iroha広報、サンシャイン水族館「性いっぱい展」へ 性の多様性に気付く

fumumu

2019/10/17 20:00


性なるガールズサロン

「iroha」は、女性の性についてまっすぐに考えてきたセルフプレジャー・アイテムのブランドです。

今の世の中では、「女性が性について話すなんておかしい」「セルフプレジャーをするのははしたない」そんな風に言われることも少なくありません。

ですが私たちは、セルフプレジャーは、寝る前にするパックやお風呂でするトリートメントのように、女性が日常的に行うセルフケアのひとつだととらえています。

この連載では、性にまつわるお悩み・書籍・イベントなどについてiroha広報の本井はると犬飼幸が様々な視点で語り、お届けします。より多くの女性が過ごしやすい毎日のヒントを得られるきっかけ作りが出来たらと考えています。

■新連載はココからお届け!


性いっぱい展

今回より開始したfumumuでの新連載「iroha広報の“性なる”ガールズサロン」。第1回目を担当します、iroha広報の犬飼幸(イヌカイサチ)です! 職場でのあだ名は「いぬいぬ」です。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、記念すべき初執筆記事。テーマは何にしよう…あまり固い内容でもつまらないし、かといって砕けすぎるのもなあ…そんな悩みを抱えながらいつものようにツイ廃と化していたところ、大好きTwitterにて気になる投稿を発見。

そこには、「性いっぱい展」の文字が。

普段から「性」に関するイベントを開催したり、製品を広げる施策を考えたりと、いつの間にか日々の生活に「性」が色濃く浸透している広報、犬飼。

「え…これは行くしかないのでは…?」そう思い立ち、共に連載を担当する広報・本井と共に「性いっぱい展」へ潜入。

何かとタブー視されがちな「性」にあえてフォーカスを当てている理由とはいったい何なのか…?

もしかしたら何かirohaに通ずるものがあるのでは? ということで、今回はその様子をご紹介したいと思います。


関連記事:iroha広報、性にまつわる職業を選んだワケ 伝えたい「女性の性」とは

■生き物たちの性は多様性でいっぱい!?


東京・池袋にある「サンシャイン水族館」にて夜間特別営業で実施される「性いっぱい展」(9月27日~11月4日)。

「生き物たちの性の多様性」をコンセプトに、普段なかなか見ることができない海の生き物たちの「性」に関するコンテンツを体験することができるイベントです。

最初に参加したのは、水族館の飼育員さんたちによる「性いっぱいトーク」。

イベント期間中、毎週金・土曜日 19:30~(約10分)で、飼育員さんならではの「海の生き物たちの性にまつわるトーク」を聞くことが出来ます。

この日も「珍しい方法で受精をする海の生き物」や、「オスメス両方の生殖機能を持つ海の生き物」など、普段の生活では知りえなかったおもしろ話を聞くことが出来ました。

性いっぱい展

トーク内でも語られていましたが、体の中にオスメス両方の生殖器を持つ生き物や、身体の大きさによって男女が入れ替わる生き物など、海の生き物の「性」は本当に多様性に満ちていました。

こういった事実を知れば知るほど、「男女」というくくりや「女性らしく・男性らしく」という価値観、考え方っていったい何なんだろう? なんて思ってしまいます。

最大のミッションである「子孫を残す」という目的を遂行するために、状況に応じて最適な生き方を選択していく海の生き物たち。
性いっぱい展(一体何が「体長の8倍」なのかはぜひトークで確認してください♡)
きっとその世界では、「女性らしく・男性らしく」を超えた、「生きる」ことに真剣に向き合った上に導き出された答えがあるのでしょう。

(確かによくよく考えてみると、「子孫を残す」ことを目的とした場合、自らの中で双方の役割を持てればそれ以上に効率的で安全な方法はないですよね…賢いかよ…)

きっと海の生き物たちにも苦しみや苦労はたくさんあるのだろうと思いますが、私たちももっと自分の想いのためにしがらみを捨て、もっと本能に従って生きていきたいなと思いました。(打倒! ストレス社会)

■あえて年齢制限を設けなかった理由


海の生き物たちの「性」についてたっぷりと知ることが出来るこのイベント。とても楽しいイベントではあるのですが…。やはり、気になるのが周りからの反応など。

普段から「性に関する情報」を伝えることの難しさと日々対峙しているiroha広報としては、「性」に関わる内容だからこその、周囲との摩擦やネガティブな反応もあったのでは…? と気になってしまいました。

そこで、イベント開催にあたりその経緯や狙いなどを、サンシャイン水族館・イベント企画担当の岸野さんに伺いました。
性いっぱい展(イベント企画担当:岸野さん)
――なぜ海の生き物の「性」にフォーカスしようと思ったんですか?

岸野:水族館スタッフの方とたくさん会話をする中で、人間とは違った生き物たちの性、例えば求愛行動や繁殖行動など、面白い話をたくさん知ることができました。海の生き物たちの性の世界は興味深いなと思ったので、多くの方に知ってほしいと思い企画しました。

――水族館は家族連れやお子さんに人気のスポットということで、あまり性に関するイメージがないのですが、開催にあたり周囲の方からの反応はいかがでしたか?

岸野:他の水族館さんから問い合わせを頂いたり、友人に話した際にも良い反応をもらうことができました。

――開催にあたり参考にされたイベントや展示などはありますか?

岸野:「生き物の性」を表現するにはどうしたらいいのかと考えたときに、色んな方から春画の話を聞きました。今回、F1層の方に楽しく性を語ってほしいなと思っていたので、ポップな感じで楽しく学んでもらうために逆転の発想で、少し春画を少し取り入れてみました。ちなみにイカの解説パネルに春画の要素が取り込まれています。
性いっぱい展(日本画風のタッチとネオンカラーが素敵ですね♥)
――20~30代女性がメインターゲットということで、この層を狙う理由はなんですか?

岸野:私の周りの女性たちが性の話にすごく興味を持っていて、こういう話題で盛り上がるのは男性よりも女性が多いイメージだったんです。だからこそ女性をメインターゲットにすれば、自ずと男性も一緒に来ていただけるかなという狙いもあります。

ぜひカップルで楽しんでもらえると嬉しいです。水族館って、「種の保存」のような部分にも力を入れていることを皆さんに分かっていただきたいですね。

このお話には本井と共に大きく頷いてしまいました。

確かに性に関する話は、意外と女性の方が積極的に明るく話してる場合が多かったりします。だからこそ、もっと女性がオープンに性の話を出来る環境が作れれば、男女関係なくよりカジュアルに、色んな人たちが性の話を出来るようになるのかなと感じています。

いやー、わかりみが深い…!

――小中学生も入場可とのことですが、こちらはどういった理由からでしょうか?

岸野:人間に例えてしまうから皆さん、エロいと思ってしまうかと思うんですが、やはり我々としては生き物の性に関して知識を持つことは損じゃないと思うんです。だからこそ、小中学校で勉強などをし始めた子供たちにも学んでほしいなと思い、入場を可能にしています。

――今後の展望はありますか?

岸野:たとえば18歳以上限定などにして、深くまで入り込んだ内容でパート2でもできたらいいなと個人的には思っています!

■聴いて見て触って楽しい! 海の生き物たちの“性事情”


お話を聞いた後は、実際に館内を散策。

普段よりも照明が落とされ、全体にピンクのライトやネオンが輝く観覧スペースは、いつもの水族館とは全く違ったアダルティーな空気が漂っていました。

性いっぱい展
性いっぱい展(お酒モチーフのオブジェには「SEI IPAAI」の文字が。普通に欲しい。会社に置きたい)

展示されている魚たちの知られざる性事情。中には正直「え? これ本当に大丈夫? ママさんパパさん回答に困らない? え?」と、こちらがドキドキしてしまうような展示もあり、ややヒヤヒヤ。
性いっぱい展(コウイカが仲間になりたそうな目でこちらを見ている図)

たとえばイカの一種である「コウイカ」。このコウイカは独特の求愛方法を行っているそうで、このテクニックは日常生活でも生かせるかもしれません…!
性いっぱい展(地方のお土産コーナーに売ってる剣のキーホルダーみたい…そういえば中学生の時、欲しかったな…)
水族館の人気者「タツノオトシゴ」は、今話題の「イクメン」の代名詞的存在となっているそう。

その理由を知ると「これぞ多様性ッッッ!」と思わず叫んでしまいます(あとこの写真、偶然撮れた写真なのですがむっちゃ絡み合ってますネ…)。

他にも、「おさわりBOX」や「のぞきBOX」という体験コーナーがあったり、診断マップがあったりと、盛りだくさんな内容でした。
性いっぱい展(このボックスの中に手を入れ、中身を当てます)
性いっぱい展(恐る恐るボックスに手を入れている犬飼の図。表情がガチすぎて「笑ってもらえる?」と怒られました)

■海の生き物たちから見た“性”、そして“多様性”


今回イベントに参加して一番感じたことは、イベントコンセプトにもあるように、「性とは多様性」なんだということ。

性別や固定観念に捕らわれず、目的のために進化を遂げ、生きてきた海の生き物たちを見ていると、小さな枠に囚われてしまっていた自分が少し恥ずかしくなりました。

サンシャイン水族館館長の丸山さんは、「生き物たちの性の世界は、私たちの性や生きることに関する考え方、そして行動をも変えうる多様性を持っています」とお話くださいました。

今、世界では、様々な性別の方や性的趣向を持った方をはじめ、宗教・国籍・人種などで差別を受けている方が多くいます。

それぞれ意見があるのだろうとは思いますが、差別で苦しむ人たちがいる一方で、こんなにも多様性に満ちた世界があるのだと思うと、一刻も早く差別がなくなり、一人一人が誰かをそして自分を、受け入れられる世の中になればいいなと思いました。

そして我々iroha広報としても、こういった形でより多くの人が性について語れるきっかけ作りができたらいいなと心から思いました。

こうやって探してみると、性に関するイベントや書籍・映画など数多くのものが世の中にはあるようです。

この連載では、こういった性にまつわる情報を、iroha広報目線で分かりやすく皆様にお届け出来ればと思っています。

次回もぜひ、お付き合いいただけると嬉しいです…♡

・合わせて読みたい→TENGA広報・SOD女性社員が明かす「女性の性」にスピードワゴンも驚愕

(文/fumumu編集部・iroha広報)

当記事はfumumuの提供記事です。

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