語れるものは主役級の存在感が。ならば、定番的なものの中で力まず鮮度を呼び込む方法を、シンプル好きの二人から調査。

デニムフリークな樋口さんが見極める
「デニムできちんと」の新バランス
1.「色はそろえてサイズでハズす」

ビッグサイズのニットと細身のデニム。極端なシルエットが、同系色で仕上げた品のよさに、モードな「ズレ」も生みます。(樋口さん)

2.「中に重ねて肌感を減らす」

ロンTや靴下を挟み、肌を隠すことでカジュアルさをおさえる効果が。派手色ニットもラフなものとならより着やすくなる。(樋口さん)

3.「足元はブーツに更新」

スニーカーとパンプスの中間的存在な短丈ブーツ。辛口な上品さでデニムを気張らず背筋の伸びた面持ちに。(樋口さん)

編集部:カジュアルでも「キレイめ」が今の気分だと思いますが、デニムをきちんと着る合わせ方で気になるものは?
樋口さん:上品に仕上がる「ワントーンでデニム」も、トップスをビッグサイズ(1)にするだけで鮮度が上がる。あとレイヤードで抜け感をおさえた着方(2)も、これからの季節的に注目しています。
編集部:軽快なデニムルックは何から秋にシフトしていくといいですか?
樋口さん:足元をブーツに変える(3)が暑苦しすぎず、白T×デニムがまた新しく見える。 定番だけど、ストールをはおるだけでも、しなやかで女性らしい印象に。

”心地よさ”はハズせない二人が推す
美形を貫けるゆったりしたワンツー
1.「上下でコントラストをつける」

黒とオレンジ、インナーの白と、色に差をつけると、それぞれがきわ立ち締まって見える。Vネックでさらにキレよく。(岩田さん)

2.「さし色に黒を」

黒いスカートをのぞかせたり、小物を黒にしたり。身幅のあるワンピースも黒を間に挟んだ緊張感でスマートにまとまる。(樋口さん)

3.「厚手の生地でずるぶか」

濃紺×グレーの紳士な配色や、厚みのある素材など、かっちりした要素が、ゆるいものどうしも手抜きに見せない。(樋口さん)

編集部:どんな服でもスタイルUPできることは基本だと思いますが、ゆるいシルエットの中で、キレイな見た目に整えるコツは?
岩田さん:黒とカラーボトムなど、上と下で色をはっきり分ける(1)と、タイトな服を着なくても抑揚がつきますよ。
樋口さん:ポイント的に黒を使う(2)も、簡単に全体を引き締めるテク。とくに服自体が暗色じゃないときは、黒小物は頼りになる。ほかにも、上下でオーバーサイズのときは、厚手の素材(3)でシルエットにあまり動きが出ないようにして、きゃしゃな体を演出します。

ブラウン企画の名手・岩田さん直伝
都合よく”まわる”ブラウンは○○で
1.「パンツは細身で都会仕様」

ブラウンの色み自体レトロな雰囲気なので、細めのストレートやスリット入りのキリッとした形のパンツですっきりと。(岩田さん)

2.「リブニットを黒からブラウンに」

黒のように締める力があり、さし色として感度も上げるブラウン。中に重ねやすいハイネックのリブニットでフル活用したい。(岩田さん)

3.「抜けもつくる茶色のパンプス」

パンプス自体シャープさがあるので、黒だと強くなりがち。ブラウンのやわらかい色なら辛口なボトムとでも力まず整う。(岩田さん)

編集部:例年以上に人気なブラウン。多くのブラウン企画を担当した岩田さんが、とくに着まわせると思うアイテムは?
岩田さん:あたたかみのある色でもシャープに見える、ほっそりしたブラウンパンツ(1)かな。ワイドだと少しおじさんっぽくなるので、形はかなり重要ですね。
編集部:トップスなら、どういうシルエットが活躍しそうですか?
岩田さん:やっぱり1枚でもインナーにも使えるリブニット(2)。とくに暗めのブラウンなら甘すぎず、いろんなテイストの服にも合わせやすいと思います。最近はリラックスした服が多いから、パンプスも黒より茶系(3)が使いやすい。実際にTSURUのブラウンパンプスを購入しました。

旬の素材も”さりげなく”がモットー
部分的にマイナーチェンジ
1.「マニッシュな黒をワンサイズUP」

ぶかっとはけるサイズ感に進化した無地の黒パンツも、ハリのある素材やセンタープレス入りだとだらしなくならない。(岩田さん)

2.「レザー素材には同じ色を足す」

レザーの強気な風合いは同色の服を合わせて主張をなごませて。ボトムでもインナーでもどこか色をつなぐと着やすくなる。(樋口さん)

3.「ラフなボトムで力みをセーブ」

コンサバ感が高めのタイつきブラウスを、カジュアルなボトムで親しみやすく。ミニマルな配色で洗練度が増します。(岩田さん)

編集部:今季注目しているデザインは?
岩田さん:もはや脚のラインがわからない、幅の広いワイドパンツ(1)は、それだけでシンプルなスタイリングが新しくなる。ベーシックな黒いパンツもまたよみがえります。
樋口さん:いろんなブランドからレザー素材のアイテム(2)がたくさん出ているよね。私も黒いレザーのベストを持っていますが、ハードな質感が意外ときちんと見せに使えたりする。
岩田さん:タイがついた、よりクラシカルなブラウス(3)は、GISELeでもよく紹介してるよね。こういう鮮度のあるアイテムも白と黒のなじみのある配色の中でなら、変に悪目立ちしなくていい。

TALK STYLIST

樋口かほりさん
大人に似合うカジュアルをモットーに、「ベーシック+α」のコーディネートが毎号人気。GISELeの表紙も担当。


岩田槙子さん
着まわし企画を多数担当するほど豊富なスタイリングアイディアを持ち、季節を問わず新たな組み合わせを提案。

当記事はGISELeの提供記事です。

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