チュート徳井の悪質な税金逃れ、吉本興業の「専属エージェント契約」にも影響か

wezzy

2019/10/26 19:45


 23日、東京国税局に7年間で計1億3800万円の申告漏れを指摘されていたことが発覚したチュートリアルの徳井義実。さらに洋服代など私的な支出を経費として計上した2000万円の所得隠しも認定された。

徳井は2009年に代表をつとめる株式会社チューリップを設立していた。節税対策で個人事務所を立ち上げるタレントは多く、徳井も自然な流れでそうしたのだろう。しかし節税するためにはきちんと確定申告をする必要がある。徳井は、一度も定められた期限内に所得を税務申告していなかった。2011年から複数回にわたって国税局から無申告を指摘されており、期限を過ぎたあとで3年分をまとめて申告するという行為を繰り返していたことも発覚している。

申告漏れが発覚した23日深夜、徳井は緊急会見を開き、事実上の脱税行為について「故意ではない」としたうえで「私のだらしなさ、怠慢」によるものであったとし、謝罪した。追徴税額は約3400万円とみられ、すでに修正申告しているという。

しかし会見後もまだ騒動は広がっている。徳井が出演していた家電量販チェーン「エディオン」のCMは差し替えになり、NHKと日本テレビ、フジテレビは徳井のレギュラー出演番組について「対応を検討中」と発表した。現在、徳井は地上波やインターネット放送局などを併せて10本を超えるレギュラー番組を持っており、騒動の余波はさらに広がる可能性もある。

徳井からすれば、納税期限を守らなくとも最終的には支払っているのだから問題ないという程度の認識であったのかも知れない。3年ごとの納税でも同じだろうと考えていた可能性はある。しかしその認識が誤りであることは間違いなく、悪質と捉えられるのは当然だ。「だらしなさ」「怠慢」によって徳井は大きなツケを支払うことになりそうだ。
吉本「専属エージェント契約」で個人事務所の芸人は増える
 前述したように、タレントが芸能事務所に所属しながら、節税目的で個人事務所を立ち上げることは珍しくはない。吉本では、明石家さんまやココリコ田中直樹、極楽とんぼ加藤浩次などもそれぞれ個人事務所がある。マネジメントは吉本興業、お金まわりの管理は個人で、ということだ。日刊スポーツの24日付記事によると<吉本からのギャラ収入が2000万円を超えるくらい売れっ子になると、個人会社をつくる>とのことであり、一定数の芸人が独立しているとみられる。

しかし徳井の“驚くべきルーズさ”が明らかになり、吉本興業社内は戦々恐々としているだろう。他にこういう芸人が出ないとも限らない。おしりも吉本は今年8月、従来のマネジメント契約に加えて、タレントが個人でマネジメントを行う「専属エージェント契約」を導入したばかりだ。

「専属エージェント契約」は、今年6月に発覚した闇営業問題をめぐる騒動の影響で提案されたもので、10月13日にはその発案者である極楽とんぼの加藤浩次が、個人事務所「有限会社加藤タクシー」の存在を明かしたばかりだ。今後、専属エージェント契約を活用する芸人はさらに増えていくものと考えられる。

吉本興業は24日、徳井を謹慎させるかどうかについては<全然ない>と否定。そのうえで、従来のコンプライアンス研修だけでなく納税教育を取り入れるなど、所属芸人たちのコンプライアンス強化に努めるとの意向を示している。もっとも吉本にしてみれば、所属芸人6000人を“教育”し、そのケツさえ拭くとなると、世話が焼けてならないだろうが……。

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