公開直前!『超・少年探偵団NEO Beginning』ワタリ役・佐野岳さんに直撃!

2019年10月25日(金)より公開される『超・少年探偵団NEO Beginning』(新宿バルト9ほか全国順次公開)にあわせて、9月10日発売の『ハイパーホビーVOL.14』で掲載した、ワタリ役・佐野岳さんのインタビュー記事を再掲載します!
本作は江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズを原案に、高杉真宙さん演じる小林少年のひ孫が活躍する始まりの物語です。主人公の幼なじみであり兄貴的存在のワタリ役を演じた佐野岳さんに、ご本人の役柄や本作の魅力、高杉真宙さんとの共演についてお話を伺いました。



高杉真宙演じる主人公の小林少年のひ孫・小林芳狼(よしろう/高校2年生)は、堀田真由演じる明智小五郎のひ孫・明智小夜(さや/高校2年生)と、佐野岳演じるワタリ(高校3年生)とは幼なじみ。高校生活を送る芳狼の前に10年振りに怪人二十面相が現れる。子どもの頃に作った「ひみつ基地」での出来事がフラッシュバックする芳狼。幼なじみ3人を中心に、ミステリー同好会の面々も加わり謎が深まっていく中、宿命の扉が開かれる——!?
今回、怪人二十面相のデザインは元タツノコプロの天野喜孝がデザインし、声を神谷浩史が演じるほか、ミステリー同好会の顧問を佐藤二朗、芳狼の父親役を丸山智己という布陣になっている。監督は映画『ジョーカーゲーム脱出(エスケープ)』やTVドラマ『マメシバ一郎』シリーズの芦塚慎太郎がメガホンをとり、脚本は本作が実写初となるアニメ『Yes!プリキュア5』『レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル』などの赤尾でこが手掛けている。



——2年前に撮影されたということですが。

佐野 そうなんです。

——監督はオーディションの時点で佐野さんに決めたと。

佐野 打ち上げの時に、「実はもうオーディション会場に入った瞬間、僕は佐野くんに決めようと思ったんだよ」って言って下さって。理由を伺ったら、「オーラが違ったんだよねぇ」ということを言っていただいて。たぶん、今回の役柄的に年齢のこともあって、周りよりお兄さん的な、何か醸し出すものがあり、芳狼(演:高杉真宙)との関係やバディとしての空気感で選んでいただけたのかなと…。

——オーディション自体はワタリの役で受けたんですか。

佐野 ワタリの役も含めて、いろんな役を読みました。

——ちょうど撮影時、佐野さんは25歳ですよね?

佐野 はい、そうですね。ちょうど作品に入ってから25歳の誕生日を迎え、堀田真由(明智沙夜役)さんと一緒に祝っていただきました。現場で祝ってもらったのを覚えてます。

——高杉真宙さんとは『鎧武/ガイム』以来、久々の再共演ということでいかがでしたか?

佐野 当時は男の子の印象でしたが、すごい男らしくなっていて、顔つきや現場での居方など成長をすごく感じました。再共演ということで、お互い成長した姿を見せられたらとは思っていました。

——ワタリという役をどういう風に演じようと考えましたか。

佐野 芳狼とのバディというか、相棒役という所で、まったく別なキャラクター、人物像にしたかったので、敢えて髪も長くしてましたし、制服の着こなしとか、性格そのものも、何かガサツにしてみたりして臨みました。

——芦塚慎太郎監督のことで印象に残ってることはありますか。

佐野 オーディションで芳狼役を誰かに読ませてたときに、「『エヴァンゲリオン』のシンジくんみたいな感じで」とか言っていらしたので、今回のテイストとかも、監督の好きな要素がいっぱい詰まってるんだなと思っていました。

——結構、劇中にアニメが入ってきたり、気になるガジェットもいろいろ出てきて、「電人」とかも凝ってました。

佐野 はい、そういう意味でも面白いものが出ていて、ある種、特撮に通ずる部分は、何となく感じましたね。アクションとかもありましたし。

——後半のアクションは、ほぼ佐野さんですか?

佐野 全部、僕なんです。

——すごい!

佐野 仮面被ってるから、自分とわからない。仮面外してやりたかったなぁと(笑)。
でも今回始まりの編(「Beginning」)ということで、続編があるならまたそういうポイントでアクションがあれば嬉しいです。

——アクションでは佐野さんのほうから何かアイデアを出されたりしたんですか。

佐野 移動するときに「回転していいですか?」とか、アクロバットを入れられそうな所は、相談させていただいてましたね。

——なかなか仮面被ってアクションすることってないですよね。

佐野 ないですし、靴がすごく重たくて、やりづらかったのを覚えてます(笑)。ワークブーツなのでここに(靴裏を指して)鉄芯が入ってるんです。これでやるのかっていう、不安要素が。

——あれで飛んでたんですか?

佐野 そうです。

——そう聞くと尚更あそこのシーン、もうちょっと明るめで見たくなります。

佐野 そうですよね! 作品の一つのスパイスとして、見てくれたらうれしいなと思ってます。



◆いっぱいひみつ基地を持ってましたね!

——今回、江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズが原案になってますが、子どもの頃に読まれたことはありますか?

佐野 ないですが、知ってはいました。そんな大シリーズを、「超」とか「NEO」とかそういった文字が付いてやるということに多少のプレッシャーは感じてましたが、リスペクトを持って、さらにいいものを、新しい『少年探偵団』、みんなで作って行けたらと思ってました。

——劇中では「ひみつ基地」が出てきますが、子どもの頃に作ったりしました?

佐野 作ってました! 地元は森とか多かったので、木の枝いっぱい集めてきてツリーみたいなの作ったり、木の上に作ってみたりとか。

——すごい本格的な。

佐野 はい。枝を取り払って、上にちょっとだけスペース作って、「ここ基地にしようぜ!」とか。いっぱいひみつ基地を持ってましたね!

——1個じゃないんですね(笑)。

佐野 いくつかあって、今日は「あそこの基地に行こう!」とかやってました。

——小学生ぐらいですか?

佐野 保育園から小学校ぐらいまで、ずっとです(笑)。

——何で作ろうと思ったんですか?

佐野 自分たちだけの場所みたいな感じがすごい好きだったんです。そういった意味では、誰しもが持ってる子供心がくすぐられるような作品になってると思います。

——最後の方でワタリがタイトルを決めてくれるじゃないですか。

佐野 はい。「超、少年探偵団、NEO、活動開始だな」って言う。

——すごくいいなと思って。今回の『超・少年探偵団NEO』はちょっと大人向けで。

佐野 そうですよね。だから、ホントに幅広い世代に楽しんでいただけるんじゃないかなっていうのは感じました。ただ、少し恥ずかしかったですけどね。「活動開始だ~!」って(照笑)。

——観てる方はむしろワクワクしました。

佐野 ホントですか、良かったです。

——怪人二十面相のデザインを初めて見た印象はどうでしたか。

佐野 「おお~~!」って思いましたね。どうやって実写にするんだろうって思ってたので。本当に空想上の人物ですし、あまり想像できなかったのですが。ホントに細かい部分での美術だったりとか、すごい細工があって、そういった意味では世界観の土台となる大きな存在だなと感じました。

——デザインを元タツノコプロの天野喜孝さんがされていて。

佐野 そうなんですよ。本当に細かいところまで、それこそ指先まで細かくデザインされていて、すごい素敵な二十面相が出来たなって感じました。二十面相のビジュアルに監督がすごく拘ってたんですよね、確か一回撮影した後も、もう一回撮り直しに行ったりとかされたって聞きました。

◆大人の方とかはちょっと少年心とか少女心をくすぐられるような感覚に

——今回の高校3年生役は難しかったですか。

佐野 そもそも見た目的に大丈夫かなと思ったんですが、高杉くんいわく、「全然まだいける」ということだったので(照笑)、自信持ってお届けいたします。

——高校生活を思い出したりしました?

佐野 やっぱり思い出しましたね。皆で囲んで食事のシーンとか演じてたりすると、「うわ~懐かしい」とか思ったり、「ああ、あったなぁ、こういう時期」とか、すごい思いました(笑)。でも逆に、撮影以外とかだと自分が一番年上なので、引っ張るじゃないですけど、現場に居やすい環境であって欲しいなと思って、なるべくみんなとコミュニケーションを取るようにはしていました。

——『仮面ライダージオウ』に出ている押田岳さんも出演されてますね。

佐野 まだ『仮面ライダージオウ』が決まる前ですよね。

——まだ少年っぽい感じが。あとミステリー同好会の面々とか、魅力的な登場人物がいっぱい出て来ます。

佐野 みんなすごい魅力的なキャラクターで、不器用だけど謎解きが好きで、ゴールに向かって助け合いながら頑張っていくんです。そんな姿を見たら、「僕も頑張ろう」って思ってもらえる、そんな作品になっていると思います。

——撮影中、悩んだり大変だったことはありましたか。

佐野 悩むというか、ワタリとして、この作品でどうやって生きていこうか考えたときに、ワタリはワタリなりに変化していく芳狼を見ながら、芳狼を見ている視線だったりとか、心情とか、揺れ動く変化とかを、何か見せられたらというのは思いながら臨んでました。

——ワタリと芳狼の関係が段々変わって行きますよね。

佐野 作品の前半と後半で、お客さんの芳狼を見る目が違っていったりすると思うので、そういう変化とかに気をつけながら、繊細に演じたつもりです。

——最後に、これから見る本誌読者に向けて、ワタリとして、作品としての見所をお願い致します。

佐野 ワタリは、芳狼を見ながら、縁の下の力持ち的な立ち位置でみんなを支えるような兄貴的存在なので、その中でのワタリの変化や、芳狼との絆、少年探偵団の中での揺れ動きを楽しんでいただきたいです。また、アクション部分も見所の一つだと思います。友情あり、家族の絆あり、もちろんミステリーもあり、言ってしまえばヒーロー要素も入っています。幅広い世代の方に観て頂けるような作品になっていると思ってますし、観ながら子供心をくすぐられるような要素もあります。音響効果やCGなどの世界観もすごく魅力的な作品になっているので、ぜひ劇場で観て頂きたいです。

——ありがとうございました。

佐野 岳(さの・がく) Profile
1992年4月3日生まれ。 愛知県出身。 第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。2013年に『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で映画初出演・初主演。さらに同年『仮面ライダー鎧武/ガイム』にてテレビドラマ初主演。その後もドラマ・映画・舞台と活躍の場を広げ、2017年には大ヒットドラマ『陸王』に出演し話題となる。2018年には映画『ふたつの昨日と僕の未来』に主演した他、『honey』『となりの怪物くん』『純平、考え直せ』などの話題作に出演。本年もAmazonプライム・ビデオ『MAGI -天正遣欧少年使節-』、ドラマ『仮面同窓会』(東海テレビ・フジテレビ系)に出演。11月27日にNHK BSプレミアム『黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~』が放送予定。


<CAST>
高杉真宙
佐野岳 堀田真由
長村航希 板垣瑞生 前田旺志郎
石毛宏樹 篠原湊大 押田岳
神谷浩史(声の出演) /佐藤二朗/ 丸山智己

<STAFF>
原案:江戸川乱歩『少年探偵団』シリーズ
監督:芦塚慎太郎
脚本:赤尾でこ 芦塚慎太郎
音楽:丸山漠 (a crowd of rebellion)
主題歌:a crowd of rebellion『Calling』(Warner Music Japan Inc.)
製作:原田拓朗
企画プロデューサー:芦塚明子
プロデューサー:石塚清和 清家優輝 森角威之 
撮影監修:早坂伸(JSC)
照明:大庭郭基
録音:古谷正志
美術:松塚隆史
衣裳:村島恵子
ヘアメイク:清水美穂 
VFXプロデューサー:井上浩正
編集:江橋佑太 芦塚慎太郎
音響効果:赤澤勇二
キャスティング:渡邉直哉
助監督:丸谷ちひろ
制作担当:高橋浩一郎
怪人二十面相デザイン:天野喜孝
製作:PROJECT SBD-NEO
制作プロダクション:ファインエンターテイメント
VFXプロダクション:白組
宣伝:MUSA
配給:coyote
配給協力:アーク・フィルムズ

★公式サイト

ヘアメイク:菅野 綾香(ENISHI) 衣装協力/KINSELLA、suzuki takayuki スタイリスト:津野真吾(impiger)

撮影:真下 裕(Studio WINDS)

(C)2019 PROJECT SBD-NEO

当記事はアニメージュプラスの提供記事です。

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