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イエモネ
みなさん「日本酒」ってどんなイメージをお持ちですか?
アルコール度数が高くて苦手、おじさん臭い、うんちくを語る人が多い……
なぜかはびこる「日本酒って難しい感」。
そんなネガティブなイメージを覆す、低アルコールでオシャレな新しい日本酒があるとしたら……?
日本酒とは思えないカラフルで洗練されたデザインのボトル……!
「REIJI(午前0時)」「SHICHIJI(夜7時)」など、全世界共通である「時間」をテーマに、それぞれの時間帯に飲みたくなるような個性豊かな味わいをコンセプトに造られたお酒。
それが「HINEMOS(ヒネモス)」です。
「日本酒をもっとシンプルに」という創業者の想いから誕生したこのお酒は、今業界内外でも注目を集めています。
HINEMOSを販売している株式会社RiceWineのCEO酒井優太氏は、元々IT企業に10年勤務。
その後、子供が産まれたことをきっかけに、日本の文化に貢献したいと起業。
すべての人が楽しめる多様性のある日本酒「終日(ひねもす)」の言葉を冠した日本酒ブランドを立ち上げました。
そんな勢いあふれる酒井CEOが目指すのは、
なんと「日本酒界のApple」。
これからの日本酒にはコンセプトが重要であるとのこと。
日本酒界のスティーブ・ジョブズが造った「HINEMOS」はどんな味わいがするのでしょうか……!?
今回、HINEMOSの6種ラインナップ誕生を記念し、新しい料理シーンを牽引するトップシェフ村田明彦氏(四谷三丁目「鈴なり」)と横江直紀氏(麻布十番「ラパルタメント ディ ナオキ」)との期間限定のペアリングフェアを開催。
今回のお披露目会は、二人のシェフによる料理の説明を聞きながら、それぞれのコース全6種類のうち3種類ずつを体験していきます!
村田シェフのお料理は目にも美味しく、和食の概念にとらわれない独創的なものばかり。一般的な和食ではあまり使われないような食材もふんだんに盛り込まれています。
美しいピンクのロゼ色をしたお酒「REIJI」は蜜のような甘みを持ち、まるでデザートワインのよう。アルコール度数5%なので、お酒が強くない人でも安心。
REIJIに合わせるお料理は、きぬた巻きをアレンジした2種のタルタル。食感を重視し、アクセントとして加えた刻んだアンディーブがポイントとのこと。
甘みの強いお酒に魚介類を合わせるのはちょっと意外でしたが、黄身酢の甘酸っぱさが繋ぎとなり、甘やかな帆立や鮪が驚くほど絶妙にお酒にマッチします!!
口当たりのよい甘味が優しく寄り添うにごり酒「HACHIJI」は、炊きたてのお米やフレッシュチーズのような香りと酸味があります。
どことなくマッコリに近いものを感じる……!
こちらはアルコール度数7%。
村田シェフは、マッコリと相性のいいキムチ、そしてにごり酒の発酵のニュアンスから、酸味が感じられる〆鯖と大葉酢のソースを合わせたそう。
なるほど、これまた甘みに対して酸味や辛味を合わせるという、対照的なもの同士の合わせ方……!
一般的に、日本酒と料理のペアリング(マリアージュ)は、酸味の強い料理には酸味の強いお酒を合わせる……というように、「似た者同士を合わせる」というのが定説になっています。
しかし、村田シェフの手法は、対照的な要素を合わせ、補完しあうことでそれぞれにない新しい味を生み出していました。
このペアリングは、両者が合わさることで新しい香味が生まれてなんとも楽しい!!
てるなりのペアリングメニュー最後はこちら!
こんがりと焼いたフォアグラに、貴腐ワインのような濃厚な味わいを感じる「JUJI」を合わせます。
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………………!!?
フォアグラの脂の旨味が、JUJIと合わさることでぐんぐん伸びる。
そこに蕎麦の実の香ばしさやコンソメ飴の甘みが加わり、なんとも官能的な余韻が楽しめます。
……和食と日本酒の概念を覆す、新しい世界が広がる!
個人的には、このペアリングが一番好きでした!
日本酒をマッコリや貴腐ワインに見立てられるような個性豊かなHINEMOSと、自由な発想の村田シェフのお料理のマリアージュが味わえる贅沢を噛み締めました。残り3種のメニューも気になります……!
さて、次は横江シェフのターンです!
「血がワインでできていると言ってもいいほど、ワインしか飲まない」と笑う横江シェフ。
いつもは酸味のあるワインにお料理を合わせることが多いため、今回も「酸」を意識して料理を考案されたそう。シックな色合いのお料理に、期待が高まります。
「SHICHIJI」はスパークリング日本酒。アルコール度数5%ととにかく飲みやすい……!
シュワっと爽快な発泡感があり、甘酸っぱい果実のような香りを持つこのお酒に合わせるのは、濃厚な白レバー。バルサミコ酢になる前のぶどう蜜である「モストコット」がかかっています。
さて、実食!
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……………!!!!!?
おお、これは!!
お酒のシュワっとした発泡感がレバーの重厚な味わいを軽やかにまとめつつ、お酒の甘みとレバー、モストコットの甘みが何層にも折り重なります。
ああ、幸せ……。
これぞマリアージュ……!!
NIJIは、深い夜を連想させるブルーのボトル。なんと、こちらのお料理はボトルの色合いからイメージを膨らませて考案されたそう!
秋刀魚はスモーキーな香りが心地よく、青魚特有の香りをキレのいいNIJIがスパッと切ってくれます。そこに、添えられている黒にんにくのソースの苦味や酸味が混ざり合い、複雑な余韻が生まれます。
あぁ……深夜2時にこんなペアリングが楽しめたら最高……!
旬の栗を贅沢に使ったリゾットは、「お酒の酸が少ない分、香ばしさをプラスした」と横江シェフ。なめらかな甘みと旨みを持つKUJIと合わせると、ゴルゴンゾーラの風味と香ばしさがグッと引き立ちます!
これだけで十分過ぎるほどのマリアージュなのですが、なんとこのお料理にはもう一つ仕掛けがあり……!?
!!!!!!!!?????????
ま、まさかの、
追いHINEMOS!!
(注:HINEMOSを追いかけてあとから注ぎ足すこと。)
アルコールを飛ばしたKUJIにリゾットにかけ、
「お茶漬け感覚で食べてください」とのこと。
旨みたっぷりの日本酒が出汁のように合わさり、ますますリゾットの風味が引き立つ……!!
こんな日本酒の楽しみ方があったとは……。
改めて、日本酒が持つポテンシャルの高さに気付かされます。
それにしても、シェフ!贅沢すぎます!!
(KUJI:6,800円 税抜)
驚き溢れるマリアージュの連続。あっという間の時間でした!
これまで、日本酒におけるペアリングは「料理に寄り添うペアリング」が主流と言われてきましたが、新時代の日本酒ブランドと気鋭のシェフのコラボレーションによって、次世代の日本酒ペアリングのあり方を垣間見たような気がします。
これぞ日本酒ペアリングの最前線なのではないでしょうか…!!
今回はそれぞれ3種類のペアリングを体験しましたが、実際はどちらの店舗も計6種類のペアリングが楽しめます。
また、「てるなり」はアラカルトでのペアリングメニューもあるそう。
まだまだ未知なる感動ペアリングが潜んでいるに違いない……!
期間限定のプレミアムなペアリングディナーは10月17日(木)~11月14日(木)まで!
今すぐご予約ください!!
<第一弾>
店舗:てるなり 新宿区舟町8-2 舟谷 舟町ビル1階 (TEL:03-6457-4358)
期間:10月17日(木)~10月31日(木)
内容:HINEMOSペアリングコース¥10,000円(税別)+サービス料
※単品料理でのペアリングメニューもございます。また、村田シェフが店主をつとめる姉妹店「鈴なり」では、フェア期間中、特別にHINEMOSデザートペアリングを提供しています。
<第二弾>
店舗:ラパルタメント ディ ナオキ 港区麻布十番 3-3-9 COMS AZABUJUBAN4階 (TEL:03-5765-7360)
公式HP
期間:11月1日(金)~11月14日(木)※ディナータイム限定コースになります
メニュー:HINEMOS×ラパルタメント ディ ナオキ コース¥17,500円(税別)
※日本酒HINEMOSとのペアリング以外の料理は、その日の仕入れ状況により変わります。