神戸・東須磨小、前代未聞な実態が次々発覚 「学級を潰したれ」

しらべぇ

2019/10/10 12:00

(paylessimages/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
神戸市の東須磨小学校で起きたパワハラ事案に関して、9日、仁王美貴校長(55)と神戸市教育委員会担当者2名が出席し会見が行われた。午後5時から行われ、4時間の長時間に及んだ。校長は時折涙を流しながら、新たな事実を淡々と語った。

■2017年からパワハラが…


現在学校を休んでいる20代の教諭が、2017年から加害教諭よりパワハラを受けていたことが判明。仁王校長は、2018年には教頭として勤務。

前校長には周りの教諭から幾度となく被害教諭が、暴言などを受けているという情報が寄せられていた。仁王校長が2018年に初めてこの学校に赴任したときに、職員室の異常な雰囲気を感じ取ったという。

加害教諭は30代~40代の男性教諭3名と女性教諭1名。ロール紙の芯で尻を叩く、足を踏む、暴言を吐く、被害教諭の車の上にあがり立つなどの器物損壊行為をした。

また女性教諭は児童に対して「(被害教諭の)学級を潰したれ。誰やねん。そんな奴は知らん」などと被害教諭の悪口を言っていたと訴えているという。

加害教諭の1人は、別の女性教諭に対してセクハラを行っていたが、前校長は指導を行わなかった。カレーの動画については、教委として、正確な事実確認がまだできていない。


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■児童にも暴言や体罰


加害女性教諭は、児童に対しても暴言や体罰を加えていたことが発覚。保護者から暴言の件を、直接女性教諭に問いただしたが「言っていない」と答えた。

また別の児童には、椅子を後ろに引き児童を倒し、頭を打つ被害を与える体罰を行っていた。この件は、10日に教委が、詳細な事情聴取を行うという。

そして、教委の聴取で、被害教諭の訴えを女性教諭は度々否定しているとのこと。また、学校側は家族との謝罪の場を設けたが、加害教諭は休みのため欠席し、被害教諭のみ出席。その際、家族から「謝罪の意思が感じられない」と指摘を受けていた。

さらに東須磨小では、前校長が加害教諭にパワハラを行っていたこともわかっており、「前代未聞校」の深刻な実態が次々に明らかに。

■何度も指導を受けていた加害教諭


加害教諭4人はいずれもこの学校の中心的な存在。2人は、生徒指導、児童に対するいじめ担当でもあった。そして、この教諭たちはパワハラを長期にわたって行っていたため、前校長、そして仁王校長から度々指導を受けていた。

「被害教諭が被害届をだせば、傷害罪になる」と仁王校長は指導。「2度とやりません」と言いながら、被害教諭に対しては、謝罪を一切しない状態だった。

そして、仁王校長は、傷害罪との認識はありながら、懲戒にはあたらないと誤った自己解釈をし、具体的なパワハラ内容を教委に伝えていなかった。また、教委は職員間のトラブルの認識はあったものの、具体的内容の聴取を行わずに、長期間放置。

■手紙や動画を今も提出


9月から休んでいる被害教諭は、自宅で体調が良いときに、被害内容をパソコンでまとめて、今も校長に訴え続けている。校長には、手紙、動画、写真が多数届いているという。被害教諭は、自分が受けた被害を正確に伝えることが、今できることだと考えているとのこと。

今後について、教委は、

「加害教諭を東須磨小の教壇に立たせることはない。『ほかの学校の教壇にも立たせるな、有給を使って加害教諭を休ませているのはおかしい』といった意見が多数届いている。被害教諭が刑事告訴するのであれば、教委としても同調する」


と述べた。会見の最後に仁王校長が、「一部マスコミが学校にやって来て、児童にインタビューをする。それを怖がっていて、保護者からも不安の声があがっている。是非その辺りを考慮してほしい」とのお願いで、長い長い会見が終わった。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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