すかんち・ドクター田中さん死去 ROLLY「寂しさを未だ受け入れがたい」

しらべぇ




「恋のマジックポーション」などで知られるロックバンド『すかんち』のメンバー・ドクター田中こと田中尚人さんが先週57歳で亡くなった。すかんちのボーカル兼ギターのROLLYの公式サイトやSNSで発表された。

バンド内で作詞作曲も行うなど欠かせない存在。突然の別れにファンからも悲しみの声があがっている。

■「寂しさを未だ受け入れがたい」




ROLLYはスタッフアカウントのツイートを引用RTして訃報にコメントを寄せた。すかんちの奇抜なキャラクターや派手な衣装もあってか、「なくてはならぬトリックスター」と表現。圧倒的なライブパフォーマンスと高い音楽性を支えたメンバーの旅立ちに表舞台では明るい彼も「彼と演奏する事の出来ない寂しさを未だ受け入れがたいです」と悲しんだ。

14年に亡くなった小川文明さんに続き、バンドメンバーとの別れは2度目。早すぎる死を悲しみながらも「彼は永遠に皆の中で怪しい光を放ち続けるのです」とコメントした。


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■ボーカルも魅力だった


バンドではキーボードを担当していた田中さん。バンドの解散を待たず93年に脱退しているが、デビューから脱退までに発表している4枚のオリジナル・アルバムで「涙の」と付くタイトルの楽曲を作っており、一種のシリーズになっている。

ファースト・アルバム「恋のウルトラ大作戦」に収録された「涙の転校生」では、モータウンを彷彿とさせるビートを取り入れたポップソングでファンの心を鷲掴みにした。

また、自身でボーカルを取ることもあり、爽やかな少年のようなボーカルも印象に残っているというファンも少なくない。涙のシリーズ以外にも「星空のジュリエット」や「恋人はアンドロイド 」などポップ性の高い楽曲たちを作り上げ、バンドの個性を語る上で欠かせないものだ。

■再結成にも参加


96年にすかんちは解散するが、再結成には田中さんも参加した。13年の渋谷公会堂公演では「最後までやってるの俺やわ。誰もおらんようになっても、一人でもすかんちって」とMCを披露。冗談で言っていた可能性もあるが、不思議と誰よりもバンドを長く続けそうな気がしていた。それだけに今回の訃報は多くの人に衝撃を与えた。

すかんちの英雄・ドクター田中は別次元で永遠に続けようとしているのではないか。ただ亡くなっただけではないと思わせるところも、トリッキースターらしいシネマショーのラストシーンだった。

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(文/しらべぇ編集部・大山 雄也

当記事はしらべぇの提供記事です。

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