冷え性はなんと肥満の原因に…冷え対策を医師に聞く

女子SPA!

2019/10/16 15:45

 多くの女性が悩み続ける冷え……。かくいう筆者も、季節関係なく慢性的な冷えを感じています。

なぜ、こんなにも冷えるのか、『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)の著者、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に聞いてきました。

◆そもそも冷え性の原因って?

「まず、昔と比べて、動かなくなったことが大きいですね」と石原先生。「体温の約4割は筋肉の熱から。動かなければ筋力は低下していってしまい、冷えの原因となります。女性に冷え性が多いのも、その筋肉量が男性と比べて少ないからなんです」。

運動不足に悩まされる現代人は多いものですが、なんと60年前の日本人の平熱36度8分から、およそ1度も低下しているのだそう。

また、石原先生は、水分のとり過ぎから体に溜まった水も冷えの要因、と続けます。「水分をとるのはいいけれど、出さないとむくみになります。一見分からなくても、目の中、胃、鼻、実はあらゆるところに溜まっているんですよ。東洋医学では「水毒」という考え方があるほど。水はとり過ぎてもダメなんです」。

「水ダイエット」などもありますが、水を意識的に飲んでいる方は、飲むだけではなく、動いて出すことも心がけたいですね。そのほかにも、お風呂に入らずシャワーで済ませてしまう習慣も、体が芯から温まらなくなってしまうことに繋がり、エアコンによる寒暖差やストレスも冷え性の原因の1つなのだとか。

◆冷え性が悪化するとどうなるの?

石原先生曰く、冷え性が悪化すると、血流が悪くなり、あらゆる不調につながる可能性が……。肩こり・腰痛・頭痛・生理痛/生理不順・便秘・胃もたれや、疲れやすい・風邪をひきやすいなど、まさしく冷えは万病のもとですね。

「体温は、1度下がると代謝が12%落ちるといわれています。代謝が落ちれば太りやすくなり、肥満やたるみの原因に。つまりは、美容やダイエットにしても、血流をよくすることで効果を得やすくなりますよ」

体調、さらには美容にまで関わってくるとなれば、「まぁ、冷え性だから」と軽く考えないで、少しでも不調を感じたら対策を始めなければ! という気持ちになりますね。

では、一体どうすればいいのでしょうか? 石原先生が5つのポイントを教えてくれました。

◆冷え性対策①四六時中お腹は温める

腹巻は冬だけでなく、夏も使った方がベター。365日内臓を冷やさないようにしましょう。

◆冷え性対策②3分でもお風呂に入る

リラックスして眠れるようになりますし、シャワーだけとでは体の温まり方が違います。寝る前には、生姜入りの白湯がオススメです。

◆冷え性対策③1分でも運動する

最近スクワットなどが流行っていますが、1日30回など、1分程度からできる運動でもいいので、とにかく普段の生活+αで体を動かすことを意識しましょう。

◆冷え性対策④冷えない飲みもの・食べ物を選ぶ

冷えに悩む人は季節に関わらず、体を温めてくれるものをとりましょう。

ちなみに、お米、うどん、コーヒー、サラダ、甘いものなどの普段から食べがちな食品、実は漢方では体を冷やす食べ物、「陰性食品」。

ただ、「食べてはダメ」というのもストレスの原因ですので、そこにりんごやシナモン、にんじん・ごぼう・れんこんなどの根菜といった、漢方で体を温めると考えられている「陽性食品」を取り入れましょう。コーヒーであればシナモンをかけてみる、サラダもレタスをメインにしたものではなく、根菜サラダにするといいですよ。

◆「陽性食品」と「陰性食品」の見わけかた

<陽性食品>

・色が濃い(赤、黒、だいだいなど)

・塩けが強い

・水分が少なくかため

・寒い土地が原産地

・冬が旬

たとえば、

りんご、ごぼう、にんじん、れんこうん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、チーズ、海藻類、タラコ、鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、紅茶、黒豆など

<陰性食品>

・色が薄い(白、青、緑など)

・水分が多くやわらかい

・熱い土地が原産地

・夏が旬

たとえば、

バナナ、みかん、すいか、レタス、白菜、きゅうり、白砂糖、バター、マヨネーズ、白米、うどん、牛乳、豆乳、化学調味料、緑茶、コーヒー、清涼飲料水など

※『冷えをとれば女性の不調・病気は治る』(宝島社)より

◆冷え性対策⑤服は、下半身をとにかく温めて、上は調節できるものを

「おしゃれは我慢」と言ったりしますが、足首を出すファッションは冷えには大敵。「頭寒足熱」と言って、上半身は上着などで調節し、足元をとにかく温めるよう意識しましょう

いきなり5つ全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、冷えとは無縁の「発熱ボディ」を手に入れるべく、まずは湯船につかることから始めたいと思います。

<文/女子SPA!編集部、取材協力/イシハラクリニック副院長 石原新菜先生>

【石原新菜(いしはら にいな)先生】

1980年長崎県生まれ。医師・イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ講師。小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2006年帝京大学医学部を卒業後、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。『ゆる健康大全』(辰巳出版)、『体は冷えるから太る』(青萠堂)『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など著書多数。

【女子SPA!編集部】

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当記事は女子SPA!の提供記事です。

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