米Lifehacker編集者のSNS運用術|おすすめのツールやアクセスを増やすコツとは?


敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。

今回は米Lifehackerの舞台裏で活躍するソーシャルメディアの担当編集者ティム・マルカリン(Tim Mulkerin)さんの仕事術です。

居住地:ニューヨーク市

現在の職業:ライフハッカーのソーシャル・メディア担当エディター

現在のPC:MacBook Pro

現在の携帯端末:iPhone XS

仕事の仕方を一言で言うと:スポンジのように

米Lifehackerで働き始めた経緯と現在の仕事について


── まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?

私は、大学卒業から2、3年後に、メディア業界でキャリアをスタートしました。

大学では美術史を学び、大学院に進学することも考えましたが、勉強に燃え尽きたことにすぐに気づき働くことに。

それで、いくつかのこじんまりしたサイトに記事を寄稿し始め、結局Business Insiderでライターとしてインターンをする機会に恵まれました。

そこから、スタッフ・ライターとしてフルタイムの仕事に就き、その後ニュースメディア企業のMicのソーシャルエディターに(Micの冥福を祈ります)。

おもしろい話を1つご紹介します。

私のMicでの最終出勤日のことです(Micを退職して米Lifehackerに転職しました)。何人かの同僚がオフィスの近くのバーで送別会をしてくれていました。そのとき、BustleがMicを買収するという速報が流れ、その場の雰囲気が激変しました。

それから24時間もしないうちに、私の送別会にいた人たちは(私同様かなりの二日酔いだったはずですが)、全員解雇されました。

メディア業界の皆さん(そしてすべての働く人々に本気で言いますが)、職場に労働組合を作りましょう。

── 仕事の内容を教えてください

米LifehackerのTwitterFacebookInstagramYouTube(「いいね」と「登録」)に日々投稿される記事を管理しています。

投稿記事の共有テキストの執筆、必要に応じて画像のリフォーマット、Adobe PhotoshopとIllustratorを使って軽い画像の編集、笑えるミームの作成などもしていますが、一般的にネット上ではおどけて振る舞っています。

ほとんどの投稿はSocialFlowを使って処理しています。

これを使うと、たった1つのポータルで複数のアカウントに投稿できますし、その日のアクセス状況が他のサイトと比較してどうなのか一目で把握できます。

それから、日刊ニュースレターのレイアウトも編集していて、米Lifehackerの記事を第三者団体に売り込んで、アクセスを増やし新しい読者の獲得につながるようにしています。

時間があるときは、スターバックスのバリスタとしてとして働いた過去の経験を活かして、アプリでスタバの飲み物を注文する記事を書いたり、米Lifehackerがカバーしているトピックに関して専門家とQ&Aを作成したりしています。

オフィスと具体的な1日のスケジュールについて


── 仕事場はどんな感じですか?
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Image: Lifehacker US

高さを調整できるスタンディングデスクにデュアルモニターが置いてあります。

私は、ほとんどの時間は座って使っていますが、午後は身体がもじもじしだすので、少し立ち上がります。MacBook Proが右にあり、もう1つのモニターが左にあります。

2つのモニターの間に、とっておきの物があります。それは、メトロポリタン美術館のギフトショップで買った子どもっぽいラグマットです。

厳密にはマウスパットなのですが、マウスパットにすると使いにくいので、飲み物を置くコースターとして使っています。

デスクにある唯一の写真は、親友の愛犬Winnieの写真で、私はこの犬の名付け親でもあるんです。

──最近の1日の流れを教えてください

普段は、その日の地下鉄の状況によりますが、午前9時から9時半の間にオフィスに到着します。

その時間までには、記事が少なくとも1つはサイトに上がってきているはずなので、オフィスに着くとすぐに、その記事に関するTweetとFacebookの記事をスケジュールに入れます。

出社が遅れているときは、地下鉄に乗りながら、あるいは、タイムズ・スクケアの観光客やメガトロンの格好をしている人々をよけながら、この作業をします。

ラージサイズのアイスコーヒーを手にデスクに着くと、午前中はメールをチェックし、米Lifehackerが発信したTwitterをスクロールし、夜中に出てきたFacebookのコメントを調整。対処の必要があるほど酷いことが起こっていないか確認します。

偏見が強すぎる発言をする人や他の読者に嫌がらせをしている人を、Facebookのページから削除することが、気が滅入るほど頻繁にあります。

10時頃までに、私の本来の仕事に取りかかります。それは、さまざまなソーシャル・チャネルで米Lifehackerをプロモートすることです。

サイト上のどの記事についても、Tweetを2回ずつします(1回目は記事が公開されるとき、2回目はその日の夜です)。

1日に約20本の記事を公開しているので、かなり忙しくしています。すべての記事はプロモートする前に読んでおく必要があります。

記事には見出しには表れていない面白い点や引用がしばしばあって、それをTweetやFacebookのキャプションに使うと注目を集められることがあるからです。

動画チームがその日にサイトで何か公開するものがある場合は、ソーシャル・チャネル用のパッケージにするために少し時間をかけます。

それがないときは、TwitterとFacebookの投稿の合間に、長期的で緊急性の低いさまざまなプロジェクトに取り組みます。

また、ゴーカーメディア傘下にあるすべてのサイトは、ソーシャル・メディアでお互いの記事を共有できるので、他のソーシャル・エディターの皆さんとSlackのチャンネルを通して相手のサイトのフィードに適していると思う記事のリンクを終日シェアしあうことも。

12時になると、日刊ニュースレターをチェックして、自動的に掲載された記事のフォーマットがうまくいっているか確認します。

アルゴリズムの魔法が、リード記事になる投稿を必ずしも適切に選択しているとは限りません。それで、私が手を入れて、もう少し重みがありブランドに適した記事と交換することもあります。

これはソーシャル・メディアのチームにとって比較的新しいプロセスなので、実験して楽しんでいます。

最終的には、フォーマットを改良して読者の好みを把握するために、いくつかの異なる構成要素をテストしてふるいにかけます。

通常、最後の記事を夕方5時半か6時に公開するので、5時を少し回った頃にオフィスを退出して、ジムや帰宅する途中でその日の最後の投稿をスマホでスケジュールするようにしています。

私の場合、日没後は、夜遅く帰宅することほど気が滅入ることはないので、早めに出勤して早めに帰宅し、多少リモートワークができれば幸せです。

もちろん、オフィスを退出した後だいぶ時間が経ってからのTweetやFacebookの投稿を事前に予定しているので、通常はコメントやTwitterの内容を夜中に何度かチェックして、間違ったリンクを貼っていないか、タイプミスがないか確認します。

ミスがあると、読者が知らせてくれます。本当ですよ。

仕事で使っているツールやライフハックについて


── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?

ベーシック過ぎるかもしれませんが、AirDropで人生が変わりました。

──仕事場で採用しているプロセスで、興味深いもの、珍しいもの、こだわりがあるものがあれば教えてください
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Image: Lifehacker US

Tweetに使用する一般的なフォーマットには、共有テキスト、短縮リンク、ヘッダー画像があります。

画像をTweetするには、記事からいったんデスクトップに保存して、SocialFlowに適したサイズに変更してから、ドラッグしてSocialFlowに落とす必要があります。

そのため私のデスクトップには、「スープ」、「子供」、「ビバルディ」、「景品」、「お尻」、「大きなピクルス」などの名前で山ほど写真のストックが保存されています(こういうファイル名の方が、ライフハッカーのサイトがデフォルトでつけるファイルよりずっとファイルを探しやすいです)。

私は散らかっているのが嫌いなので、そういうファイルはまとめて削除します(日に記事20本ということは、週に約100画像削除している勘定になります)。

──ToDoはどうやってトラッキングしていますか?
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Image: Lifehacker US

公開するすべての記事を、特別なSlackチャンネルに投稿するボットがあります。

私がソーシャル・メディアにする投稿をスケジュールしているときは、「ラップトップに座っている金髪の少年の絵文字」でその投稿に「反応」すれば、そのタスクは「完了」したことがわかるようになっています。

とても洗練されたシステムです。

それから、Slackbotのリマインダーシステムも毎日使っています。「○○時に[タスク名]をリマインドして」とタイプするだけでいいんです。

たとえば、「水曜日の午前10時に採用面接のビデオを投稿することをリマインドして」という感じに使います。

もちろん、メモを書いた付箋も使っています。PCの画面の下の方に貼ってあって、太陽光で色あせている度合いの違いで、貼り付けてから経過した時間の長さがわかります。

オフタイムの過ごし方について


──どのように充電したり休憩していますか?

デスクの横にある大きな窓から、歩道を歩いている人たちを眺めるのが好きです。

天気が良いときは、近所を散歩したり、コーヒーショップで何か甘い物を買ったりします。

天気が悪いときは、楽しい動画ばかり集めたYouTubeを見たり、地下鉄のプラットフォームでロビンの曲を歌う人々のビデオを見ることにしています。

──今、何を読んでいますか? おすすめの本はありますか?

今は、Casey McQuiston著『Red, White and Royal Blue』を読んでいます。過去1年ぐらいの間に読んで気に入った本は次の通りです。

──お手製のプレイリストをシェアしてくれますか?

プレイリストを自分で作るのは上手くないので、友人のプレイリストやSpotifyの出来合いのプレイリストを使っています。

以下はその一部です。

──今日あなたがされたのと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

John Mulaneyさん(コメディアン)とAli Wongさん(女優)です。

──これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

CIAに務めているわけじゃないんだから、まず人間らしくあること。社員であることは二の次。

──挑戦中の課題はありますか?

マーク・ザッカーバーグを説得して彼そっくりのフィギュアをもらうこと。

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Image: Lifehacker US

Source: Twitter, Facebook, Instagram, YouTube, The Wall Street Journal, SocialFlow, GIPHY Capture, Emoji, TitleCase, Chartbeat, Noisli, Amazon(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8), Chill Tracks, Morning Classical, Songs That Make Gay, People Scream, The New Retro, POLLEN, Women of Pop

Tim Mulkerin – Lifehacker US[原文

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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