熱々の揚げ物を試食した男性 喉を火傷して窒息死(英)

熱々の料理を食べて口の中を軽く火傷したという経験をした人もいるだろうが、このほどイギリスから揚げ物料理を試食した後、喉を火傷して亡くなってしまった男性の一報が届いた。専門家は、火事で死亡した人に見られるケースと類似することを明かしている。『Fox News』『Manchester Evening News』などが伝えた。

英グレーター・マンチェスターのボルトンに住んでいたダレン・ヒッキーさん(Darren Hickey、51)は今年4月5日、ロイヤル・ボルトン病院で前日に食べたフィッシュケーキが原因で死亡した。彼の死因についてこのほど新たな報告があり、メディアが注目することとなった。

ダレンさんは亡くなる前日までウェディングプランナーとして働いており、4月4日にシェフから会場の料理に出すフィッシュケーキの試食を頼まれて口にした。イギリス定番料理であるフィッシュケーキとは魚の身を使ったコロッケのようなものだが、揚げたてを食べると口の中を火傷することは想像できるだろう。

そのフィッシュケーキをダレンさんが試食したところ、出来たてで熱々だったのか喉を火傷してしまったようだ。その後、痛みがひどくなったためランカシャー州のチョーリー病院(Chorley Hospital)の緊急治療病棟を訪れた。

ところがダレンさんの火傷は喉の奥深くにあり、特別な器具を用いなければ診ることができなかった。したがって病院では火傷が深刻な状態ということが発見できず、解熱鎮痛薬を処方し「痛みがひどくなった場合はまた来院するように」と伝えた。

そして帰宅したダレンさんは自宅で安静にしていたが、午後9時45分頃にダレンさんのパートナーであるニール・パーキンソンさんは、ダレンさんが息ができず苦しそうにしていることに気付いた。

ニールさんは当時のことを次のように語っている。

「彼の叫び声が聞こえたので、2階の寝室に慌てて向かったのです。彼は立ち上がって、息ができずに苦しそうに咳をしていました。彼の背中を叩きましたが、床に前のめりになって倒れてしまったのです。」

自分の手ではどうにもならないことに気付いたニールさんは、すぐに救急車を呼んだ。ダレンさんは到着した救急隊員に緊急処置を施され、ロイヤル・ボルトン病院へと搬送された。しかし彼は真夜中過ぎに病院で亡くなってしまったのだ。

のちに検視を行った病理学者のパトリック・ウォー医師(Dr Patrick Waugh)は、ダレンさんの死因についてこう述べた。

「食べた物が非常に熱かったため、彼は喉に火傷を起こしたようです。その痛みのため物を飲み込むことができず、喉頭が腫れたことで呼吸ができなくなり窒息したと思われます。」

さらに「このケースは基本的に火災で熱い煙や蒸気を吸い込み、気道を火傷する症状と類似しています」と話しており、非常に稀なケースとのことだ。

亡くなったダレンさんは7年前、脳卒中を患い病院で18か月を過ごすことを余儀なくされ、話すことや歩くことが難しい状態だった。しかし病を克服し職場に復帰したダレンさんはチャリティー活動に励み、脳卒中協会からは人々に勇気を与えるとして賞を授与されるような人望の厚い人だったそうだ。

画像は『Fox News 2019年10月10日付「Man died after ‘very hot’ fish cake burned his throat so badly he couldn’t breathe: report」(SWNS)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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