町家をリノベーションした宿屋「はる屋 ならまち」に泊まる

IGNITE

2019/10/10 21:00


「はる屋 ならまち」は100年以上前に建てられた町家をリノベーションし、現代的な設備と昔ながらの生活の名残りが混在する宿泊施設。



玄関から奥の坪庭まで、真直ぐに通路が続いている。町家の典型的な特徴の「通り庭」だ。

「通り庭」は、外部を内部に取り入れ、他者への思いやりや気遣いの余地を心の内に残している、伝統的な日本人の精神の象徴という。リノベーションの際、リフォームされてしまいがちな「通り庭」を「はる家」では、精神性を色濃く伝えるものとして大切に残しているそう。

母屋に入ると吹き抜けの土間に、ほんのわずかなスペースのフロントと座って談話できる共用スペースが設けられている。



共用スペースの前の昔は台所であっただろうかまどや井戸のある場所に、コーヒーや紅茶をセルフサービスでいただける用意が整う。



食堂はないが、電子レンジやトースター、冷蔵庫が用意されている。持ち込んだお弁当やパンを温めて食べたり、ならまちへ出かけて朝夕の食事を愉しむのも一興。

古い木製の家具を利用した「はる家の図書」が背面にあり、神社や寺、古典や伝統工芸の入門書、京都や奈良の古書店から集めた貴重な写真集まで揃う。



客室は蔵と母屋に、お手洗いと洗面付きの個室、洗面付きの個室(お手洗いなし)、お手洗い・洗面なしの個室などの個室が7室とリーズナブルなドミトリー(相部屋)が用意され、カップルや家族旅行、気軽な一人旅にも対応する。





1階にシャワールームと家族風呂があるが、海外からのゲストが多いためか、家族風呂に湯をためて入るのは筆者一行以外になかったようだ。



懐かしい模様のガラスの古い戸や、しっくい壁などが残る町家らしい趣がふんだんにあり、各国からのゲストが共用スペースで和やかに過ごす時間をほっこりと感じられる宿であった。

チェックインは16時から21時、チェックアウトは11時。スタッフの滞在は21時まで。

住所:奈良市南袋町31番地4

はる屋 ならまち:https://yado-haruya.com/naramachi

(小椚萌香)

当記事はIGNITEの提供記事です。

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