台風19号に向けて準備を… 「台風銀座」高知県の関係者に聞いた

しらべぇ

2019/10/10 15:40

(Rawpixel/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)
大型で猛烈な勢力の台風19号が、10月12日からの3連休に関東地方を直撃するおそれがある。

台風19号は、先月千葉県に上陸した台風15号と同程度の暴風が予想され、広範囲にわたって影響が及ぶ可能性が懸念されており、9日午後には気象庁が緊急記者会見を行なった。

各家庭で台風接近に備える必要があり、しらべぇ編集部では、台風上陸数で全国2位(1951年~2019年第12号まで/気象庁発表)の高知県に住む複数の県民に、具体的な台風対策について話を聞いた。

■上陸地点はとくに警戒


1934年には「昭和の三大台風」にも数えられる室戸台風で甚大な被害を受け、「台風銀座」とも呼ばれる高知県。高知市出身で今も市内に住む30代男性は、「とくに危険な台風な特徴」として、以下のポイントをあげる。

「まず、太平洋から直接高知に上陸しそうな台風はかなり警戒します。経験上、九州を通るとだいぶ弱まるので」


今回の台風19号は、それまでの経路としては小笠原諸島など島しょ部を除いて陸地を通過しておらず、上陸地点はとくに警戒が求められそうだ。


関連記事:25年ぶり、非常に強い台風21号が上陸か 各所で「ブラック対応」に悲鳴相次ぐ

■現役漁師「満潮時しか入れない避難港に」


また、漁業が盛んな高知県。県内の現役漁師に聞いたところ、気象条件を活かしつつも経験を活かした知恵があるという。

「高知県は漁業も盛んですが、大きな船は、川を少し遡ったところにある避難港に移動します。避難港に入れない船はロープで固定。


台風で波が荒れるとエビなどはよく獲れるのでギリギリまで漁をする漁師もいますが、波が高くなりすぎると網の回収ができなくなるので、天気予報と実際の風や波の様子を見ながら、過去の経験からいつまで漁ができるか、いつ船を避難させるかを判断しています」


■農業分野の情報発信も


また高知県では、農業分野でもきめ細かい情報発信を行なっている。前出の高知市在住男性によれば、

「栽培する作物によっては、収穫を早めたうえでわざとビニールハウスを破いて、台風後に新しいビニールを貼り替えるようにスケジュールを調整する農家さんもあるそうです。


行政機関からは、農作物や生育状況ごとに対策を一覧化した警戒情報をSNSやメルマガを通じて発信。慣れない新規就農者へのサポートもあります。前回の台風で被害を受けた千葉県でも、最近は同様の情報を発信しているようです」


また、高知県のダムの放水量制御の技術は全国でもかなり進んでおり、雨量予想をして事前放流で洪水を防ぐ対策をしているとのことだ。

■公的機関も注意呼びかけ


「今年最強」とされる台風19号については、内閣府政府広報オンラインツイッター(@gov_online)など、公的機関のツイッターアカウントでも注意を呼びかけている。



一般市民の対策として雨戸を閉める、飛ぶ物は片付ける、出歩かない、など当たり前のことを行うといった話もあった。緊急時だからこそ、落ち着いた行動を心がけたい。

・合わせて読みたい→ZOZO前澤社長、台風被害の千葉に「お役に立ちたい」 賞賛の声相次ぐ

(文/しらべぇ編集部・大山 雄也

当記事はしらべぇの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ